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結構変わる自賠責保険料 [バイク・クルマ]

今年はバイクとクルマで都合4回も車検を受ける予定、まず足代わりになったパジェロミニからだ。

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渓流のフライフィッシングの為に導入したパジェロミニだが、その後3人以上乗れる4駆のデリカやエアウェイブ等は必要無くなり、自分はトランポの軽トラサンバーで十分だからと、ほぼ家内の足代わりになってしまった。
しかし足代わりと言っては失礼か、数年位ごとに関東地方を襲う大雪には、その走破性をいかんなく発揮するから。
今ではクロカン4駆軽自動車はジムニーだけだが、いまだに新車の納期が一年かかるのは驚きだ。
なので我が家に来て10年以上働いてくれていて、更に頑張ってもらおうと車検を受けに来た。

今日(2/26)の軽自動車検査協会埼玉事務所は非常に混んでいる、第一ラウンドの早い時間で入路したのだが、終わったのは第二が始まろうかと言うタイミングだった。

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車検自体はほぼ問題なく一発で合格した。
ただ、ほぼと言うのは光量検査でLoが不足で引っかかり、Hiでやり直してOKだったから。
前回も同様の問題が有ったので、事前にテスター屋さんにお世話になっていたし、予想通りであわてることは無かった。

総費用は画像に示した32,060円である。
ライトの光軸や光量の調整・確認だけは、アマチュア設備では限界が有るから¥1,320は仕方なし。
パジェロミニのライトハウジングは去年取り換えたからね。

この中で大きなウエイトを占めるのが自賠責保険料だが、うーん、何だか今回は安いぞ。

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それで(何故か)とってある過去10年分の自賠責保険証を確認してみたのだ。
エクセルでグラフなんかも作ってみたりして。
交通事故の増減により保険料が決まるとは知っていたが、思いのほか変動しているのね。
詳しくはここを見ると分かり易い。

だが・・・
ABSや自動ブレーキ等の安全先進技術の普及により、事故が減って自賠責保険料が下がった。
しかし逆に任意の車両保険料は、システムの高度化による修理費の高騰で引き上げられたようだ。

複雑な思いも有るけれど、これも時代の流れかな~
車両保険とは縁遠くなったけれど(笑)

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六千粁毎年 [バイク・クルマ]

このパジェロミニは平成16年式だけど、まだまだしっかりとしている。
今では珍しい4気筒エンジンを積んだクロカンミニ、燃費は良くないが粛々とトルク豊かにフケ上がる。

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渓流のフライフィッシングでは本当にお世話になった。
ライバルのジムニー程ではないけど、かなりの山奥に分け入っても平気でグイグイ登り、それでいて乗用車っぽい乗り心地も気に入っていた。
最近ではここ何年もヨメの買い物クルマになっているが、関東では珍しい数年に一度の大雪では抜群の走破性で、ミニとは言えクロカンらしさをいかんなく発揮する。
しかも高速ではいまだに120km/h巡行もへっちゃら、やるじゃん三菱。
それでなかなか手放せない一台なのだが・・・

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なんだよねー     ボンネットを開く度に気になっていた。
走行距離はそろそろだし、16年以上使っている訳だし、、、

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パジェロミニに代わる車は見当たらないから、タイミングベルトを交換して現役を続けてもらおう。
バイクとは異なる風景だがやる事は同じ、バラして組み上げるのがやっぱり好きだな。

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まずは冷却水を抜こうとドレンプラグを確かめたら、何だか他にもラジエーターに配管が刺さっている。
ネットで調べたら、ターボ車はオイルクーラー一体式のラジエーターなんだね。
コイツのお陰でオイルを被るのだが、エンジンオイルのリンスはなかなか取れなかった。

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そうこうしているうちに厄介者(蚊)が集団でやってきた。
なので何時もの扇風機をセット、蚊取り線香や虫よけスプレーより強力だ。

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ラジエーターが外れると作業がし易くなり、一本のベルトで全ての補器類を駆動するサーペンタイン(蛇状)式も良く分かる。

