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中国製船外機の整備 [ボート釣り・船外機]

トランポの2トントラックが無くなり、ボートが運べないから船外機も仕舞い込んだままだった。

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でもサンバー君が来たから久しぶりに船を出せそう、なので船外機も3年ぶりに整備するのだ。
確か慣らしを終えてからたった1回出船しただけだから、それほどのダメージは無いはずだけど。

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箱に入れて納屋に仕舞っておいたが、外見上はシール類の劣化くらいのようだ。

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工具類も確認してみた。
標準でもそこそこ揃っているけど、割りピンやシャーピンは予備を用意しておいた方が良いね。
ただアルミダイキャスト?のスクリューは、ネットを探し回るが適当なのが見つからない。

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出力軸のオイルシールは22や10の数字が読めるので、TC型ではないが武蔵オイルシールUE型で大丈夫だと思う。
とりあえずは漏れていないようだから、モノタロウのお気に入りに登録しておこう。
送料無料になる対象金額用のつじつま合わせ予備軍だ。

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前回(3年前)でも書いたが、コイツはドレンプラグが無い。
オイルが抜き難いからオーバーホールも兼ねて、初めてギアボックスを開けてみたが、、、
何だこの香しい色合いは!金属粉は見当たらないが、単に乳化しただけではないみたい。

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迷わず廃棄だ。
しかしなんだな、かの国の工場排水事情を見ているようだね。
これが4000年の悠久なる流れか。

しかしこんなのは序の口で、さらに素晴らしい物を発見してしまった。

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たぶん添加剤の一種なのだろう。ギアボックスの隅にへばりついていたけど。
ギアが摩耗して出た金属粉を餌にして、エンジンが稼働中はオイル内で活動している筈だ。
しかし3年放置していたから餓死したのか。だからオイル中に金属粉が無いんだね。

我々には思いもよらないハイテクを、かの国は既に確立させていたようだ。

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一応トヨタブランドのギアオイル、75w-90を注射器で入れておいた。
必要量は50ccくらいだ。

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他にも駆動系を重点的に確認したが、特に問題は無かった。
ギアボックスは何時もの液体パッキン、スリーボンド1212でシールだ。

それと、ちゃんとベースになる突起は有るのだが、この程度の重量と大きさの船外機に、懸案だったオイルドレンプラグを設けるのは止めた。

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ただキルスイッチだけは頂けない。
ショックコード付きを注文済みなのだが、例によって航空便は時間がかかっている。
もちろん相変わらず懲りず、かの国製、待ちなのだ。

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中国製船外機Part2 その2 [ボート釣り・船外機]

だいぶ期間が空いてしまったが、やっと"その2"である。
まずは慣らし運転の状況を。



約3タンク、大体2時間弱やってみた。
過去に中華発電機の一発目慣らし運転後、
「♪オイル何だかキラキラ、金属粉がキラキラ」by松本伊代
古い・・・

えーそんな唖然とするほど素敵な体験をしたので、そのトラウマから逃れられない自分であった。3タンクもよくやったと自分を褒めたくらいである。

では早速楽しい分解だ!

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一応合わせマークをしておいたが、この時点でなかなか良い造りを感じさせる。

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どうだろうこのエアクリーナーの造り、ヘッドからのブローバイ回収口も見える。
細かい所だがプラ部品には潰れ止めの、カラーを圧入するあたり「なかなかやるな」と思わせる。
が、そこはチャイニーズの組立・品質管理、ボルトが無理やり斜めに入っていた。

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早速M5のタップでさらうが、このサイズのスパイラルタップは持ち合わせがなく、仕方なく上げタップで済ませた。アルミの止めタップはそこそこ気を使う。

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排気関係の熱対策と言い、クランクケースからもブローバイを回収していたりで、国産なら当然のことだ。しかしなんといっても中華製、短期間でここまでの品質になるとは驚いた。
これでその素材を生かした管理が出来るようになったら、たぶん日本にとってもっと脅威的存在になるかもしれない。

