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骨折していた [カブ改125(C50SN)]

青天の霹靂はそうそう当てはまる表現では無いけれど、今回ばかりはこの通りと思う。
バイクで走っていて、バイクに激突されたのだから。

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それは月曜の通勤途中だった。
もう少しで職場に付くなと思っていた幹線道路は、何時ものようにやや渋滞していて、進んだかと思うとまたノロノロ状態、を繰り返している。
この時の具体的な自分の位置は、画像のA・ミニバンとB・普通車に挟まれる格好に有った。
そしてしばらくこの状態で移動している時に突然、奇声を上げつつ横転したスクーターが私のバイクの横っ腹に激突、微かに覚えているのは私の斜め後方に跳ね返って行くそれの姿だった。
私の移動速度はほぼ歩く(その後の事情聴取で5km/h)程度だったので、反射的に出した左足で踏ん張ったため転倒はしなかった。
その後、右足つま先に襲ってきた激痛で、悶絶しながら必死にその態勢を維持する事数分。
ようやく右足を地に降ろし、何とか左足でサイドスタンドをかけバイクを自立させた。
バイクに腰掛け、冷静さを多少取り戻し右足を見ると、靴のつま先部分が大きくめくれ上がっていた。
恐る恐る靴を脱いでみると、靴下が真っ赤に染まっているではないか。
それも段々と広がている・・・自分の足に異変を認め、ズキズキとした激痛に耐える。
とにかく歩けそうも無いので、スクーターの運転者に救急と警察に連絡を託した。

先に到着した救急車の中で靴下を脱ぐと、右足の人差し指(第2趾)の爪が剥がれていた。
その後警察官が到着し車中で色々と聞かれ、搬送先の救急病院で診察していただく。
【診断書】病名:右足第二趾末節骨骨折、右足挫創
あー、骨まで折れていたのね・・・痛い筈だよ~

横転したスクーターのフロントタイヤが、私の右足を下からえぐる様に激突した感じだ。
右折を急いでいたスクーターが、AのミニバンとBの普通車の間を、ここぞとばかりに突進したら、運悪く?私のバイクが居た。感じなのだろうね。
私にしてみれば、まさかスクーターに・・・青天の霹靂。

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それ以外の被害についてだけど、真横からピンポイントで激突したため、カブのレッグシールドに欠けと割れが認められる程度。
要するに上記と自分の右足で、スクーターを跳ね返した事になる。
とにかく生爪が剥がれるのは激痛で、その昔、拷問の手段に使われたのが良く分かった。

事故の責任はほぼスクーター側なのは勿論だが、痛い思い・3日毎の通院・その他面倒な諸々の数々、ある日突然普通の生活が一変した。
それでなくても障害が有る右足に、更なる痛みの種が出来てしまったので、事故後2週間経った今でも恐る恐る歩ける程度なのだ。
色々とやりたい事が有るし、梅雨明けしたらバイクに乗りたいし、だけど歩くだけで痛い。
まあ、この程度で済んで良かったと、ポジティブに過ごすしかないか、な・・・

トホホ

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快足は衰えず [アドレスV125G(K7)]

カブ改が参入したので出番は減ったけど、ほぼ通勤専用としてアドレスは頼りになるヤツだ。

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しかし最近は信号待ちなどで、オイルの香ばしい匂いがしてくるようになってきた。
ファンカバーに兆候は有ったのだが、ほったらかしにしていたらとうとう・・・なのだ。

何時もバイクばかり弄っているくせに、何たる体たらく、走りに問題は無いけどこのままにはしておけないよね。お恥ずかしい限り

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09283-22033 を換えれば復活すると思う。

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ちっぽけな¥1,000程度のシールなのだけど、その交換となるとちょっと面倒だ。
まずオイルが滲んだファンカバーを取り去りたいのだが、普通の状態ではクリアランスが殆ど無い。
ネットの情報ではリアショックを外し、フレームを持ち上げれば作業スペースが確保できるらしい。

やってみた。足場単管でつっかえ棒して。
Viva(万歳)インターネット!

