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ステッカーチューン [CBR1000F(SC21)]

車体に色々と貼るのは好みじゃなく、出来るだけ外観はシンプルな方が良い。

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先日、東北道の蓮田SAで声をかけられた。
「いやー懐かしいですね。CBRを見るのは何十年かぶりですよ。私は昔NSRに・・・」
CBR云々は語り掛ける切っ掛けであり、その後の武勇伝を話したいのが主なのは明らかなのだ。
もちろん自分も主文を聞くのは楽しいし、しばらく同年代のバイク談話で盛り上がる。

ただふと、
「所でこのCBRは750です・・か?」
ほーら来た、またいつものパターンが。
その頃は珍しい逆車だし、外見は見分けがつき難いし、なによりカウルには何も書いていない。
シンプルが好きもそこそこにして、ステッカーチューンでもしようかな・・・うん、ちょっと違うか。

なのでこんな、CBRに続く1000Fステッカーをネットでオーダーメイドした。

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ただコイツがとっても高かったかし、限りあるオリジナル品を一発で決められる様に、あらかじめ画像加工して考えてみた。
サイドかなリアが良いかな・・・と。

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リアのこの辺りに貼ろうと決めたら、型紙を作って微調整してみた。
遠くから眺め様子を確認しながら。

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位置が決まったら型紙を基準にして、マスキングテープを上側と左側に貼る。

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そしたらいよいよステッカーを持ってきて、マスキングテープに倣いテープで位置決め。

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後はスキージで擦りながら、気泡が入らないよう注意して。
この辺の手順は、ネットで嫌と言うほど情報が有るからこれ位で。

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ただ慎重に作業したつもりでも、角度を変えて凝視すると結構気泡が有るのだ。
針で突いて丹念に空気を抜いていく・・・ある程度でもういいや!なのだけど。

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遠目では結構うまくいったと自己満足なのだが、危惧していた色調はやっぱり違和感が残る。
屋外で見ればまた違うかも・・・

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かえって、より浮いている、ああチョッと失敗かも。
既存のCBRやHONDAと合わせたかったのだが、なかなか難しいなー

でもまあ、見た目で訴える当初の目的、ステッカーチューンは達せられた。
あっ、やっぱりちょっと違うか

*カメラのレンズにゴミでも入ったのか、画像の右上に黒い雲状の影が写っています。

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シフトペダル延長 [CBR1000F(SC21)]

せっかくバーハン化したのに、台風が過ぎ去ったのに、一過とはならず試乗に駆り出せない。
こんな日はまだ残った改造でもやろうか・・・

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このバイクが発売された頃は所謂ナナハン縛りが有って、メーカーの自主規制により国内で750cc以上の正式流通は無かった。
逆車、逆輸入車と言う形でコイツは日本で走っていた訳だ。
だから車体の各部は外人向けのディメンション、シフトペダルもその例外でないと思う。
遠いのだ。

画像はブーツをステップに乗せて撮ったが、落ちない様にかかと部を引っかけたので、通常より深くシフトペダルに突っ込まれた状態になっている。
普通に乗車してシフト操作する場合は、どうしても親指の先だけに負担がかかってしまう。
自分は足の甲の近辺でシフトするのが好みなので、もう少し・・・1cmほどで良いから伸びて欲しいのだ。

なので今回も、切って伸ばして溶接だ。

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シフトペダルは6mm厚のスチール製だから、何時もの在庫から適当な端材を用意した。

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延長し易そうな個所でシフトペダルをカット、挿入する端材はこれ位しか使わない。

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この際、シフトペダルの先端を少し下に向けておきたいので、間に入れる端材はV字型にしてみた。
部材同士に隙間が有る様に見えるが、強度を重視して開先を取ってあるから。

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そして仮付けは多少の調整が出来るように、半自動溶接で上下をチョンチョンと。

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この状態でまたブーツを乗せて様子見だ。
たった1cmほどの延長だけど、楽に足の甲で掻き上げられる。

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形状がOKとなれば、後は電流を上げて手棒でガッチリと溶接だ。

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サンダーとワイヤーブラシで仕上げるが、鍛冶屋作業はとっても楽しい。

