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復旧3【ホイール】 [カブPart2]

リアホイールのスポーク、結構激しく曲がっている。
走行中に何かを噛みこんでしまったのだろうか。

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その他には特に問題ないが、曲がっている箇所が何故か離れてる。
スプロケットは交換予定なので気にしないし、ダンパーゴムもほぼ弾力が残ってる。
肝心なベアリングやブレーキシューも全然OKだ。

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かなりの力がかかった様子、このままでは修正できないので分解した。
しかしここだけニップルが他とは違う、うーん、良く分からないので気にせずスポークの修正だ。
錆に関しては、ヒカリモノをことごとくブラックにする予定なので、サッと落とす程度。

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次にフロントだけど、錆びているのは構わないし、こちらはスポークも問題ない。
ただベアリングの違和感が激しい。
普通はこの状態でも指で軽く回るのだが、力いっぱいでやっと回る。
その回り方も経年劣化によるゴロゴロ感では無くて、何かに押さえつけられたキツキツ感とでも言うのだろうか、とにかくかなりおかしい。

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なのでアクスルディスタンスカラーを覗き込み、画像の赤丸辺りをドライバーでずらしてみた。
いや、ずらせないのだ、普通に手力くらいでは。
仕方ないからハンマーでコンコンしてやると、やっと少しだけ動く有様だ。
何と言う事をしてくれるの?これはベアリングの打ち込みすぎだね。

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仕方がないので両側ともベアリングを抜いた。
案の定、外したベアリングの内輪がガタガタ、回転自体はそれほど悪くないのだが、とにかく常にスラスト方向へ押さえつけられながら、無理やり回されていた状況が浮かんでくる。

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自分的に実績が有るモノタロウの6300ZZを、まず進行方向左側を固定ベアリングとし打ち込んだ。
そして右側、スピードメーターギア側でベアリングの入れ込み具合を調整する。

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もちろん外輪にソケットあてがいハンマーで打ち込む。
最近伝え聞くのが、これは大間違い!で正しくはプレスで圧入するのだと。
自分も確かめてみたが、ああ又あれか、シールチェーンには全く注油不要の彼か・・・

何処が間違い?結果的に適正なスラスト予圧を掛けられればOKなのだ。
プレスなんか持ってないよ!とかは全く関係なく、プレス機を使い〇tで圧入とかを、人間の感覚は同じ事を全く問題なく出来る。

画像で言うと、わざとズラしてあるディスタンスカラーが、ドライバーで無理なく中心にセットできる程度に、「ハンマー」で打ち込んである。
この状態で、例えホイールを立ててもカラーの自重ではズレ(落ち)てこない。
アクスルナットを締めたらその軸力が、サイドカラー→内輪→ディスタンスカラー→内輪→ブレーキパネルと伝わり、最終的にディスタンスカラーが僅かに収縮することにより、2個のベアリングの内輪と外輪が揃ってセンターに収まる。
これら一連を脳内に描きながらハンマーで圧入するのを、今後とも続けるつもりである。
プロとかアマとかも関係ない。

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スポークを何本か抜き差しした事だし、この際ホイールのブレやバランスも確認しておこう。
ただこの簡易バランサーは、軸からしてΦ15mmだから12mmのカブ後輪には使えない。
どうしよう・・・

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3/8(9.53mm)の全ネジだったら何時も在庫しているので、廃棄を免れた錆ナットでテーパーコーンを作るのだ。
ドリルで回転させながら削ると、かなり良い感じにセンターが出る。

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テーパーナットで押さえ、ダブルナットで緩み止めをしておく。
そしてまずハブでセンターを確認、全然OKだ。
ちなみにアクスルシャフトが10mmであるフロントでも、ちゃんとセンターが出た。

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適当な個所に針金の指針を貼り付けブレ取りをするのだ。
途中で飽きてきた・・・まあ3~4mm程度だし、カブだしスポークだし、そこそこで良いや。

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せっかくセットしたのだからバランスも確認しておこう。
しかし驚いた、何も付けない状態でもかなりバランスが取れているし、更にこのバランサ―で確認できる精度にも。
画像では5gのウエイトを貼り付けた状態だ。
要するに何もない状態で一番下に来る個所、言い換えると一番重い箇所の間反対に、手持ちウエイトの最小単位である5gを貼ったら、今度はそこが一番重い箇所になってしまった。画像の様に。
何度やっても同じ結果に驚いたのだ。

と言う事は、何のない状態のホイールは2~3gのアンバランスになるかな・・・
もちろんタイヤを付ければまた変わってくるだろうが、最近のタイヤに黄色の軽点マークが無くなりつつあるように、タイヤ自体のアンバランスってあまり気にしなくて大丈夫らしい。
特にカブの細いタイヤなんか。

以前FZXのタイヤ付きホイールでバランスを確認したが、この簡易バランサーでは5gの違いが何とか・やっと分かる程度だった。
測定する対象が軽いと、バランサ―のベアリングに掛かる負荷も軽くなるので、軽やかに回りより精度が増すのかなーと。

あまりにも信じられないので何度も確認してしまったが、何度も同じ結果だった。
素人にはこの程度の安物バランサー、なのだが、全然この程度でない気がした。
う~ん、深い(笑)


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