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強制空冷のクーリングファン出現、そのホルダー、そしてシールが埋め込まれている、目的のクランクシャフトRカバー出現・・・いやー予想以上にオイルが漏れていたのね。

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パーツクリーナーで綺麗にしていたけど、きりがないし隠れてしまう箇所だしもういいや!
ただクーリングファンホルダーのシールが接触する部分は、ちょっと光っているだけで問題になるような摩耗は無さそうだ。

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新旧のシールを比べて見れば一目瞭然、ここまですり減ればそりゃ漏れるよね。
新しい方は色は違うし形状も異なるが、一応対策品らしい。

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ファンホルダーのスプラインは一か所だけ大きく凹しているので、軸の凸と嵌め合いズレる事は無い。
なので分解する直前に、ナットと合いマークを入れておいた。
それ程のトルクで締まっていなかったから良いけど、一応ね。

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全てを戻して試乗してきたが異常なし、元々走行は全く問題なかったのも有って。
漏れが止まったかは暫く様子見、しかしリアショックも・・・だなー

快足は衰えずだけど、年式による疲れが漂う。
自分はただ衰え・・・(笑)

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分解の始まり [CB250RSZ(MC02)]

CB250RSZを完全復活させる第一歩、状態確認をしながらの楽しい分解だ。

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まずは軽ーくジャブを、エアクリーナー。
ここを見るとブローバイの程度から、エンジンの疲労状態などが分かるのだけど、この時代はそんな環境に対する配慮なんてものは無い。
ブリーザーパイプで大気吹きっぱなしは、恐らく最後くらいの年式だと思う。
タイプとしては乾式に対しての湿式だけど、やはりエレメントであるウレタンフォームは粉々に分解していて、残ったのは跡形くらいだ。
でも部品が出なくなり困る乾式より、どうにでもなる湿式の方が余程好都合だね。

ただいつも思うのは、吸い込まれたウレタンはちゃんと燃えたのだろうか、と。

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市販車のエアクリーナーボックスは例外なく大きい。
スペース的に厳しいバイクであっても出来るだけ容積を確保するのは、それがとっても重要だから。
このバイクよりさらに古いと違ってくるが。

197~80年代は日本製バイクが世界を圧倒していく世代であって、それは製品としてのバイクの完成度を飛躍的に向上させたから。
よく言われる4気筒・DOHC・ディスクブレーキは勿論だけど、電装類や補器類など地味に思えがちな個所にも、製品力を高めるため必須なきめ細やかさを、Made in Japanが遺憾なく発揮された。

だから安易なパワーフィルター化はしたくないの・・・
               先に進まないからこの辺で。

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この頃のヘッドライトケース内は、今や絶滅危惧種であるギボシとコネクターが混在している。しかもコネクターはまだ防水対策など無い。
ただ自分のような素人のバイク好きには、弄り易いし配線を追い易いのは間違いない。

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そんなこんなであっという間にスケルトン、後はエンジンを降ろすだけだが・・・

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このままではチョット重そうだ、頭でっかちだし。
出来るだけ無理はしたくないのもあるが、何より早く核心部を見てみたい。

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ロッカーアームなどが詰ったシリンダーヘッドカバーは、ヘッドとはガスケット無しの液体パッキンで密着されている。
古いW3(650RS)なんかではもちろんガスケットを挟んでいたが、ただそれはタペットクリアランスを不安定にしがちだ。
ガスケットはマクロ視点で見れば緩衝材みたいなもの、要するに厚みが変化しやすいので安定性が乏しい。

RSZの様なガスケット無しのほぼメタルタッチは、表面機械加工精度を高めるためのアルミ鋳造技術次第なので、地味に見えるがいわゆる先進技術なのだ。
ただそれを実現させるためにも、この限られた面に、M6ボルト十数本で細かく締結されている。

なんて言いながら2本折っているのだが・・・だって熱と金属疲労で・・・

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あーあ、どうするよ、掴み代なんて無いじゃん。
まっ最悪でも、なんとかヘリサートが入りそうだから良しとしよう。楽しそうだな~

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ペントルーフが良く分かるピストンと4バルブヘッド、ど真ん中のプラグが良いね。
この状態からしても9000km強の走行距離は、ほぼ間違いなく思える。

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バランサーウエイトが見えるRクランクケースカバー内も、大したスラッジが認められない。
状態は悪くないと思う。
まだオイルフィルターは無くてスクリーンのみだった時代、まるでカブのケース内を見ている様だ。

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ここまで来るとエンジン自体を強度部材として使用する、ダイヤモンドフレームの形状が良く分かる。
と言うか、この時代はとってもシンプルで分かり易い、もうエンジンも容易く降ろせるだろう。

