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進角テスト [カブ改125(C50SN)]

せっかくだからと始めてしまったオーバーホール、終了後の簡単な確認だけで済ませるのはつまらない。

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このエンジンを運転させるだけだったら、バッテリーは必要なくCDIを接続するだけで良い。
何時でも使える様に動作は確認したいから、在庫になっているCD50のマフラーを引っ張り出し、CDIとサブガソリンタンクを接続して、何時ものテストベンチ?を組んだ。

放置されていたとは言え、普通に使っていたエンジンだし、内部も特に異常は無かった。
問題なく動くことが確認出来たら、それ以上やる事は他に無いな~それで終わりか。
つまらないじゃないか、何かに活用できないか・・・
そうだ、CDIの進角テストをちょっとやってみよう。

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ホンダの横型エンジン用CDIは、本家新電元のコピーから始まり、そのコピーのコピーが中華・台湾・東南アジアとごっちゃになり、訳が分からないくらい沢山ある。
しかし最近ではコピーの程度も良くなってきて、普通に使えるのも多い様だ。
さらにコピーのバージョンも色々で、基本的な固定進角はもとより、CD90コピーの可変進角タイプもある。
実際、自分が買ったミニモトのロンシン125のオマケには、雑多な周辺部品と共に可変進角CDIが付いていた。
固定タイプとの違いはその筐体が大きいくらいで、価格は大して違わないから見分けにくいかも知れない。

その味を占めた訳ではないが、たまたま筐体の大きなCDIが¥699なのを見つけたので、これはもしやとポッチってCD50に付けてみた。
プラシーボと言うか「気がする」で何となく付けているけど、実際どうよ?を確かめてみたくなった。

エンジンをただ回すだけであれば、スロットルストップスクリューの操作で十分なのだが、レーシングも出来るようにスロットルワイヤー・・・タイラップで作った・・・を付けておいた。

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タイミングライトを使うのでバッテリーも必要だ、じゃあレギュレーターも付けておこう。
そうだ、エンジン回転数も分かった方が良いな、じゃあタコメーターも付けておこう。

で、またまた、なんちゃってテストベンチが出来た(笑)

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テストするのは次の4種類。
まずは基準となるカブのノーマル、次にやや筐体の大きなCD50のノーマル、その次は更に筐体が大きな中華?激安品、最後はロンシンのオマケ中華?

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ホンダの大型バイクみたいなネーミングだが、れっきとした中華タイミングライトである。
たぶん他には使い道が無いから、こんな激安品で十分遊べると思う。

さあ、楽しいテストだ!



カスタマーレビューに違わず何とも暗いストロボなので、ちょっとビンボー臭いが段ボールで覆いながらの撮影になった。
しかも中華仕様?なのか、6000rpmで発光を止めるようだ。
まあ、それくらいでも使えたけど。

そしてCDIの性能は思った通り、ロンシンのオマケCDIはちゃんと進角していた。
と言っても、いわゆる実用進角で、始動性重視・CD90タイプであった。
あー、なかなか面白かった。

えっ、それで終わり?大当たりとか、別物とか、自信ありげに書いてなかった?
えー期待した激安中華は・・・そんな事も有る・・・

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完全オーバーホール(3) [カブ改125(C50SN)]

今回のオーバーホールも終盤に差し掛かったけれど、残ったのは一番楽しい腰上だ。

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最近youtubeのバイクレストア関係を見ていて、凄いな―と思うのは東南アジア系のショップだ。
いや、ショップだろうとは思うのだけど、その手法が豪快と言うか日本では個人でもやらない程。
まず分解からして荒っぽいし、最後の仕上げも同様に近いのだ。
しかし一応、商品らしくなっているからまた凄い。細かい日本人は、まず買わないだろうけど。

かなり数をこなしていると思われる職人・・・もう整備士と言うより職人だね、その彼らを真似してみようかなと思ったのが、バルブコッターの脱着方法だ。
まず平らな場所にウエスを広げその上にシリンダーを置き、ソケットのコマをバルブスプリングリテーナーにあてがい、コン!と一発ハンマーで叩くと・・・コッターが簡単に外れる。
自分の場合、コッターが飛び散らない様に、マグネット付きプラグレンチを使った。

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御覧の通り、自分でも驚くほど簡単にこうなる。いや良い、かもね。
理屈を考えると当然なのだが、あまり優しく思えない・・・日本人だけかなー。