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ベルトの取り回しは複雑だが、その張り方はよく考えられている。
テンショナーに1/2"のソケットレンチを差し込みグイっと引き上げ、ストッパー用の穴に適当な棒(ヘキサゴンレンチ)を入れておけば楽々ベルトを外せるのだ。

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さらにウオータポンププーリーを外す。

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そして新兵器の登場だ。
あらかじめボンネット内を見て、今まで使っていたインパクトレンチじゃ入らないと思い、、、
それも有るがデカいし重いしそのくせ力が無いし、で小型軽量のツインハンマータイプを買ってみた。

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いやーイイね。
クランクプーリーボルトは、たぶん100N(10kgm)位で締まっていると思うけど、呆気なくブン!と一発だ。
軽いのに殆ど反力を感じさせず、ツインハンマーは素晴らしい。
車やさんの手間賃を考えれば、こんな出費は微々たるもんだよね。

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ここまでくればタイミングベルト交換は終わったようなモンだ。
後はネットに沢山の交換記が有るからこの辺で・・・

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まだ直ぐには切れないかもだけど、ツルツルになった表面を見ればお疲れ具合が良く分かる。
安心と信頼の三ツ星ベルトにバトンタッチだ。

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16年で約10万キロって事は、年間6000キロ強ほどになる。
ただ最近は買い物などの近所使いばかりなので、たぶん2000km/y程度じゃないかな。
真冬でも始動した直後にタービン音を響かせる、細かい事を気にしない(ヨメの)乗り方でも、全く衰えを感じさせないのは大したモンだ。
をいをい、もうちょっとエンジンが温まってきてから・・・と思いつつだが。

これで次の10万キロまで安心だ!  って、いつの話だよ。

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プラグで激変 [バイク・クルマ]

自分は殆ど乗らなくなったパジェロミニだが、そろそろ車検の時期が来たようだ。

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上越市に単身赴任していた頃、コイツは山奥でのフライフィッシングに大活躍していた。
とにかく上流の道なき果てまで、イワナを求めての釣行には頼もしい車だ。

今はほぼヨメの足だが、これもユーザー車検の予定だから整備しておこう。

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スタピライザーエンドとタイロッドエンドは、前回交換したので特に問題は無かった。
心配していたロアアームブーツも大丈夫で一安心。ここがやられると面倒だからね。

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久しぶりに車の下で仰向けになりながら、「そう言えば、新潟で融雪剤の影響をかなり受けたなぁ」、なんて、暫し錆びを見ながら懐かしむ。
それはさておき、ドライブシャフトやステアリング系のゴム類も問題無かった。

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リアのドラムブレーキも開いてシューを点検、残厚も十分だ。
一通り清掃してから戻したが、その他リアの足回りも問題無し。

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ところがこれで無事に終わらなかった。
以前補修したマフラーの中間タイコだが、今度は別な部分に穴開きが出来ている。
錆でペラペラに薄くなった側壁板、嫌な予感が漂う。

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つい安易にマフラーパテとかを思うが、長い目で見ると面倒だけど溶接にしようか。
溶接機の電流を目一杯下げて慎重にやっても、紙みたいになった鉄板は、アークの一瞬で弾ける様に穴が広がる。止めときゃ良かったかなと、何度も思うひと時なのだが、、、
だけどね・これがまた、ある意味楽しいんだな。

穴が埋まり出来るだけ長く使えるのが最優先、なので結局ゴテゴテのてんこ盛り、、、ヘタだね毎度。
まあ、とりあえず車検には、あまり関係ないから大丈夫だろう。

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「アクセルを強く踏むとパンパン鳴るよ」と言われても「でもそれ車検に関係ないから」
自分が乗らないと真剣に考えず、たぶん失火かなで放っておいたが。
久しぶりに乗ってみると結構酷い、アクセルを全開にすると失速気味になる程だ。
アフターファイアーの連続だし。
じゃあちょっと。

とりあえずプラグを外してみたら(三菱!工具がまた増えたじゃないか!)この有様。
プラグさんはたぶん初めての娑婆だろうね。構わないにもほどが有るよな~悲惨な状態だ。
速攻で新品に替えたが、勿論イリジウムなんか使わない、普通のDCPR7Eを買ってきた。