一応予備(戻したくなるかも)で仕入れておいた、純正のシフトペダルと比較するとこんな感じ。
日本人仕様シフトペダルの完成だ。

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雨が降り続く空を睨みながら、毎度のミッチャクロンとシャーシブラックで塗装。
このまま吊るして明日まで放っておこう。

かなり乗り易くなったであろうCBRを、早く試してみたいな・・・

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バーハンドル取付 [CBR1000F(SC21)]

我慢してセパハンに乗っていたけど、やっぱり数時間も走るときつくなってくる。
セパハンは有る程度筋力を要求するな~もう無理せずに楽しよう。

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先日バーハン化に向けて、トップブリッジに高めのクランプを付けたの作っておいたから、今付いているトップブリッジをまず外す。

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そして準備しておいたのを付ける。いや簡単だ・・・ここまでは。
それと邪魔になりそうなフロントカウル等も外しておく。

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ハンドルバーは素直な形状の、POSHスーパーバイクバーにしてみた。
計画通りインナーチューブのトップを楽々かわしている、一応エアの注入バルブが有るからね。

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今までのセパハンを付けて比べて見た。
うん、かなり楽になりそうだ。

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そしてクラッチとブレーキのマスターを付けた。
シートに座りそれぞれを操作してみるが、いやー楽だイイね・・・だが甘くないのだ。

画像を撮り忘れたけれど、フロントカウルを装着したらガーン、、、スクリーンにガチンコでフルロック出来ない。
そりゃそうだよね、セパハンからこれだけ上がれば、何も無い筈はないよね。
かと言って、カウルの加工は絶対にやりたくない。ノーマル状態に戻せるのも条件だから。

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だからハンドル位置でかわすしかない。
垂直方向に上げたのだから、今度は水平方向に逃がして。
これは以前バンディット1200Sでも使ったライザーだけど、任意の方向に50mmオフセット出来る便利なヤツだ。

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ちょっとゴテゴテ気味になってきた。
コイツを使ってバーハンを水平方向に振り、スイッチボックスやレバー等も付けてみた。

実はこれからが、かなり時間をかけて調整しなければならなかったのだ。

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右フルロック、ちょっと変則だけど、ブレーキマスターとスイッチボックスに間を設け、ギリギリでカウルのスクリーンをかわしている。

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左フルロック、チョークレバーを完全に戻した状態だと少し干渉。

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そんなときはレバーをちょっと引けばOKだ。
ハンドルのフルロックなんて殆ど停まっている時だし、これ位は仕方が無いよね。

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今回唯一ノーマルを弄った箇所は、ブレーキホースの延長だけだ。
具体的にはこんなエクステンションを使ったのだが、たった100mm長くしたいだけなのに高いなー
気軽に戻せるようにしたかったし、出来るだけノーマルを残すのに拘ったから仕方なし。
このエクステンションは付けたままでも、問題なく戻せることが確認できた。

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今回のバーハンドル化は、問題が出ては暫く待機を繰り返したので、約3週間に渡っての作業になってしまった。途中で走らせたくなり、急遽セパハンに戻したりと。

画像では表現しづらい、ホース・ワイヤー・配線の微妙な取り回しに、実は一番時間がかかっている。
元の位置から全てを上げて平行移動させたのだから、通常の操作だけでなくハンドルのフルロックでも支障が無いようにするには、やっぱりそれなりの手間がかかるのは仕方なし。

でも引き換えに、非常に楽なポジションを得る事が出来た。
傍の見た目や格好は・・・気にしない、気にしないのだ。

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終わらないよね [CBR1000F(SC21)]

我が家に来て試しにバラしてみたカウルは、ラグが割れたり欠けたりそもそも残骸さえ無いのも多かった。
首の皮一枚ってのも有り、バラしたら最後、走れなくなったのだ。
走行中に飛んで行ったら大変だから・・・でも早く走らせたくなってきた。

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ここも残骸さえ無い箇所、しかも次に続くカウルの固定点でもあるのだ。

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反対側はこんな感じ、クイックファスナーで次のカウルを固定している。

