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早くも漏れた中華エンジン [カブPart2]

バイク弄りの中で、ここの所続いている分解とか復旧とか、もちろん好きな内なのだが・・・
やっぱり発動機モノ大好き人としては、慣らし運転BGMを奏でる、中華110ccエンジンの様子を確かめたくなる。
そろそろ正体を現し始めたし。

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怪しい中華エンジンを実際に車載する前、全バラして不具合個所を手直し・復旧する方々は、ほぼ間違いなくベアリングやシール類を国産に全交換する様だ。
しかし自分的にはやや過剰だな~とか、これはいわゆる都市伝説だろう?と思われるフシも多々有り、個体によって様々であるのだから・・・
何より本当に不具合が出るのを心待ちにしているし、それから本当にダメ出しを発したいのだ。

復旧後、慣らし運転をサブタンク5杯ほど続けたが、3杯目あたりからジワジワとオイルが漏れだし、段々と雫を垂らすまでになって来た。
なので半分喜びながら原因究明にかかるのだ。

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漏れている個所は本体とLクランクケースカバーの合わせ目からで、全周に渡りその痕跡が分かる。
ここはモデルによって、ガスケットが要不要と別れているみたい。
なので内部のシールに問題がなければ不要と判断した。入れている場合、ガスケットはダストシールが目的なのかな。

それと下側セルモーター式なので、下手にガスケットを入れた場合、もし漏れたらこうして合わせ目からでなく、セルモーター内部にエンジンオイルが廻る可能性が有るもんね。

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テストベンチを一旦バラしてエンジンを横向きに据え変えた。
この態勢だとオイルは抜かなくても大丈夫。

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フライホイールを外すとやっぱり出てきた飛散現場、まずクランクシャフトとスターティングスプロケット間のシール、91202-GK4-722 (18.9x30x5) から漏れ出たオイルで辺りが光っている。
クランクケースの隅にもオイル溜まりが・・・はい、ダメだったね。

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スターティングスプロケットを外すと、それとオイルセパレートプレート間のシール、91201-GB4-691 (30x42x4.5) からも漏れ痕を認めた。
セパレートプレートの存在からして、当然ここから外にはオイルが出てはイケナイ。
コイツもダメだったね。

7P1080996

ついでだからオイルセパレートプレートも外してみよう。
もう一つ、都市伝説を確かめたいのも有るし。

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14566-086-030 カムチェーンテンショナープッシュロッドヘッド、やたら長ったらしいネーミングだけど、実際はちっぽけなゴムのキャップだよね。
これは中華を使う場合、定番中の定番交換部品になっているが、なんでもバラバラになった破片がベアリングに侵入し、エンジンが焼き付くとかどうのこうの・・・マジ?

ロンシンの時もそうだったけれど、自分で確かめた限り特に問題なさそうだし、逆に大事件になって欲しかった。楽しそうだから。
現状、小さなアタリ痕を認めるだけ。この先どうなるかは分からないけど・・・一応経過観察中。

とりあえずこの状態でカバーを掛け待機だ。
発注した部品が届いたら交換し、またしばらくBGM奏者になってもらおう。


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