また専用のエンジンスタンドでも作ろうかなーとか、フロントフォークのボトムケースはバフ仕上げかなーとか、アルミリムはスポークは・・・眺めているだけで妄想がとめどなく湧いてくるのだ。


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反則金を払うなら [CD50改原二(CD50S)]

かなり久しぶりの純原付なのだが、50ccと言う公道を走れるミニマムさが逆に新鮮になっていた。
当初の予定では、直ぐにでも二種化の予定だったけれど・・・

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軽々と回るエンジンを10,000rpmまで引っ張って、パワーを絞り出すように車速を伸ばすのが面白い。
せいぜい4ps弱程度なのに、頑張っているな~と。
また郊外をトコトコと、のんびり走るのも実に楽しい。

しかし今更、
最高速度30km/hや二段階右折は身の危険を感じる場合が多々あり、迷惑をかけない様にと走れば、今度は取締に怯えながらになってしまう。
幾らビジネス原付でも、流れに任せて走っていれば、20km/hオーバーなんて普通だ。
いけないんだけど。

でもさー、20km以上の速度超過だと、反則金は10,000円なんだよね。
そん時ぼーっと密林を見ていたら、こんなボアアップキットが7,000円弱で買えちゃうんだ。
身の危険と神経のすり減りから解放されよう、背に腹は代えられない。
なにより、反則金を払う位だったら、よほど良いもんね。

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台湾製のキットなのだが、値段の割にクオリティはかなり良いと思う。
ピストンに少々バリがある程度で、それらを除去できれば問題なく使えそうだ。

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付属していたサークリップは、珍しい形状だけどとっても使い易い。
これが一般的になって欲しいな。

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ついこの前オーバーホールしたのはヘッドまで、シリンダーを外すのは初めてのCD50だ。
なのでこの状態までサクサク進んだのだが、ヘッドとシリンダー間のノックピンがどうしても外れない。

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もう意地である。ほっといてピンだけ別に用意すれば良いのだが。
何時かはまたこのシリンダーも使うかもと、とにかく最終的には力業なのだ。
何とか外れるには外れたのだけれど、御覧の通り多角形ピンになってしまった。

それはともかく、新しいシリンダーにも必要なノックピンだから、ライコランドまでカブ改でひとっ走りだ。
一個売りが有って助かるけど、多分ガソリン代の方が高くついている。

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よくもまあこんなに小さなピストンで、人を乗せたバイクを走らせるものだ。
今までご苦労様と言いたくなる。

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ノーマルのピストンはΦ39mmで、今度の80cc用はΦ50mmだ。比べれば大きいな~
シリンダースタッドボルトの間から落ちないし。

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このエンジンの分解・組み立て情報は、嫌と言うほど有るのであっさりと終わりに。

既にもう組み上がっているけど、換えたのはシリンダーだけ、もちろんキャブもそのまま。
でもアルミのシリンダーが新鮮だ。

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一発始動とは言わないが、かなり足応えが出たキック5回であっさり始動した。
ただ、今まで気にならなかったケッチンが、結構な反発を感じる様になったから、そのうちCDIを換えようと思う。

そして扇風機で風を送りながら、暫し初期ならし。

黄色ナンバーも付けたし、早速走らせてみよう
おっ、なかなかのトルクじゃないか。しかし、無理して引っ張っても惰性で回っているだけ。
そうだよね、キャブはノーマルだもの。
でもね、反則金を払う位なら、で、ボアアップしただけだから、これで良いのだ。
晴れてCD50改原二になったのだし。

と言いつつ密林で、キャブやスプロケットを・・・


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タイムカプセル [CB250RSZ(MC02)]

何気にオークションを眺めている時、たまたま程度の良いバイクが売り切りだと危険だ。

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バイクとの出会いって面白い。
欲しい欲しいと探していても、なかなか自分のラインと合わなく、何時しか所有欲が失せてくる。
今回は250ccのマルチを長い事探していたのだけど、どうもしっくりとする出品に出会えない。
そんな時、1000円スタート売り切りだったのがコイツだ。

CB250RSZは初めて新車で買ったバイクで、北海道を一か月走り回ったのだが、もう燃費が無茶苦茶良かった。特に省エネを意識しなくても、滅多に40km/lを割らなかったなぁ
地元でもソロで同好会でと走り回ったが、とにかく峠が楽しいバイクで、下りではナナハンも追い回せたっけ。