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とりあえず段ボールで、こんな感じかなーを作ってみた。

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それに倣って、またまたブリキ板で作ることにした。

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カウルのアール形状を出来るだけ再現。

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エポキシ接着剤で固める。

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ステーが出来たから後は穴開けだ。

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取付のネジ穴が見えなかったので、最初に小さな穴を開け、リューターで広げながら位置を調整だ。

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運よく欠片が残っていた場合は、それをエポキシ接着剤で固める。

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こんなひび割れを見つけたら、

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やっぱりブリキ板で補強材を作り、

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エポキシ接着剤で張り合わせた。

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ふとホイールの回り方が渋いなと感じたら、もう放っておけずにブレーキキャリパーをバラす。
ここは前回揉み出しをしたのだが、どうしても動きが気に入らないのだ。
やっぱりフルードの結晶化がネックになっていた。

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結晶やアルミの錆びたのを地道にホジホジし、サッパリ爽やか~動きも勿論[指でOK]さ。
あれっ、今日は何をしてたんだっけ?

をいをい、これじゃ何時までも・・・

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大きな満足 [CBR1000F(SC21)]

今度は古いフルカウルバイクのお約束、組付けステー類の欠けや吹っ飛び。
何ヶ所もそんなのが有って、現在は殆どカウルが取り付けられないでいる。
コイツはカウル全を纏えばヌメッとした近未来スタイルになるなるのだから、地道になるけど一つづつ修復して行くしかないな。

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ヘッドライトが収まったフロントカウルはフレームマウントされていて、そこから左右に分かれるサイドカウルを吊り下げる役目も有る。要するにスタート地点。
それなのに左側は、肝心な先端のステーが欠けている。

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右は普通に生きていてこんな感じ。
カウルを付けてしまえば内部は分からないから、とりあえずサイドカウルが付けられるようにナットだけでも吊り下げたい。

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何とかナット部の欠片だけは回収できたけど、無理やりこれだけを復活させても、サイドカウルを吊り下げる強度は期待できない。

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生きている右側、こんな感じには復旧できないだろうな。

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こうなったら新たに別な方法で吊り下げステーを考えよう。
樹脂に拘らず鉄材でやってみようかな、考えられる端材と接着剤を集めてみた。

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カウルのアール形状に沿わせブリキ版を曲げて、広い面積にエポキシ接着剤で張り合わせよう。

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こんな感じに付けば強度的に問題ないと思う。

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まず残っている欠片を接着しておいて。

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それをサポートするようにブリキ鉄板を貼る。
実際にサイドカウルを吊り下げるのは、ほぼブリキ板に頼る事になると思う。

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エポキシ接着剤を二晩かけて固まらせ、こんな感じに新たな取付ラグが出来た。
試しにサイドカウルを付けてみたが、かなりしっかりと固定できるぞ!
手間のかかる割にただのちっぽけなラグだけど、本人の満足度はかなりなのだ。

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更にフロントカウルの左側は、肝心なステーが無くなっているのだ。
何故?
無い物は仕方が無いけど、ここもフレームマウントの一部だから、残っている右側を参考にステーを作るしかないな。もちろんパーツは出ないから。

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捨てずにとっておいた残材や、純正のクリップナットを組み合わせれば、形は違ってもステーを作れそうだ。

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あらかじめ新品のクリップナットを買っておいた。
チョッと高い純正では無くて、アマゾンで見つけたこんなのだけど寸法はほぼ一緒、1個あたりの価格は送料を考えても半額だもんね。
これで心置きなく古い純正を使いまわせる。

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元はステーはコの字型みたいだけど、古い純正のクリップナット逆開きにしたのと、残材から作ったL字型の金具を組み合わせ、作り易いZ字型のステーにしてみた。

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溶接して仕上げれば完成だ。
形は違うけど、30mm浮かせ15mmオフセットした、機能的には遜色ないZ字型ステーなのだ。

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塗装する前に一応取り付けてみた。
見栄えはね、、、でもしっかりとカウルを固定できるのだ。
どうせすべてのカウルが付けば見えないって。