いや激変だ、、、って普通に戻っただけ。
でもプラグ交換くらいで、これ程の変化を感じたのは初めてかも。


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マフラーについて [バイク・クルマ]

この所まとまった降雪が続いたりして、バイクで走るのを躊躇させる日々が続いているね。
何よりとっても寒いもの。それでマフラーについて、ちょっと書いてみよう。

マフラーを交換して話題になるのが、高回転は良くなったけど下がスカスカ、かな。
その理由として耳にするのは「抜けが良くなり過ぎたから」が多いよね。
しかし大口径マフラーに換えて、「俺のバイク(車)はぶん回し仕様だ」なんて、多少の問題は高回転で鋭くなった吹けや、心地良くなった排気音にかき消されるかも。
でも何で大口径マフラーにして、抜けが良くなると高回転向きになるの?低速が無くなるの?と疑問の湧く場合が有るかも知れない。
いくら調べてみてもなかなか腑に落ちない、そんな時の参考になれば幸いだ。

口径の大小を問わず、どの回転域でも排気がスムーズに通ってくれた方が、良いマフラーだと誰でも思うよね。
マフラーは排気を放出するパイプ、ただチョッとだけ、この普通の考えを一旦保留にしてみよう。
マフラーは排気を補助的に吸う場合も有る、そんな角度で考えてみると理解し易い場合も有るからだ。
それとマフラーは単なるパイプではなく、キャブやインジェクションと同様に『装置』だ。
一般的にマフラーは排気管(エキパイ)や消音器(拡張とか膨張室・吸音材・バッフル)等で構成されているけど、特に市販車では区分けしにくいから、総称であるマフラーで話を進めよう。
そして2ストは別の機会とし、今回は4ストを中心とした。

では、ちょっとした例え話を。

人が粉末を吸おうとした場合、普通ストローを使うと思う。
間違っても掃除機のホースを使おうとは思わないよね。
出来る人も居るだろうけど。
じゃあ、掃除機で吸おうとした場合、普通それのホースを使うはずだ。
これもどうにかストローを接続して出来なくは無いけど。
どちらの場合も何故無理してやらないのか?効率が良い方を使うのが当たり前だからね。
簡単だけど、これでまずマフラー径についての問題はとりあえず一段落。

次に、何故マフラーが排気を吸うのかについて。

マフラーは排気放出だけの装置ではなく、シリンダーから排気の吸い出しも行っている。
一見、排気が出ているだけのマフラーなのに、何故?何処に?吸い出す力が発生するの?
だよね。
分かり難いかも知れないので、また例えば次を参考に。

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tv asahi ナニコレ珍百景コレクションより


トンネルをマフラーとすれば、列車を排気の塊に置き換えてみてね。
トンネルを勢いよく走る列車の様に、マフラーを勢いよく流れる排気の塊なのだ。
これで起きるのが 排気慣性。
ちなみに排気は連続した均一な流れではなく、断続的に1回1回の排気が塊の様に流れる。
これで起きるのが 排気脈動。

「ちょっと待って、混合気が燃焼(爆発)して急激に膨張するのに、列車の様にすんなりと出口方向だけに行くの?」
平坦な管内に燃焼後の、膨張盛んな高温の排気を吹き出しても、素直に排気の全てが出口へ向かうとは思えないよね。
でも燃焼で膨張した排気は拡張室で冷えて収縮するし、更に慣性が有るから排気は出口へと向かうんだ。
勿論エンジンの排気工程で、排気は押し出されているしね。

ただ同じレシプロエンジンでも2ストの場合は、排気経路に4ストには無い区間を設け、排気の戻りを利用し混合気の充填効率を高めたり、排気慣性を利用し掃気と排気を促進したりしている。それをエキスパンションチャンバー(拡大室)と呼ぶけれど、でも紛らわしくなるから今回は話を4ストに絞ろう。

この様にして密閉された空間内を、排気の塊が一定の方向に勢い(慣性)がついて流れると、塊の過ぎた後に(圧力の低くなった)空間が作られ、そこが次に控えている排気を呼び込むんだ。