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しかしここまでだ。左のエンジン側遠心クラッチシュー部(ボルトは高強度表示までしてある・・・)はかなりしっかりした造りだが、右の受け側(駆動系)の雑さが何だかホット?させてくれる。せっかく切削加工してあるようだが、面がでていなくクラッチの当たりが非常に悪い。
後で分かったことだが、エンジンは刈払機UMK435等に使われているホンダの汎用エンジン、GX35Tのフルコピーであるようだ。工作精度等はどの程度コピー出来ているか分からないが、少なくとも一通りの見た感じは実に良く出来ている。
しかし豊富なホンダのパーツが使えるのは、非常に助かると言うか有りがたいほどだ。
世界のホンダをお手本にするとは、中華もなかなかいい選択をしたもんだ。

それに比べると駆動系のプアさが際立つが、いったい何のコピーなのだろう。

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前回も書いたがドレン孔自体が、取説で書いておきながら無いのだ。むむむ・・・流石だ、やっぱりやるときはやる中華だなぁ。
オイル注入プラグには、ちゃんとパッキンまで付けているのに。

写真を撮り忘れてしまったが、ギアオイルは殆ど汚れていなかったし、恐れていたエンジンオイルも驚くほどきれいだった。金属粉キラキラはほぼ皆無で、ある程度工作精度の良さが窺える。
これではエンジンを徹底的にばらしての、バリ取りなんかは必要ないかなと思わせる感じだ。

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それでバラシは適当なところで終了し、各部のグリスアップをしながら組み上げをした。
しかし何だか拍子抜けしたのも事実だ。もっと中華ならではのギャグ?を期待していたのだが、あまりにも普通に出来ていて(エンジン部は特に)、やる事が無いじゃないか!(←それが当たり前)



やっぱり空冷エンジンは良い、今度は水槽に漬けずに試運転だ。
ギアボックスもこんな’空冷'状態だが、この程度では殆ど熱くならないし音も静かになった。手で回してみてもかなり抵抗がなくなったから、実際の水中使用は問題ないだろう。
だけどアンバランス(手抜き?)な箇所も見受けられるが、総評としてこの価格では素晴らしいと思う。

だけど・・・私の新たなおもちゃと期待していたのに・・・

ああ、何だかつまらないなぁ・・・

中国製船外機Part2 その1 [ボート釣り・船外機]

船外機は得体のしれない中国製に悩まされ(でも楽しかった)、その後メジャーなマーキュリーに癒されたが(すぐに飽きた)、流石にもう終わりにするつもりだった。
大体からして釣りに使うからって言うのは、本人が本人に対する言い訳に過ぎず、本当はただのエンジンもの大好きヲタクなのだ。

いくら好きとは言っても置く場所にも困ってくるし、さらに、エンジンもの機械は定期的に動かしてやらないと、せっかく整備した好調子を維持できない。バイクは常に4・5台、発電機その他も数台・・・
だからあまり保管期間が長引きそうなものは、出来るだけ処分するようにしてきたが、それも限度があるのだ。だって情が湧いてきてしまうから・・・

でもこんなのは私には危険すぎる。

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しばらく釘づけで見入ってしまい、気が付いたら右手の人差し指が条件反射していた。”おめでとうございます!! あなたが落札しました”と、またまた祝福されてしまった。
本当にヤフオクと言い、アマゾンと言い、便利すぎて良くない。
「また後悔しないため、クリックのし過ぎに注意しましょう」くらいの警告文が必要ではないか?私だけ??

