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復旧6【ブレーキアーム】 [カブPart2]

カブのフロントブレーキは本当に効かないよね~

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そもそもリアと同じサイズのドラムブレーキを、通常、制動の7~8割を担うフロントでも使うのだから当たり前で、カブに慣れた人は積極的にリアブレーキを操作したりする。
だからカスタムの常套はフロントブレーキの強化だ。
王道はディスクブレーキ化なのだが、出来るだけカブらしくと思えばドラムのままでいたい。
まあとりあえずだけど、ブレーキアームの延長でも。

もちろん私がやるのだから、市販のスペシャルパーツ等は使わない。
なので改造を前提にアマゾンの中華パーツでも買ってみた。
一応、強化ブレーキアームなんて謳っているので、ノーマルよりは若干長い80mmだが全然甘い!
これをぶった切って延長するのだ。

2無題

ただアームを長くするだけではイケナイ。
上図はスペシャルパーツ屋さんのキットだけど、ブレーキを引くワイヤーの支点部も赤丸の部品で延長している。
支点部がそのままだと斜めに引く事になるから、「力の合成」によって効果が減じる。
斜めだと、実際にブレーキアームを引く力が弱まるのだ。
あくまでもアームに対して直角方向から引きたい。もちろんこれも作るのだ。

3P1090525

ブレーキワイヤーが挿さる個所の穴に、入るボルトを決めよう。
まず、ワイヤー側を測ると、うーん9.3mmくらいかな・・・
ブレーキパネルはアルミダイキャストだからややアバウトだけど、穴径は大体9.5mm前後のようだ。

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なのでM10ボルトを挿しても入らないが、かと言ってM8は細すぎるよね。
出来るだけノーマル部はそのままにしておきたいから、ドリルで穴を広げたりはしたくない。
じゃあ何時も在庫している長ネジ、そうインチサイズの3/8ネジを試してみよう。
インチの3/8サイズだとその外径は9.5mmなので、挿れてみたらしっくりとガタ無く収まる。
これだ!

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今回は市販のスペシャルパーツを超える、50mm延長にトライしてみるのだ。
だからブレーキワイヤーが挿さる支点も、50mm延長させるパーツを作る。
フラットバーと3/8のナットを組み合わせて、こんな感じで延長しよう。

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相変らず溶接を始めると夢中になり、既に完成した画になっているが・・・
ワイヤーが挿さる穴は9.5mmのドリルで、3/8ナット共々貫通させておいた。
ちなみにカブのノーマルブレーキアームは、中心間距離が73mmなのだ。

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ノーマルを基準にして寸法を決める。73mm+50mm(延長)=123mm
中華アームが80mmだから、123mm-80mm=43mm
中華アームの切断代を見て、ぶった切った間に45mmのフラットバーを入れよう。

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まだ塗装前だが、50mm延長した中心間123mmのブレーキアームを組んでみる。
うん、ワイヤーが直角方向から引くね、良いぞ良いぞ。
しかし・・・アームが異常に長いな~(笑)

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色んな角度から確認してみよう。大丈夫だ。
ブレーキレバー側のワイヤーを手で引いてみるが、ヘンな抵抗感も無く素直に作動する。
ただ、実際車体に組み込んでブレーキングをし、初めて成功かどうか分かるよね。

色んなカブの関連情報を確認したが、延長しても35mmが最高で、50mmは冗談っぽいかも(笑)
もちろん延長すれば、ブレーキレバーの引き代もそれなりに長くなるのは当然だけど、果たして実用になるかは自分でもお楽しみ、なのだ。


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