ここで先程の粉末を吸う例を引用し、マフラーに当てはめてみよう。
弱い(人)力で控えている排気(粉末)を吸う場合は細いマフラー(ストロー)が、
強い(掃除機)力で吸う場合は太いマフラー(ホース)が、
それぞれ効率良いのが原則だ。
だからメーカーは出来るだけ、消音しつつ全域で効率が良くなる様に、多段拡張型とかの複雑な内部構造にしている。
更に排気デバイスなんかの、別な補助装置まで付ける場合も有るのだ。
また、マフラーが古くなって穴が開いてしまったら、音はうるさいのになんか力が無くなったと感じる場合があるね。これもメーカーが試行錯誤を経て作ったマフラーの、絶妙なバランスが崩れたのが原因って事も有るくらいだ。

メーカーのマフラーは複雑な内部構造だから抜けが悪い。だから低回転向きに作ってあると言うのは大間違いで、単に抜けが悪いだけのマフラー作るのなら簡単だし、構造が複雑だから抜けが悪いと簡単には決められない。
抜けと言う観点から言えば、低回転で吸いが弱い(効率が悪い)大口径のマフラーは、低回転で抜けが悪いとも言える。高回転で抜けの良いマフラーが、低回転時でも抜けが良いままでは無い。
排気が強い高回転向きにだけ作られたマフラーだと、低回転時には排気が抜け切らず、結果、新たな混合気の充填が不十分→低速で(燃焼)力が無くなる。
言い換えれば、高回転時で抜けが良いマフラーは、低回転時では抜けの悪いマフラーだ。
どの回転域でも、排気がスムーズに通ってくれるマフラーじゃない訳だね。

口径が太くなったマフラーに対して『抜けが良い』の表現は一見分かり易いけど、抜けだけで全域を説明しようとすると無理が生じてくる。
オーバーラップの話まで持ち出し「抜けが良いマフラーを付けると、低回転時には折角シリンダー内に有る混合気まで抜きすぎてしまい、低速トルクが無くなるのだ」とか、こじつけみたいなのも見受けられる。
更に、「抜けすぎると背圧や気圧が下がり、充填効率が悪くなる」とか、意味不明のまで・・・そもそもオーバーラップ時に、やり取りする吸気や排気の量なんて僅かなものだ。
そして、分かり易く機械的に働くキャブで言うと、キャブは気体に動きが有ればガソリンを噴霧し続るから、シリンダーに混合気が無くなるってことはないのに。

オーバーラップとは排気上死点において、排気バルブは完全に閉じてないが、吸気バルブは既に開き始めている状態を指す。これはそれぞれのバルブを僅かに開いた状態にして、気流を止めない、言い変えれば、せっかく得た慣性を止めないためだ。
尚、このタイミングでは吸気・排気が混じりながら続いていて、明確な区分けが出来ないから、気体の流れを気流と表現した。

ただ、抜けを用いた説明の全てを、否定している訳では無い。
気体は吹かれ(押され)たり吸われ(引かれ)たり、気象で言えば高気圧と低気圧の関係の様なものが働く事で流れているから、エアークリーナーから入ってマフラーより出るまでの連続した気流を、相対的な圧力関係→圧力差で考えないと、必ずどこかで無理や矛盾が生じてくる。
抜けが云々と言うのは単なる気体が流れる通路の性質や状態であって、それをだけを用いてマフラーを説明しようとすれば、同様に無理や矛盾が生じてくる。
また、本文で用いてきた慣性も、圧力差を生む要因の一つだ。

マフラーはシリンダーから押し出される排気を補助する装置でもあるけど、加給装置(ターボやスーパーチャージャー)の様な、他から何らかの力が作用している装置ではない。
外部からの助けが無い補助装置として、内部構造を工夫しながら発展し、4ストでは集合管が、2ストではエキスパンションチャンバーが誕生してきた。

繰り返すようだけど、外部で見える排気は、「内部の連続する力関係を経て出ているんだな」
そう考えると、装置としてのマフラーを理解し易いかも知れないね。


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日本一周 北海道編6 [バイク・クルマ]