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全体的なクオリティーを見れば間違いなく中国製だと分かるし、刈払機なんかの流用であろうことも窺える。しかしエンジン部はなかなか良い感じだし、しかも4ストロークでOHCだ!
何とも言えない嬉しい怪しさ、私が反応してしまうのも無理はない。
まるで猫に、猫じゃらし^^;


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実際に来たのはこれだ。
全体的に中国製にしては、想像以上にしっかりした造りだ。

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このエンジンのお手本は何だろう。しかも忠実にコピーしているようだ。
中国のテーマパークにあるような、なんちゃってドラえもんとか、それもしかしてキティーちゃん?とはかなり違う。5・6年前に散々悩まされた、何かのコピー中国製とは、まったく雰囲気からして違う。

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しかしそれはそれ、早速中国製らしさを発見。スクリューの手前にあるギアボックスだが、オイルドレンプラグが「無い」のだ。
付属する英語のマニュアルにはイラスト入りで、”100時間運転または3か月経過、どっちか早く来た方でオイルを交換しろよ。まずは図示のオイルドレインプラグ穴(2)から排出してだな、本機を立てた状態にして(1)のプラグ穴からオイルが溢れ出るまで入れるんだぞ”
こんなことが書いてあるけど、おい!そもそも(2)が無いんだけど(怒)
コホン、えーこんなことで怒ってはいけないな。きっと上海ディズニーランドがオープンするので、穴を開けている場合でなかったのだろう。
いや流石中国だ、恐れ入った・・・

そう考えると生暖かい目でこいつを眺め始めるワタクシ、何だか嬉しくさえなってきていた。
また変人が発病したようだ^^;

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せっかくエンジン部はちゃんと造ったのに、なぜこんな所をテキトーにしてしまうのだろうか。こういった物の評価は、頻繁に人が触れる箇所で決まる場合も多いのに。

ちゃちなイグニッション・スイッチ、簡単にすっぽ抜けるグリップ、節度が悪い上に華奢な取付けのスロットル。
だけどね、たぶんね。
「ニホンシン、コマカイアルネ。チュウコク4000ネン、シンパイナイネ」、こう言って高笑いだろうな。

さあ、これからしばらく楽しめるぞ!
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中華船外機冷却水単独排出化 [ボート釣り・船外機]

ここの所仕事が忙しく、今日は2週間ぶりの休みとなった。今日は一応小春日和とはいえもう晩秋、さすがに吹く風は冷たい。ちょっと疲れ気味だったし、久しぶりに中華エンジンをいじりたいので出船はやめた。

やってみたかったこと、やはり冷却水の単独排出化だ。最近はマーキュリーばかりいじっていたので、久しぶりにばらした中華は、改めててきとーな造り?整備性の悪さを感じた。が、しかし、こいつをかまっていると、みょーに嬉しいのは何故だろうw


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冷却水出口のニップル径を計ってみると、約6mmなので内径5mmのチューブが適当だろう。


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毎度お世話になっているユニディさん、ここの品ぞろえは一般のホームセンターよりプロ向けに振ってある。よって、先日紹介したスロットルグリップ化の部品等も有り、私のような者にとってはありがたい存在だ。

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シリコンチューブは200℃程の耐熱性が有るので、このような用途にはぴったりだ。しかし耐圧性は低いので注意が必要だが、今回は単なる排水(大気解放)に使うから、特に問題はない。今まで使っていた排出チューブには、M6のボルトを差し込んでおいた。こうしておかないとここから排気が逆流してしまうからね。

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今回使用したチューブの外径は8mmなので、8mmのドリルを使いこのような位置に穴をあけチューブを出した。あっ、動画を撮り忘れた・・・しかし回転数に応じて、適正に冷却水は出ている。低回転で回しながら冷却水を手で触ってみると、徐々に生ぬるくなり、そして更に「暖かく」なってきた。
それもちょっと熱めかな・から、うん・急に冷たいぞ、まで、結構変わるのだ。要するに安定しない。マーキュリーだと常にほぼ一定の温度で、しかもこんな回転数ではここまで温度は上がらないぞ、って感じだ。ここらへんがオーバヒートの原因なのか・・・解らないが。
とにかくこの状態で実際に使ってみて判断したく思う。