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そんなのも有り、あっという間にバラバラだ。
後はひたすら清掃だけど、酷く固着したガスケットを少しでもふやかすため、しばらくガソリンに漬けておこう。

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その間にちょっとオイルポンプの動作確認をしてみるのだ。
一応動画なんか撮ってみた。こんな利用の仕方でも良いのかな。

それはともかく、手動でキックアームの操作なら、オイルの排出はこれ位で妥当みたいだね。

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エンジンがオイルまみれだった元凶、外部とのインターフェースであるカウンターシャフト・キックスタータースピンドル・ギアーシフトスピンドル、これらのシール類はすべて交換だ。

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そしてバルブ、一通り綺麗にしたけれどやっぱりシート面が気に入らない。
今回は軽症なので、いきなり細目コンパウンドを使って摺り合わせだ。

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何時もの注射器で灯油を注ぎながら、シート面の状態を繰り返し確認した。
こんな感じかな、漏れは全く無くなったし。

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もちろんステムシールも交換だ。

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バルブコッターの装着だけど、これも上記の東南アジアの職人は、ソケットのコマで一発なんだよね。
一応動画で理解はしているが、まあ出来ると思うが・・・やらない。
これくらいは普通にね、だってこっちの方が楽しいから(笑)

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全てを組み付け、スタンドに据え直した。
このエンジンは、カブのレッグシールド内に収まるのだから、外見にはあまり拘らず。
だけど最初から見れば、見違えるほど綺麗になった。

さあつぎは楽しい始動テストだ。
ただ、それだけでは面白くないから、幾つかのCDIの進角違いを確認してみる予定。

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完全オーバーホール(2) [カブ改125(C50SN)]

引き続きエンジンの分解作業なのだが、クランクケースを割るまでもう少しだ。

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ジェネレーター(左)側がある程度終わったので、クラッチ(右)側の分解に移ろう。
これからは駆動系の重量物が多く複雑になるから、作業面が上を向くようにセットし直した。

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オイルがあまり交換されていなかったらしく、スラッジが結構多めなのでやっぱり開腹して良かった。
ただ肝心な個所、例えばクラッチセンターガイド等も、オドメーター通りの感じだ。
カブのエンジンは2万キロ程度の使用じゃまだまだこれから、全く問題ない。

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そして分解もいよいよ佳境に入る。クランクケース割りだ。
相変わらずキチャナイが問題個所は見受けられない。

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分解が終わったら後は地道な清掃作業だが、これが一番手間も時間もかかる。
スラッジが酷いケース関係はまずガソリンで粗方綺麗にしたら、やや軽症なパーツと共にパーツクリーナーでガンガン吹き流す。

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サッパリして気持ちが良い!
ただパーツクリーナーで油っけは全て飛んでいるから、むき出しの鉄部はあっという間に錆び出してくる。
なので新しいエンジンオイルを塗りながら、手早く組み立てに入るのだ。

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たまーーーには、デジタルトルクレンチなんか使ってみる。
これ、結構楽しいから、作業が進まなくなるのだけれど・・・
せっかくプラグレンチから作ったSSTも、久しぶりの出番だ。

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そしてまたひっくり返したら、ジェネレーター部を組み付ける。
これでいわゆる”腰下”の終了だ。

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あーまたまた頑固なガスケット剥がしが待っている。
でも次は、みんな大好き!シリンダーヘッドなのだ。

しかし今回のオーバーホールって、何事も無く地味な作業の連続だな~
心のどこかで、何かを期待しているのだけど。

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完全オーバーホール(1) [カブ改125(C50SN)]

ロンシン125に主役を奪われたノーマルの50ccエンジン、外したまんまで放っておいたけどちょっと引っ張り出してみた。
ああ、やっぱりキチャナイな~でも何だか不憫になって来たぞ・・・

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我が家に来てからほんの少し動かしただけ、ただ調子自体はそれほど悪くなかった。
もちろん、放置されていたのだから、それなりのメンテをしなければ、普通にならないだろうけど。
今の所特に使う予定は無いのだが、やっぱりエンジン馬鹿としては、ちゃんと動くようにしておきたい。
時節柄時間は有るから、この際完全に分解して、納得するまで復活させよう。
エンジンが動いているのを、ただ見ているだけでも何故か楽しいのだ。