殆どの人に憶えが有るのではないだろうか、まくら投げ、あの底抜けに楽しかった。

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計画らしい計画と言えば、北海道に行く!くらいだった。
知床の圧倒的な壮大さに感覚がマヒし、気が付けば休みも所持金も底をつきかけていた。

とりあえず札幌まで戻ってきたが、やっぱり金欠に陥った若者だらけ、類は友を呼ぶ。
大通り公園をうろついていると、金に困った?のをネタに異様に盛り上がる馬鹿笑いの同類達だ。
「札幌駅なんかいっぱいだよ」「じゃあ、天気も良いし、芝生の上で寝るか!」ワハハ・・・

日が暮れると。
寝袋の投げ合いで噴水のプールに入れてしまい、それを取りに行くヤツまで現れる。
修学旅行以来だなぁ~暗がりでのバカ騒ぎなんて、何でもアリの様相で夜は更け行くのだった。

大通り公園の芝生上でごろ寝、違った意味で北海道の何処より楽しかった。

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寝袋を広げ干し、雨合羽を着込んで寝るヤツに朝から大笑いだ。
泣く程笑いあった即席の仲間だけど、バイク・自転車は関係なく帰ってからも写真を送りあった。

多分この時、ツーリングの魔力に引き込まれ始めていたと思う。



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日本一周 北海道編5 [バイク・クルマ]

北海道を走ってみて、”らしさ”の感じ方は人それぞれ。

地平線まで真っ直ぐに伸び、信号が何時までも無い道路。
でも、アメリカのそれを予めインプットして行った自分の場合、「う~ん、日本は限界が・・・」
だった。

確かに内地とは、開放感が桁違いだけど。

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宗谷岬で色々聞いた中でも、熱さ最高に教えられたのはカムイワッカだ。
とにかく行け!知床だ!カムイワッカの滝壺温泉だ!
語り手の飛び散る唾を拭いながら、「そんなに凄いんだ」と、自分まで熱くなっていたと思う。

1979年、世界遺産?何それ?だった頃、岩尾別からダートに変わった道を走ると、カムイワッカ川に着いた。
そこからちょっと先にゲートが設けられていたが、夏でも自分のバイクでカムイワッカまでは行けたのだ。

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川と言っても殆ど沢登り、大汗を掻きながら行くと段々硫黄臭が漂い、流れがお湯化してくる。
いい加減”へつり”が嫌になってくると、良い湯加減の滝壺に着くのだ。
海パンなんて用意していない数人は、なりふり構わず素っ裸で飛び込み直ぐ仲間になった。

銀塩カメラだからちゃんと写っているかは後のお楽しみ、自分のはボケボケだったけどフル〇ン仲間から後日こんな写真が送られてきた。
ゼンマイ式セルフタイマーをセットし急いで滝壺に、笑いを噛み潰しながら写った一枚だ。

この写真を観ると、滝壺温泉から望むオホーツク海が鮮やかに甦り、知床病にかかってしまった。
それでその後、毎夏・都合4回も・・・函館に上陸すると一気に知床を目指すのだ。
また、日本一周のきっかけになった地でもある。

やっぱり自分にとって、北海道=知床だな~



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日本一周 北海道編4 [バイク・クルマ]

初めての北海道ツーリングで、必ず目指すは日本最北端の地だ。

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北海道の1日目、サッポロハウスYHでようやく落ち着いて寝られた・・・訳が無い。
門限21時・消灯23時、当時は禁酒が勿論、非常に健全な宿泊施設である。
しかし血気盛んな一部?若者の瞼は財布以上に軽く、廊下やミーティングルームの片隅での情報交換は、終わりなき様相を呈する。

既に各所を巡って来た者から、これからの者は情報収集を貪るが、大きな輪の中心には必ず話し上手が居た。冷静に聞けば明らかな眉唾話も多かったが・・・

色々聞いても、結局はまず宗谷岬を目指す。
札幌から稚内までは約350km、関東から名古屋までの距離だが本当にあっという間だった。

♪ハマナス揺れる 宗谷の岬
エンドレスで曲が流れ続ける土産物屋が立ち並ぶ、かの有名な・・・
他には特に何もないが。

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「ハミ禁と集落の40km/hだけは気ぃーつけや、後は好きにしてかまへん」
あながち大袈裟ではなかった、本当に物見やぐらまで有るのだ。
白バイのお世話になっているのは、ハイになり過ぎた内地ナンバーバイクばかりだったね。
でも地元の4輪には最初驚いた、安全地帯に入ると豪快に飛ばす、良いの?みたいに。