マーキュリーで行く荒川 [ボート釣り・船外機]

慣らし運転やスロットルの改造等を終え、そわそわしながらこの日を迎えた。幸いにも小春日和で、非常に快適な一日だった。
まずは今話題の「アラちゃん」を探しに、出没が数多く目撃されている、秋ヶ瀬取水堰を目指し遡上した。

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エンジン自体の慣らし運転は終わっているが、クラッチを入れての駆動系は殆ど動かしていない。ギアやベアリング等のアタリをつけるため、最初の一時間くらいはゆっくり走る。
それにしてもこの日のために買ったポータブルGPS、値段から想像する以上に、多機能かつ楽しめる。家に帰ってからPCにデータを送ると、付属のソフトで更に遊べた。思わず「お~」と唸るような面白さ、こいつのレポは近々UPしたい。

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上越・東北新幹線橋脚。

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すぐ横にある戸田橋(R17・中仙道)まで来て、予期せぬ表示を見つけてしまった。なんとこの先動力船はアウト。監視船まで配置してあるということは、良からぬ輩が多いという事か・・・
勿論すぐさま引き返し、逆に下流を目指す。

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つい先ほど見送った川口市のマンション群を再び臨む。

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東北本線橋脚。

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新荒川大橋(R122・岩槻街道)。

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岩淵水門。この先は隅田川と名を変えるが、今日は荒川本流を下ることにした。

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鹿浜橋(環状7号線)



そろそろ駆動系にもアタリがついたかと思い、全開で航行してみた。エンジン音が軽やかに高まり、一瞬フロントをぐっと持ち上げ加速する。

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首都高速中央環状線の橋脚。

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江北橋(都道307号線)

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扇大橋(尾久橋通り)

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西新井橋(尾竹橋通り)
ここで作ってきた混合ガソリンが、残り約半分近くとなり、今日はここで引き返す。大体満タンにして10数キロ、約一時間程度走れることが解かった。戸田橋までの余計な往復が有ったりで、総距離約26キロの初航行であった。
次回は隅田川の橋々を巡ってみたいと思っている。

メインエンジンはマーキュリーだ [ボート釣り・船外機]

中華船外機は分解・使用する度に、新たな驚きと苦悩をもたらせてくれるw
そんな訳でメインエンジンにするには、とっても勇気と言うか無謀さすら感じ、信頼の置けるメーカー製の船外機を探した。あっ、楽しい中華製はこれからも進化?させるつもりだ。

条件としては。

1:軽量であること
2:4ストが良いかなと思うも、特にこだわらない。
3:安価
4:メカニカルクラッチ
5:水冷

この条件で探すとスズキかマーキュリーになるが、ちょっとスズキは価格が高いかなって程度だ。スズキの評判はネットで良好と聞くが、マーキュリーも結構人気が有るようだ。よく調べてみると・・・

http://www.kisaka.co.jp/mercury/wp/wp-content/uploads/2010/07/speclist_2stroke.pdf

マーキュリーは上級機種と殆ど同じ仕様なのに、2馬力に抑えていることが解かった。
これは面白い、何かある。はい、有るようだね。ネットで調べると解かったが、簡単にムフフな船外機となるらしい。
また、2サイクル用の混合ガソリンも、以前紹介したタンクがあるので殆ど苦にならないし、運用中に中華船外機を試すのも気軽に出来る。
そんな訳でこれにした。

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各部を点検するが当然ながら中華船外機とはまるっきり違う、勿論良い方でw
まあ、ブランド名は違えどトーハツ製だから。



ごく普通にエンジンがかかって、ごく普通に駆動系が回りだす。うーん、つまらないw
メカニカルクラッチだから回転を上げても、容器から水がこぼれないのが嬉しい。メーカー指定の慣らし運転をふつーにこなし、だけどレバー式のスロットルはいただけない。