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触るのもばっちいからまずは水洗いだ。
どうせ全バラするのだから、簡単に養生し後は気楽に洗剤でゴシゴシ。

うん、これ位だったら良いね。

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やっぱり最初は、みんな大好き!キャブレターからだね。
そして期待通り、ゴミが沢山(笑)

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ただ今回のは酷い固着とかは無く、ほぼあっさりと分解できたので、サッと灯油で洗ったらラップをかけてキャブクリーナに一晩漬けておこう。

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もうお決まりだけど、次はヘッドカバーをオープンだ。
良いぞ良いぞ、楽しそうだ。特にパッキン剥がしが^^;

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見慣れた風景が続く。

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ただ自分の場合は、この段階で必ずシリンダースタッドボルトを外してしまう。
このボルトを付けたままで作業を進めるのをよく見かけるが、邪魔じゃないのかな。
特にパッキン剥がしは、格段にやり易くなるのに。

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このカブは放置車両の常で、とにかく全体的に汚かったけど、オイルまみれのエンジンは特にバッチかったなぁ
でも車体は全バラしてみて、深刻な傷みは全く無かったし、錆も思ったほど深くなかった。
だからレストアと言うほどの手間はかけなくても、そこそこ綺麗に仕上がったと思う。

そしてエンジン、メーターは22247kmを表示していたが、バラす程に信憑性が増してきた。
特に問題が有る個所は見当たらないし、更に嬉しいのは水っ気が全く無い事だ。
エンジンに水が浸入していたら、何かと面倒な場合が多いからね。

オイルが漏れ出ていただけならば、それ程の苦労は無いと思う。
思いつく限りのシール交換で、復活できるだろうから。
そして更に、全バラへと邁進するのであった。いや楽しいね。

ーつづくー

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籠(県)の中の鳥 [FZX750(3XF)]

今日の陽気、バイク乗りには自粛が骨身にこたえるなぁ。

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緊急事態宣言が解除されていない埼玉県民としては、接触を出来るだけ避ける様にすれば、走っても良いかなと。だって朝からピーカンだもの。
FZX750を軽く磨きつつそう企み始め、再びPCの前に戻り地図でルートを練り始める。

直ぐに上(高速)に乗ってしまおう、そして下には降りないで戻って来る。
そうするとこれかな~一応県内で完結するし。
ハハハ^^; 圏央道はもしかして初めてだ。
なんて一応苦肉のルートを決めたのだった。だけど半日もかからない感じだけど・・・

外環・川口西IC→関越→圏央道→東北道・浦和IC

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桶川北本IC - 白岡菖蒲IC間が開通したのは、確かまだ5年ほど前だったと思う。
これでやっと新湘南バイパスから東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道までが繋がったのだけど、最後まで残った曰く付きの区間だ。
地主がごねにごねて、その理由が「栗の木を守る」じゃなかったかな・・・最後は行政代執行で切られたとか。

それはともかく、トイレが我慢できなくなり、ピカピカの菖蒲PAに立ち寄った。
内外回りを集約し広々とした開放的な造りだ。
だけど、同じ県内に居ながら知らなかったな~圏央道って既存の主要道路等を、上がったり下がったりで避けながらが多い、珍しく控えめな高速道路なんだね。
こんな時でなければ、使う機会が無かった。

のんびり走って約2時間の行程を終了し、自宅でトリップメーターを確認してみる。
へー、それでも110kmあるんだね。
鳥の様にやや狭い中を、くるっと回ってきた初夏の日であった。

あっ、大泉JCTで練馬をちょこっとだけ

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中華CDIとLED [CD50改原二(CD50S)]

CD50のCDIはカブのよりも筐体が大きいので、てっきり可変進角回路が入っていると思っていた。
しかし7,000rpmを超えると回転上昇が鈍くなり、9,000でほぼ頭打ち、後は惰性で9,500くらい。
リミッターがどうなのかは分からないが。

だけど、せっかくエンジンがまだ回りそうなのに、なんか勿体ないなーと。
ウチの6Vモンキーなんか、あっさりと10,000rpmを超えるからね。
CDIを変えてみようかな。