しかしフロントカウル関係の修復は、地味なのに手間はフォークのオーバーホール以上だ。
細々とした箇所は仕方が無いけど、達成感がじわじわと湧いてくる。
「小さな部品、大きな満足」  んん?どこかのスローガンで聞いたような・・・

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Fオイルシール交換 [CBR1000F(SC21)]

古いバイクのお約束、フロントフォークシールの劣化によるオイル漏れ。

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程度によって滲みとかの表現も有るけれど、これは間違いなく「漏れ」、しかもけっこう放置されていた。

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漏れたオイルがここまで垂れて滲んでいるが、こんなのは別に驚く程ではない。
以前、完全にブレーキがフォークオイル漬けで、ヌタヌタドロドロの悲惨なのを経験しているから。

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この状態で、フォークのトップキャップを緩めておくのを忘れずに。

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フォークの進行方向面は、飛び石等で表面が荒れるね。この際何とかしておこう。

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剥がれかけたSHOWAのステッカーといい、33年の歳月を感じさせる。

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漏れの激しかった右側は、ダストシールを外すとこの有様だ。
浸水の影響で、オイルシールの芯金がぐちゃぐちゃに錆びている。外すのが大変そう。

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腐ったフォークオイル特有の悪臭を漂わせ、半量ほどの真っ黒なのが出てきた。
エンジンオイルなんかは、いくら古くてもこんな匂いは放たないけど、フォークのそれは何故これほどキツイ悪臭なのかな。

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とりあえず右のフォーク全バラ。

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しかし酷い状態だ。よくここまで使っていたなぁ・・・

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それに対して左側は見違えるほど、シールの上側スプリングバンドは飛び出ているけど。

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そして左のフォークも全バラ。

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こちら側はアンチダイブ機構が組まれているけど、分解して眺めれば結構単純なギミックなんだね。

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それをサポートするためか、左側のフォークピストンリングはダブルになっている。

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パーツクリーナーを左右で2本づつ、都合4本使って念入りに綺麗にしたら組み立てだ。

私は何時もこんな組み方。
インナーチューブの下のブッシングを外して、下からオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシングの順にあらかじめ入れておく。
何時もはアウターの内部に収まっている部分だから、シールを傷つける個所は無く、無理なくスムーズに装着できる。シリコンスプレーをサッと吹いておけば十分。
よく見かける、インナーチューブ上方に点錆びが有ったとしても関係なしだ。

ラップを被せたり、ビニールテープで養生したり、面倒な思いをしてでも、何故上から入れようとする例がのが多いのだろう。

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ちなみに純正のオイルシールには、この様な「注意書き」が同封されていた。
普通にプロ向けの部品だと思うけど、このシールの組み込みは間違えやすいのだろうね。
通常のスプリングガーターが1本タイプだと、それを内圧(ボトムケース)側に組むけど、上下にガーターが有るこのタイプだと親切に色分けして、更にメーカー刻印側まで指定してくれている。

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それではインナーチューブをアウターケースに刺し込もう。
ロワーフォークボルトを締めたら、まだ収まっていないオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシング一式を、足場単管でコンコンと押し入れるのだ。
全く無理も力業も必要なく収まるので、後は上からスナップリングをセットし、最後はこれも上からダストシールを嵌め込む。完成だ。

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Fill the fork with ATF. フォークは自動変速機油で満たせ。by SHOP MANUAL

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安心と信頼のメイドインジャパン、アイシン精機株式会社のAFW+ を使おう。
えーっと、サンバー君のあまりだけど。
フォークオイル?そんな気の利いたモン、この時代には無い。

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サスペンションとしての機能が戻ったら、油分を徹底的に洗い流して塗装の準備だ。

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あー、もう少し下地を整えておけば良かったかな~

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何だかんだと手間がかかる割に、見た目はサッパリしただけなのだけど。
そうだよね、ただ普通に戻っただけだから。

だけどバランスが崩れたのは確かで、他のヤレ具合が目立ってくる。
そうすると次はあれで、その次はこれで・・・なかなか終わらないのが常。
だいたい新入りは数ヵ月で本デビューだから、コイツもまだしばらくかかりそうだ。

寒くなる前には仕上げたいな~

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