慣らしを終えたばかりだと言うのに、もうスロットル変更にムラムラきてしまった。
今日は雨模様で出船は出来ないから、思い切って改造に着手する。

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これは実家においてある、xj750の予備パーツの一部。使えそうだが色々と加工が必要だね。

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ノーマルスロットルバルブに直接繋ぐので、末端をこのようにグラインダーで加工した。ちなみに元は下側にある太鼓のような形状。

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グリップラバーを外し各部の寸法を測ってみると、テーパー状の基部は一番太いところが20mmであった。スロットルグリップの装着外径は22mmだから、内径20mm・外径22mmのパイプを入手すれば良い。
早速近所のホームセンターで物色する。

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外径22mm・内径18mmの樹脂製パイプ、これは電気工事用の電線管だが、適当なのはこれしかなかった。
ひたすら内径を適正な径になるよう削る。

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ぐっと押し込んでみると良い感じになった。一緒に接続用ソケットも買ってきたので、残りのパイプを差し込んでみる。うーん、好きなだけ延長できる、実際ボートにセットしてから長さを決めよう。ちなみにワイヤー取り出し口の横にあるボルトは、これを軽く締めるだけでスロットルを固定できる。

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ここでちょっと。ばらしてみて解かったのだが、上の画像がスロットル閉(スタート)の状態、下の画像がスロットル全開の状態。なんと全開にしても半分ほどしか開いていない。そうか、スロットルバルブをxxさせれば、簡単にムフフなエンジンになるわけね。
小型船舶免許は持っているので、フルパワー状態にしても問題ないが、改造申請やら船検やらが面倒なので、とりあえずこのままにしておこう。

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金色の六角ボルトみたいなのがノーマルの部品、ここの穴を5mmに広げ6mmのタップを立てる。なんと言っても真鍮製だから、加工がすごく楽チンだ。そして組みあがったのがこの状態、これをキャブにねじ込んでやればOK。

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ワイヤーの長さに余裕があるので、このような取り回しが可能だ。カウルには穴等一切加工なしでいけるし、バーハンドルを反対側にしても無理が無い。

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完成!
関係ないところを色々ばらしてみたりしながらでも、半日程度でここまでたどり着いた。ちなみにかかった費用は、樹脂パイプ類の300円程度。うーん、やっぱりグリップ式スロットルは使い勝手が良い。来週の天気が良く、試運転できますように。

これでメインがしっかりすれば、中華は色々いじり倒すつもりだ。あんなことやこんなこともしたい、弄ぶにはぴったりだしね。

ああ、中国製船外機(2) [ボート釣り・船外機]

今日は仕事中にでもふと、何故オーバーヒートしたのか考えてしまう。短時間にあれだけクラッチのカスガ出ると言うことは、もしや全開航行時にクラッチが滑っていたのだろうか。うん、多分そうだ、実際の運転時には、ペラに相当負荷がかかると感じた。クラッチが滑った状態では、エンジンが要求する回転数(冷却水量)に対し、インペラが応じ切れていないのかもしれない。原因はクラッチの材質自体に問題があるのか、スプリングが強すぎるかのどちらかかだろう。材質の問題ならもうどうしようもないが、スプリングで対応できればラッキーだな。

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これが、昨日UPしたスプリングを装着した状態、手で広げてみるとかなり柔らかくなった。アイドリングから少し回転を上げれば、スムーズにペラが回転を始めるので、このセッティングでちょうど良い感じだ。
後は実際に航行してみて、問題が無ければ大正解なのだ。そうそうその前に、冷却水の排出状態が解かるよう、排出ホースを外に出す改造を施さねば。

明日もまた仕事中に、色々と考えてみようw

ああ、中国製船外機(1) [ボート釣り・船外機]

先日、満を持して初航行に出かけた。この決意が出来るまで、かなりの整備と修正を要したのだ。
それでも更に出発前の午前中、各部の最終チェックをしてみる。

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異常なし。

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シリコンチューブに換えてあるので、ガソリンの流れ具合も良く解かる。

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ペラは当初の割りピンから、取り外しの容易さでビス止めに換えた。最初からM4のタップが切ってあるので、何の加工も無く差し替えられた。

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一番心配だったインペラー部も、綺麗にあたりが出ている。

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こんな混合タンクを買った。非常に便利だしこのまま持ち運びも出来る。

初航行の状況はこれだ!