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カブのノーマルCDIと比べれば、明らかに一回り大きなCD50のそれは、サイドスタンド回路やコネクターの関係で大きくなったのかも。
CDIの筐体サイズで内部回路を語るのは適切でないけれど、実際、可変(自動)進角するCD90の筐体はかなり大きい。
定評のある、CD90のCDIを入手すれば簡単・確実・無難なのだ、けど・・・
しかし面白さは全く無い。
天邪鬼で中華大好き変人としては、やっぱり中華の宝庫アマゾンを徘徊するのであった。

商品画像と能書きを頼りに選ぶポイントは以下

1.コネクターを基準にして、大きいのにする
2.進角云々の説明は、とりあえず気にしない
3.出来るだけ100cc以上に対応を謳っている
4.安い

1.はそのままで、大きければ内部回路もそれなりだろうと。
3.について。
50ccだと分かり難いが、単気筒の125や150ccだと固定進角は危険ですらある。
早期着火のキックバック、いわゆるケッチンが。
足が痛いのはもちろんだし、中華エンジンだとヘタをすると壊れるからだ。
それで中華エンジンではキックの注意点として、「中途半端に止めないで、強く踏み抜くように」って書いてある。
だから、幾ら中華CDIとは言え、150cc対応って書くからには、進角が付いているよね。
くらいの感じだけど。
4.は、ダメモトで遊ぶのだから、失敗しても笑顔で諦めるため。

ロンシン125で実験したのだが、カブのノーマル固定進角CDIはマジ危険だった。
キックは失敗するとケッチンが凄まじいし、セルはワンウエイローラー辺りで壊れそうな金属音がする。
所が、オマケで付いてた怪しいCDIだと、呆気なく始動するし、スムーズに回転上昇するのだ。
そんなのが有って、これでイケるんじゃないかな、でこんなのを買ってみた。
ただ中華の価格変動って激しいね、自分の場合は¥699だったけど。

ピンアサインに関してはやっぱり全く同じ、サイドスタンド回路は入ってなかった。

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ただ、コネクターが違っていた。
ノーマルは昔ながらの110型だけど、中華は生意気にも防水の HM090タイプなんか使ってる。
車体のノーマルコネクターだと、直に接続できないのだ。
なのでこんなのとかをぶった切るか、このコネクターだったらそのまま使えそう。
しかしこれもまた面白くない、実験の自由度も無いし。

で、やっぱり作ったのだ、オスメスの端子を使って。この先も色々と使えそうなので。
中華CDIにはサイドスタンド回路が入っていないから、6本作る必要は無いのだけれど、ついでだから作っておこう。

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これさえ作っておけば後は簡単、同じ並び通りに接続すればOK牧場だ。
ただ配線は適当な線材で作ったから、実際の配線色とは違うけどね。

肝心のCDIは・・・大当たりだ。
始動は楽になったかな?程度だが、回転の伸びが別物になった。
楽々で10,000rpmを超える。タコメーターより耳タコに注意だね。
排気量がノーマルの50ccなので、実走では助走にそれなりが必要だけど。

ちなみに、もう200km程走ったけれど、今の所全く問題なしだ。
これで本決まりだと思ったら、前述のコネクターで専用の変換を作ろう。

結論:比較的大きなCDIは、まずCD90のコピーだから、結果としてほぼ可変進角タイプ。
流石の中華だって、何でも固定進角は使わない。危ないから。

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次にヘッドライトも解決したい、付属していたのは怪しい35/35W電球だから。
案の定情けない程に暗いが、買う前からの予想通りだ。
即H4のLEDに換える予定だったから、別に構わないけど。

このLEDはFZX750に付けてみてビックリ!今までの中華とは大違いで、カットラインがくっきりと出ていた。
しかも交流OKだからコイツを使ってみよう。

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ヘッドライトの商品説明通りH4が素直に付いたし、LEDもCD50のヘッドライト用交流で一応大丈夫だった。
しかしアイドリングでチラチラするのは仕方ないが、ある程度の回転から再びチラチラと安定しない。
うーん、何故だろう、原因はLED?それともCD50の交流レギュレート?。

えーい、整流してしまえ。適当なブリッジとコンデンサーが見つかったし。
使ったのは具体的に 1000V10Aのブリッジダイオードと、35V2200μFの電解コンデンサ、共に秋月電子通商で100円強程度だったと思う。
買ったのは確か4・5年前だから、今は分からないけど。