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そんな懐古をしつつ経緯を眺めていたが、えっ、そんな程度なの、じゃあ・・・ポチ。
ハハハ^^;何時もの祝福『おめでとうございます!! あなたが落札しました』なのだ。
そして考えるのは言い訳なんだけど、「これ、車検が無いんだよ!」   かな

一応エンジンは掛るしこんな感じの車体だから、自走もできなくは無さそうだけど、じっくりと仕上げてから乗りたい。なので何時ものサンバー君に出動願った。
早速着地させて各部を点検して行こう。

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よくぞここまでのコンディションを保ってくれたね、オーバーかも知れないがタイムカプセルから出てきた様だ。
ただ、そうは言っても40年前のバイクだ、オークションサイトの小さな画像では分かり難かったけど。

唯一の改造かと思われるのが、キジマのオイルクーラーだ。

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フロントフォークのインナーチューブに多少の点錆びは有るけれど、肝心の摺動部は大丈夫の様だ。

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ここは一応鍵付きだけど、本当に小物入れだったなー

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フェンダーだけはそれほど日焼けしていないのに、惜しい!
位置的にブレーキフルードを、大量に垂らして気が付かなかったのかも。

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タンクも所々に細かな塗装の痛みや凹みが有るけれど、これは転倒してフォークがめり込んだのかも。
フレームやフォークの修復は綺麗にしている様だ。

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シートの張替えなんか何時でもどうぞ、だ。

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前のオーナーは、管理がしっかりした業者オークションから買ったので、まず間違いなく実走行だと主張していたが、どうかな。

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ディスクローターを見る限り、ほぼそうかも知れない。

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スプロケットからもね。

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これ位のオイル漏れ・・・滲みかな、は、全然OKだ。
ただエキゾーストのスタッドボルトが大変な事になっている。

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この頃のホンダはアルミの鋳造技術を誇る様に、シリンダーヘッドとそのカバーの間にガスケットは使っていない。液状ガスケットだけでシールさせている。それも全く分からない程度に。
改めて、40年前のバイクだよ。

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もうアルミにクリア仕上げは、古くなるとまずこうなるね。
クリアを剥離してから、じっくりと研磨しようかな。

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CB250RSはオフ車であるXL250のエンジンを、ロードスポーツ向けにブラッシュアップして専用フレームに載せた、『ヒラリ俊足 モダンシングル』がウリのバイクだ。
更に各部を見直してセルを付けたのが、末尾にZを配したCB250RSZ。
更に更に、何たら記念でRまで書き足した、CB250RSZ-Rに自分はまんまとやられてしまった。
それが1981年の事、あーもうズイブン月日は過ぎ・・・なんて感傷はすぐに忘れ、早くもどこまでバラそうかと考えるのである。

まず、お約束のパーツリストを入手して調べまくるが、やっぱり殆どが廃盤なんだよね。
うーんと思いながら、またオクを彷徨っていたら、ガスケットセットが有るじゃないか!

決まった、もうとことんまでやる。

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スタンドを使い易く [CD50改原二(CD50S)]

サイドスタンドを払い出そうとする足が空を切る、センタースタンドをかける時グリップが無い。
ちょっとした不便を解消しておこう。

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リサイクルと言うか、「何時までそんなモン残しておくの!」、叱咤に応えてと言うか、とにかく当てもないまま長期保存してある、普通だったら所謂廃材の有効活用だ。

無理やり感が無いでも無いが・・・

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まずサイドスタンドには、ミラーステーのミラーが付く頭の部分、玉状の箇所を利用だ。

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切断したらこんな感じに溶接する。

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乗車した体勢でも確認し易いし、かかとで払い出す時も非常に引っ掛けやすくなった。

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CD50のノーマルシートは、ベースが鋼板製でしっかりしているから、センタースタンドを踏み出す際に車体を持ち上げ易かった。
また荷台も有ったからこっちも同様だった。
が、現在は両方とも出来ない。
荷台を取り払いヘナヘナの中華シートを付けたから、ようやく体重を支えているだけで車体を持ち上げるなんてもってのほかだ。

なのでアシストグリップを付けよう。

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いや便利だ。この位置がベストかなと。

どうだ!けっこう片付いただろう!
「・・・・・・」冷ややかな視線のみ

やぶ蛇だった様だ。

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