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排気系も奥が深い [FZX750(3XF)]

FZX750は他車種の純正品を流用し、排気系をフルエキゾーストで集合化してある。
その際、汎用サイレンサーを装着し易いよう集合管出口をΦ60にし、とりあえずサイレンサーは同様に純正をちょっとワイルドにして付けておいた。
しかしややワイルド化しすぎたかも[あせあせ(飛び散る汗)]

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4気筒の集合管らしいフケ上り音を引き出しながらも、低速域では野太く内蔵を揺さぶるエキゾーストノートを実現できた。と、自画自賛していたのだが、正直やり過ぎ感は否めない。
早くも数か月後に車検を控えて、今回も安全パイで排気系をノーマルに戻しておこうかな。
時間がある時に。

でも去年タイムセールに釣られて、騒音計なんか買ったのだから、一応現状を測定しておこう。

既にアイドリングでかなりの元気よさだし、チョッと回したらあっさり御覧の有様だ。
よし、今回はバッフルで対処し、集合管で車検を通してみよう。

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集合管の出口とスリップオンサイレンサーの中間に、内装式のバッフルを作り挟み込むのだ。

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集合から先はΦ60.5パイプ(2mm厚)で作ったから、スリップオン部は差込径Φ61にしてある。
この辺りの製作記はここを参照。

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まずはΦ61以下で、Φ56.5(60.5-2x2)以上の円盤が必要だ。
こういった加工は旋盤が有れば楽勝なのだが、そんな物はない!
なので1mm厚の鉄板をザックリ丸めに切り出した。Φ60くらいが出来上がり目標だ。

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次は鉄板の中心にΦ8の穴を開け、8mmのボルトを通し電ドルにチャッキング。
そうなのだ、こんな感じに電ドルで鉄板を回転させながら、サンダーで丸く仕上げる邪道加工・・・
旋盤ほしいな~

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何だか少し中心がズレた?まあいいや、一応外径Φ60mmの円盤が出来た。
そして肝心のバッフル絞り込みは、在庫しているハンドルバー用の22.2mmパイプを使う。
入り口はスムーズな気流等を期待し、簡易的だけどファンネル状にしてみた。
切断砥石で切り込みを入れて、プライヤーで開いただけだが。
気分が大切(笑)

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円盤とパイプをガッチリ溶接し、

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サイレンサーに落とし込むとこんな感じ。そしてこのまま集合管出口に差し込むだけ。

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だから当然円盤の厚み(1mm)分だけ、こんな風に持ち上がってしまう。
まあたかが1mmだから、セット時に少し強くスプリングを引っ張るだけだが。
サイレンサー固定ボルトにも殆ど影響なし、逆にこれらに悪影響が無いよう1mm鉄板を使ったのだ。

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エンジンを始動して直ぐに分かる変化、いや大人しくなったな~
Φ60からΦ22にいきなり絞ったのだから、そりゃ変わるよね・・・ちょっと寂しい気もするけど。

そして騒音計をセットして回転を上げ確認、やったね!なんとかクリア値になったのだ。
しかしアクセルをブリッピングすると他にも変化を感じた。とっても良い感じの。
今までは一瞬籠った後に鋭くフケ上がったのだけど、今度は全くストレスなしに回転が繋いでいく感じだ。

それはその後の試乗で更に確信した。
アイドリングから太く滑らかになった低速~中速、そして淀みなく高回転へと移行するのである。
いやこれは予想外だ、極端な話、車検に通る静音だけを求めていたのに。
これは多分、中低回転時に、排気脈動による吸引効果が出ているように感じた。
詳しくは以前書いたので参考まで。

しかし今回は、思いもよらぬ好結果をもたらせてくれたバッフル製作だった。
やっぱりエンジン物、内燃機関は止められないのだ。
この奥深さ、興味が尽きそうに無い。



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初めての車検 [CBR1000F(SC21)]

CBR1000F(SC21)が我が家に来て、初の車検がもう直ぐだ。

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車検は4輪も含め全てユーザーで通すから、コイツも例に漏れずなのだが特に心配はしていない。
そう、型式の頭に排ガス規制の追記?記号が無いし。
未だに思い出すのは、一日4回のリミットまで苦戦したCO(一酸化炭素)オーバーだ。

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基本的に4・2輪共自分で整備をするので、特にバイクは殆どキャブレター車ばかり乗っている。
バイクは弄るのも趣味だから、インジェクションは面白くないし。
何より弄り倒せる旧車が好きなのだ!電脳は手に負えない、ってのもあるけれど・・・

以前乗っていたバンディット1200Sは、キャブ車でも平成11年規制に引っかかっていて、スロットルポジションセンサーや2次エア供給システムを「付け足し」、規制が無かった頃のエンジンを対処させていた。
コイツが曲者で、初めて車検で冷や汗を大いにかかせてもらったのだ。
詳しくはここで書いている。

今回のCBRは、なーーーんにも無いから気楽(笑)

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ただ全く何も無いとは言い切れない、昭和62年式だから上表から排気騒音法の【近接99db】に当たる。
普通にしていれば気にしないでも良い規制だが。
普通に・・・
しかしねー古いバイクで測られた事なんかないけど、あのノーマルでも強烈に五月蠅いW3でも然り。
たぶんW3はこんな規制なんか、カンケーナイね なのだ。

4KINSETU

CBRは低速域でジェントル過ぎたから、ちょっとサイレンサーを弄って元気にしてある。
なので大丈夫だと思うけど、一応測っておこうかな。

USフルパワー仕様なので、132ps/9,500rpm なのだ。
だから測定器をセットしたら、7,200rpm(9,500x0.75=7,125)で確認すれば良いんだね。
ふむふむ、やってみよう。

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ダメじゃん!
しかし7,200rpmの5秒間保持は、近隣が密集していないウチでもやや気が引ける。
もうこの域になると、排気音よりメカノイズの方が五月蠅い気がするけどな~

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今までの経験からしてこれ位は多分大丈夫だと思うけど、一応ノーマルを持っているし交換もそれ程面倒でない。
車検場から急遽ウチに戻って作業した、バンディットの悪夢を振り払う意味でも戻しておこうかな。
にしてもノーマルは長いし重いよ~

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ギリじゃん!
ね、古いバイクはこんなモンなの。

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さあ、これで落ち着きやっと車検整備に取り掛かれる。
車検時に後日整備と伝えれば必要ないのだが、何時もの整備記録簿を取り出すとその気も増してくるし、意外と気が付かなかった事も分かるのだ。

普段弄ってばかりだから、殆どレレレを記入してあっという間に終了(笑)



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