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今回はヘッドライトだけ全波整流するので、整流した後の直流については、マイナスを車体アースとは無関係にして、直接H4カプラーに繋いだ。
文章にすると伝えにくいけど、実際はこんな感じになる。
ブリッジには+と-を記入して、配線色も実車に合わせてみたけれど、分かるかな・・・
後はハーネステープ(別名:梨地テープ)でぐるぐる巻きして、ライトハウジングに押し込んだ。

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やっぱり全波整流して正解だ。
アイドリングでは電圧が安定しないからチラつくけど、2000rpm以上になればピタッと収まる。

それよりなにより、カットラインがクッキリと出るのが嬉しい。
上の画像で、弱々しいポジションランプでも、ちゃんと写っているのがその証だ。
光が乱雑に出ているとこんな感じに写らない。
更に
この位置(カットライン)よりカメラを下げれば、もうポジションランプがどうのこうのではない。
LEDの光で真っ白だから。ちゃんと集中しているね。

今回は成功の連打でやや説明が長く・・・えっ?そもそも外したら書かないだろうって?
そりゃそうかも、だけどさ

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白ボケしたサイドカバー [CD50改原二(CD50S)]

樹脂製のパーツは錆びないから良いけど、無塗装の部分は段々白ボケしてくるよね。

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オークションなんかで使われる姑息な手段は、エンジンオイルを塗りたくって出品写真を撮ったりするらしいけど、それは例外として、シリコンスプレーを吹き付けると一時的に艶が復活する。
あくまでも一時的であって、せいぜい持って一月かな。
他には、バーナーで表面を焼く(薄く熔かす)のも有るが、スクーターのステップボードみたいな艶消しだったらまだしも、今回の様な最初は艶々の樹脂を、まだらにせず仕上げるのはなかなか難しい。
後は薬品を使ったり・・・要するに、紫外線等で荒れた表面をとりあえず何とかしようとする方法だ。

根本的に解決するには、荒れた表面を削り取れば良いのだが、均一に仕上げるのが大変だ。
しかも相手は熱に弱い樹脂だから、ちょっとでもやり過ぎると悲惨なことになる。
ステンレスにバフ掛けみたいに電動工具を使うと、摩擦熱で簡単に溶けるからね。

でも折角綺麗にしてきたのだから、この白ボケしたサイドカバーも何とかしたい。

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目立たない箇所で色々と実験してみたが、この組み合わせが一番無難だった。
時間はかかるけど、大きな失敗は無さそうだし。

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まず邪魔になるエンブレムを外してしまおう。
スキャナーに乗る大きさなので、現在の位置をカラーコピーしておいた。

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サイドカバーからエンブレムを剥がし取るには、隙間に釣り糸を入れて鋸刃を引く様にすると簡単だ。

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ポリッシャーで磨いたのを未施工と比べて見るが、比べると確かに悪くない。
悪くは無いけど・・・中々均一に仕上がらなくて、どうしてもまだらに・・・
いい加減疲れてきた、まだもう一つあるのに。

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フェンダーやタンクと同様に今回も使ったワックスは、元々鏡面光沢仕上げを目的としているから、コンパウンドと言うより入っているのはセラミックの超微粒子だ。
今回のように樹脂を一皮むく目的には、ポリッシャーを使っても非常にまどろっこい。
その分失敗し難いのだけど、もうこの辺で勘弁してねって感じ。

後は何時もの艶消しクリアで誤魔化そう。
最終手段は純正色塗装なのだけど。

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最初の画像と比べたら、見違えるようになった、と思う、思いたい。
まだらはクリアで目立たなくなったし。

でも、ポリッシャーが入り難かった箇所は、残った白ボケが浮いて・・・
あー見えない、気にしない

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やっと安心 [サンバー(LE-TT2)]

何時もバイクばかりであまり乗らないけど、長尺ものやバイクの運搬には絶対の軽トラ。
思いつく限り直したのでほぼ問題は無くなり、久しぶりに出動させても絶好調。
なのだけれど・・・

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好調故に忘れかける心配事が一つあって、それは訳の分からないタイミングベルトだ。
73,000kmと110,000kmで2回もタイミングベルトを交換したらしい交換記録シールと、それにしてはツルツルで何の文字も無い(消えた?)ベルト表面の状態、だけど肝心のベルト内側は特に異常がない感じだった。
その時は「まあいいや、そのうち」で済ませていたが。