とにかく定番の記念撮影を済ませると、「ああ・ソ連はすぐそこか」と感傷に浸るのであった。



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日本一周 北海道編3 [バイク・クルマ]

支笏湖ではほぼ晴れだった。

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こうなると暑いくらいなのだが、あくまで”くらい”で爽やかさは変わらない。
日本最北の不凍湖らしいのだが、おおっと叫ぶくらいで特に感動なし ^^;

辺りをうろうろしていると神戸ナンバーのRD君と親しくなり、今夜の宿を相談してみる。
「ええっ、決めてないんかい!」       ハイ。
だって特に計画なんかしていないし、車にも夢中だったから金なんかないし、あっ寝袋だけはあるよ。
YHは一応会員だったから、「よっしゃ!いま電話してくるさかい」で決まった。

「昨日殆ど徹夜で埼玉から来たんやろ、しっかり寝とけや」     ハイ。

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記念撮影をしてもらったけど、驚いたことにこの場所は現存するんだね。
wikipediaで確認すると全く同じ背景がある、いや何とも言えない気分だ。

YHユースホステルにはこの後何度も救われた。


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日本一周 北海道編2 [バイク・クルマ]

走り通しで青函フェリーに駆け込むように乗船したが、船倉には既に夥しい数のバイクが縛られていた。

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大型トラックの隙間と言う隙間には、内地ナンバーのバイクがびっしり押し込まれているのだ。
数的にはトラックや乗用車より多いくらいで、それは壮観な光景だったなぁ~

そして、2等ごろ寝船室にはあちこちでバイク乗りの塊が出現、同じように北を目指して興奮冷めやらぬ若者が唾を飛ばしあうのだ。
これまでの武勇伝を誇り合い、今後の情報を交換し合い、もう仮眠どころの騒ぎではない。
お陰でほぼ一睡もせず気が付けば憧れの函館港、元気いっぱいの若者たちは更に目を輝かせる。

函館港に着いたのはまだ未明だったが、とにかく走りたくって仕方ない連中だ。
乗船は一番最後のバイクが真っ先に出されるから、まだ暗い函館港にバイクの排気音が轟くのであった。

生憎の天気で寒さ想像以上、しかし「これが北海道か!」逆に喜んだりしながら洞爺湖に着いた。

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昭和新山に着くころには天気は回復したが、関東とは比べるべくもない爽やかさに、感激しながら北海道ツーリングは始まった。



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日本一周 北海道編1 [バイク・クルマ]

昭和54年・1979年、日本一周ツーリングを決意したのは、この夏の北海道でだった。

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先日ミラジーノにリアスピーカーを付ける際、旧い4輪用パーツ保管箱を引っ張り出したら、懐かしいアルバムも発見した。
作業の手を暫く止めて眺めていると、伏流水が湧き出る様に鮮明な記憶が蘇るのだ。
40年近く前の数々の出来事が、つい昨日の如く・・・

この写真は北海道ツーリングの前日、準備を始めた時に撮られたものだ。
大きなリュックサックを背負った、「カニ族」と呼ばれた団塊の世代に引き続き、「ブンブン族」(「ミツバチ族」)と称し始められたのが我々だ。
いずれにしろ夏になると北海道に渡ってくる、北の地の人々から見た”内地”の若者達である。
そう、各地を巡っていると「内地から来たの?」、頻繁に地元の方から問われたものだ。
ちなみにその翌年、ツーリング先の沖縄では「本土から来たの?」であった。

この10時間後の午前4時、750km先の青森に向け4号線を北上し始めた。
飯と給油とトイレ以外ノンストップで、青函フェリーその日最終に向け走り続けるのだ。
灼熱の仙台、一転して寒かった十和田・・・

この季節になると、何故か血が熱くなる。



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