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プロアーム用メンテスタンド [ブロス650(RC31)]

今年は絶版車運動会でツクバのコース1000を、2りんかんの走行会で同2000とサーキットを楽しんだ。
レンタルで凌いできたサーキットを走るための人間の装備、革ツナギ・ブーツ・グローブはやっと自前で揃えたけど、バイク側にも幾つかの対応が必要だ。
その中の一つにアンダーカウルの装着が有り、公認された場所等をスポーツ走行の際はほぼ義務化されているので、これから必要に迫られるかもしれない。
アンダーカウルと言っても目的は空力等の為ではなく、何らかの不具合でオイルが漏れた場合でも、コースにオイルをまき散らかさない対策で、要するにオイルの受け皿なのだ。
なのでこれもボチボチ製作する予定だが、その為にはまずセンタースタンドを外さなければならない。
そうなるの欲しくなるのはメンテナンススタンドだが、プロアームは手持ちのスタンダードタイプだと使えないのだ。

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かと言ってプロアーム専用品を買うのはそこそこの投資が必要だし、それよりなによりこれ以上出来れば道・工具類は増やしたくない。場所ばかり食うスタンドなんかは特に。
それと・・・お決まりの様に専用品なんて、私の天邪鬼ココロが許さないのだ(笑)

じゃあ、現在あるメンテナンススタンドを活用できないか、スイングアーム受けのアタッチメントを外してプロアームにあてがってみる。
スプロケットセンターの穴はΦ28mmなので、転がっていたΦ27.2mm・20A(3/4インチ)パイプが良い感じだ。ここは解決。
後はこのパイプとメンテナンススタンドのアタッチメント取付部、内径20mmの四角穴とどうにかジョイントさせてやろう。
ただ条件として、他のバイクで今まで通り使える事。じゃないと意味が無いもんね。

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これが一番メジャーなJ-TRIPのプロアームスタンド、約2諭吉さんの品だ。
やっぱり片持ちなのでそっち側が強化されているな、と、参考にさせて頂く。

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まずは特殊な20mm四角穴に入る部分を作ろう。
角材が有れば容易いが、そんな物はない、とりあえず使えそうな残材を集める。

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アングルのL30x30 -t3を加工するのだ。早くもメンド―臭が漂うが。

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かなり端折ったが、L20x20とL17x17が出来た。切断砥石で切ったのだよ~[あせあせ(飛び散る汗)]

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組み合わせるとちゃんと20mmの角材になるが・・・たった100mm位だから作ってみた。

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ガツンと溶接! そしてサンダーで整形。

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これで四角穴とジョイント出来た。

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これも転がっていたt9mm鉄板で、20Aパイプと作った角パイプを接合しアタッチメント完成。

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早速メンテナンススタンドにアタッチメントを取り付けて、ブロスのプロアームにパイプを挿し込み様子を見る。
リフトするのは簡単なのだけど、如何せん強度が全然足りない。
片持ち故グラグラと危なっかしいのだ。
それで補強として22mmパイプを渡してみた。ちょっと良くなったかな・・・
上のJ-TRIP画像を参考にもう少し補強だ。

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筋交い状にもう一本追加したら、今度はかなり安定してきた。
しかし欲を言えば、更に安心したいな。

だけどこれまで同様に、普通のメンテスタンドとしても使いたいので、これ以上の補強は難しい。

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本当はこのスタンドも片持ちに拘りたかったのだが、根本的に無理な用途転用なので仕方なし。
ほんのちょっと反対側も荷重を受ければ段違いに安定するので、これ以上無理をしないで軽くサポートしてやろう。

ホイールのセンターロック中心には、Φ8mm程度の穴が有るのでここを利用。

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22mmパイプをハンマーで四角く成形し、アングルにM8ナットを溶接したブラケットも作った。
メインは左側のパイプなので、こちらは軽くサポートしているだけ、しかし安定感と言うか安心感というか、飛躍的に高まったのだ。

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紆余曲折、悩みながらかなり手間がかかってしまった。
しかも完全な片持ちメンテナンススタンドには出来なかったが、今までの機能を損なわない!に拘ったので、結果的には満足できる仕上がりとなった。

見た目はイマイチでも良いのだ。ちゃんと転用で来たからね。
これで塗装すればそこそこの見栄えになると思うから、シャーシブラックでもそのうち吹いておこう。
         流石に疲れた・・・



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