タイミングベルト自体はずいぶん前に買ってあるが、バイクを弄りだすとすっかり忘れてしまう。
うーん、たまには車も弄り・・・あっ!ベルトの交換忘れてた!
そんな訳でまずエンジンカバーを外すのだ。何かと都合が良いし明かりが入るし。

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ジャッキアップ→リジットラック→インパクトでタイヤを外す。
久しぶりの作業だけど楽しい。
 
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リアショックとカバーを外したら、インパクトでクランクプーリーを外す。
やっぱり身体が覚えているなー 特に考えなくても手が動く。

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本当にあちこちオイル漏れだらけだったサンバー君だけど、ここで見渡す範囲は完全に止まってる。

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特に下回りは悲惨だったな~何処から手を付けようか最初は途方に暮れたっけ。
現在でも完全とは言えないが、雲泥の差になったのは確かだ。

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感慨深くなっている場合ではない、今回の目的であるタイミングベルトを外した。
もう何度もやった作業なので、それこそアッと なのだが。

しかしこうして、三ツ星ベルトとワケ分からんベルトを比べると、もう何だかなーである、やっぱり。

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三ツ星ベルトにはちゃんと合いマークが付いているし、何より装着していて適度な手応えが返ってくる。

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分解前に印したマーキングまで、インパクトでダダっと締めたらホッ・・・
これで自分が納得していない箇所が無くなり、やっと安心だ。

もしかして余計なことをしているのかも知れない、でも趣味なのだから気が済むまで。
安心はプライスレス!←大げさ

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リアバッグサポート [CD50改原二(CD50S)]

シングルシートと荷台を取り払い、カフェ風の中華シートを何とか付けたのは良いのだけれど、当然積載性が悪くなってしまった。
シートの後端が盛り上がっているので余計・・・

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しかも一人乗り用のカフェシートだから、ノーマルのシングルシート+荷台が占めていたスペースに長さとしては及ばないので、見えてなかった部分が見えている。
まぁ、気にしなければ良いのだけど、気になりだすとどうにかしたくなる質なのだ。

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そう言えば余っている小ぶりのバッグが有ったな、それをここに付ければ正に一石二鳥ぢゃないか!
リアバッグサポートを作ろう。

と言う訳でまたしても工作が始まった。いや、我ながら好きだね。

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荷台を外したのでそれ用のボルトはただ刺してあるだけだし、リアフェンダーを固定しているボルトと併用すればイイ感じに付けられそうだ。
それで常備してあるフラットバー25x3mmを使い、穴を開けたのと曲げたのを溶接しよう。

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この買い換えたインバーター式溶接機は、半自動と手棒が簡単に切り替え出来るし、何よりアークが非常に安定しているので大活躍だ。
手棒はまずΦ2.5mmを買ったのだが、溶接の電流を絞っても安定性に変化は無いので、薄物用にΦ2.0mmも揃えてしまった。

これ位の工作には細い方の手棒が使い易い。

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左右のサポートを連結溶接したら、後は削ってバリを取って完成だ。

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仕上げは何時ものミッチャクロン+シャーシブラック、黒に黒は分かり難いな。

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ウエストバッグは便利なのだけど、どうも腰に装着して走るのが好きでないから、それを入れるこれ位のリアバッグは丁度良い。
+飲み物だったらまだ入るし、それ以上の必要が出てきたら、ウエストバッグを本来の腰に移せばOKだ。

50cc原付の日帰りミニツーリングには、程良い積載性が確保できたので、早速国道122号線を北上してみた。
「お家で過ごそう」に我慢できなくなり、放たれたようなバイクが結構走っている。
自分もそのうちの一人なのだが・・・

しかし、そうは言っても県境まで来たら、「ここまでだな」と引き返すのであった。

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グラブバー製作 [FZX750(3XF)]

毎年恒例とはいかないまでも、大体GW明けにタンデムで走りに行っていた。
バイクもその都度変えていたけど、今年はちょっと不評なFZX750の番になりそう。
こういったご時世だから今年はどうなるか分からないが。

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何故不評かと言うと、パッセンジャーが身体を支えるために持つところがほぼ無いから。
もちろんシートバンドは付いているが、ほとんど実用にならないくせに、シートを外す際はまずそのバントを外さなければならない。
コイツが実に面倒で、バンドはフレームに半固定してあるし、とっても外しにくいときた。
なので車検の時以外は外しっぱなしだ。