おお、とっても順調に走るじゃないか、なかなかやるなと思った矢先、急にエンジン音が変わってオーバーヒートw やっぱり中華製の全開走行はは10分までだ、無理?をさせてはいけない。早々に引き上げ自宅に戻り点検することにした。

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熱でちょっと変形した熱風排出口、材質に問題あるんじゃないの?

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プラグの焼け具合は良い感じだと思う。

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明けてびっくり!遠心クラッチの磨耗粉がこれほど多いとは。

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普通遠心クラッチは繋がったらほとんど滑らないはず。と言うことは、低回転時に滑りが多いということだろう。クラッチの繋がりも、回転数をかなり上げないとだめなので、がっくんという感じでペラが回りだす。スプリングが強すぎる感じがするので、タガネでこんな感じに広げてやった。



カバーを仮止め状態にして、隙間から冷却水の戻り側ホースを出してみる。冷却水は問題なく出ているし、遠心クラッチの繋がりも良い感じだ。アイドリングからちょっと回転を上げれば、スムーズにペラが回りだす。それにしても冷却水の排出具合が解かるように、何故ホースを直接外に出さないのだろう。
だけど最大の問題はオーバーヒート・・・何でだろう、問題なく冷却水も回っているようだし。
えー楽しみは増えるばかりの、謎だらけな中国製船外機w

いよいよ船出 [ボート釣り・船外機]

今日はボートに全てのものを装着してみた。あまりにアルミのボコボコ感がするので、トランサムには大き目の厚い板を接着した。
こんな感じで荒川で釣りをする予定だ。

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エレキや魚探の作動確認と、船外機の最終ならし運転やギアオイル等の交換、および各所の点検をした。予定としては秋ヶ瀬取水堰より下流域なので、汽水域の五目釣りになると思う。それで午後からはボートを下ろせる場所を探索しに行った。

来週末の天気が良いことを願うばかりだ。

中国製船外機 [ボート釣り・船外機]

先日、庭の片隅に放置されっぱなしのジョンボート(10ft)と、何故か目線があってしまった。
「俺をこのまま朽ちさせるつもりか」、みたいな悲しい表情をしている。そういえばもう十年以上使ってないな、バス釣りに嵌っていた頃は毎週のように出動させていたのに・・・
渓流はとっくに禁漁期に入ったし、そうだ、荒川でボート釣りでもしようか。フットコンエレキは勿論有るけど、川でエレキのみってのも辛いかな。
と言うわけで船外機を買うことにした。
ネットで色々調べると中華製の船外機が爆安らしい。ただ、かなりリスクもあるみたいで、自分で相当整備出来ないと、まともに動かないことも解かった。自分で・・・何故か燃えてしまうw

そんなわけでヤフオクでこんなのを落札してみた。

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ところが実際に来たのはこれだ!

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まあ、決まり文句の、「製品改良のため、仕様および 外観の一部を予告なく変更することがありますのでご了承ください」、があったので、別にちゃんと動けばいいやと言う感じ。しかしよく見ると色々とグレードアップしているし、これは得したかなと思った。
が・・・やっぱりまともに動かない。具体的に言うとエンジンはかかるのだが、駆動系が滅茶苦茶渋く、スクリューが回らないのだ。しかし何故か嬉しいワタクシw

渋い理由がなかなわからなかった。
ペラ(スクリュー)を手で回すと、非常な違和感がある。駆動系をバラバラにして原因を探るも、なかなか解からない。うーーーーん、流石中華!
対策はまた書きます。とりあえず元気に動いた。


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