上の画像はEU仕様のFZXなのだけど、立派なグラブバーが最初からついている。
アルミのごっついのが。
一時期このグラブバーがヤフオクで大量に取引されていて、当然ピクッとしたのだが・・・
どうも形が好きになれないし、あまりにも立派過ぎると言うか大げさと言うか、で見送っていたが。

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バイクを支えつつバックさせる時も有った方が良いし、自分がリアシートに座る事を思えばグラブバーは間違いなく便利だ。
それで前々から付けたいと思っていたし、かと言って輸出仕様のは前述の通りなのだ。
そうなるとやっぱり自分で作るしかない。幸い出かけ難いから時間は有るし。

だいたいグラブバーは、丸パイプを曲げ加工してあるのが殆どだ。
FZXのEU向けみたいなアルミ製の過ぎるほど立派なのは、やっぱりあちらの人の使い勝手に合わせてあるんだね。
だからパイプから作るのだけど、曲げ加工が問題だ。道具が無いから出来ないし。

じゃあ、最初から曲がっている90度エルボを使って、溶接で繋ぎながら形にしていこう。

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パイプなら何故か転がっている。1/2B(15A)SGP-W、ガス管ってヤツが。
それと新たに溶接式管継手(黒)90°ロングエルボ 15Aを2個と、テキトーなバーエンドを用意した。

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FZXのシート下にはあらかじめ、EU仕様グラブバーを付ける為のM10ボルトが有る。
だからもちろん、これで固定しよう。

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まず最初に、エルボを適当な長さに切ったパイプに溶接しておく。
そして車体には、何時もの余り物で作ったフラットバーをボルト止めし、それに両側同じものをバイスプライヤーでクランプする。
この状態でバランスや握り具合を確かめて、一番後ろのパイプ長さを決めるのだ。

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本当は定盤が欲しいのだけど、そんなのは無い。
代わりにフラットな御影石の平板を使うのだ。ね、これも捨てないで良かったでしょ。

針金ハンガーで角度治具を作り、曲げ具合を調整しながら、開き気味のコの字型グラブバーにした。
エンド部は多少角度を付けたかったけれど、まっ、これくらいで仕方ないかな。

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そして出来たグラブバーを、車体に付いているフラットバーに仮付けだ。
スパッターが飛び散るので、車体を濡らしたGパンなどで入念に養生してから。

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一旦全体を車体から外してバリッと本付け、これで形としてはグラブバーが出来た。

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塗装をして完成!      ではないんだよね。
無かったものが、シートの合わせ目から出現したのだから・・・
当たり前じゃん!

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このままではシートが閉まらない、この事は以前知っていたがやっと思い出した。
それでシートの表皮をめくると、ちゃんとEU向けグラブバー用の切り欠きが有った。
と言うか、日本仕様のために、切り欠き部をリベット止めで塞いであるんだね。

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リベットを外して塞ぎ板を取り去ると、自分で作ったグラブバー以上に逃げの凹みが出てくるので、ここはサンダーで干渉部を削り取る事にした。

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今度は大丈夫だぞー ちゃんとシートが閉まるぞー

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そして再度仕上げ塗装をしたのだが、やっぱり素人最強!耐熱塗料の焼き付けだ。
今回はデカいので、何時もの燻製器には入らない。

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だから電熱器に乗せ、更に段ボール箱をすっぽりと被せるのだ。
もちろん燻製器用の温度計で監視しながら。

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こんなテキトー燻製器?でも、一応庫内温度は燻製器以上に確保できる。
【180℃程度の熱が20~30分以上かからないと完全硬化しません】と耐熱スプレーの能書きにあるからね。

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他の作業をしながら時々庫内?の状況を確認するのだけれど、あの独特な耐熱塗料の焼ける匂いが充満している。
マフラーが焼ける、あの匂いが。

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今度こそ本当に完成だ。
仕上げにブルーアルマイトのバーエンドキャップなんか付けてみた。

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今回は当初の予定よりめちゃくちゃ時間がかかったのだけど、出来てしまえば素人感が漂う単なるコの字パイプ、かな。
でもね、使い勝手はとっても良い感じだよ。
パイプは厚肉のガス管だし、フラットバーも6mm厚を使ったし、強度的にもガッチリだ。

しかし思いもよらない騒動で、せっかく作ったグラブバーの出番は何時になるのやら。
と言うか、絶対に使う機会が戻って来る筈と、作ったのだ。

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