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今度は遠心110cc [カブPart2]

今度のカブもノーマルで乗る訳はない。
車体の方向性はほぼ決まったし、搭載するエンジンも同様だ。
ではまずエンジンを入手しちゃって、ロンシン125の時と同じく、エンジンの慣らし運転をBGMに車体を仕上げて行くと言う、贅沢なバイク弄りの至福よ再び!作戦開始である。

最初は余ったベンリィ号のエンジンを載せるつもりだったのだが、引き取ってきたカブの元気が復活し試乗したら、「カブに始まってカブでしょ」には遠心クラッチが似合うなとしみじみ思う。
前回、速さとウケを求めすぎて結局原点回帰→物足りない→ぽっかり穴・・・サヨナラしたはずだし。
もちろん50ccのままでは、現代において現実的な移動装置とは言えないが、機能的にはそこそこで良いしカブらしいも残したい。

それで今回は自動遠心クラッチの無印110ccエンジンを選んでみた。

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ロンシン125が想像以上・あまりにも中華としては出来が良すぎたので、今回は結構以前から出回っている110ccにしてみた。
最終的にはレッグシールドに隠れてしまうエンジンだけど、鉄シリンダーと遠心クラッチカバーはカブに違和感が無い。もちろんセル付きだ。

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なのでミニモトとかのメジャーショップからではなく、楽しい怪しさ漂うヤフオクで仕入れた。
まず梱包からして殺伐感満載・・・場末だね(笑)

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エンジンの刻印はロンシン125とそっくりだ。

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一応107㎤と読み取れるが、いかにも&いい加減な鋳造が嬉しい。

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そのくせアテンションだけは一人前だぜ(笑)
1.走り出す前はオイルを確認しろよ
2.最初は300kmでオイルフィルターを換えるんだぞ(←そもそも網しか無いだろ)
3.慣らし運転中は50km/hしか出すな

うるさい!

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4段式ロータリーシフトだけど、走行中は4速からニュートラルにシフトできない。
そんな事を言ってるんだろう、良く分かんないけど。

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駆動系は428を使えって事かな、本家のホンダでも110cc辺りは420と混在している。
それ程パワーは無いだろから、スタンダードな420で行こう。

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ロンシンのテカテカを見慣れているから、バリだらけの何とも質素に見えるヘッドサイドカバー。

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オイルは全く入ってなかった。ただオイルっ気は十分だからヨシ。

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心配していたシリンダースタッドボルトだけど、ロンシンのM7でなく普通のM6で良かった。

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プラグのこのロゴは笑いを取るため?ヒョウタンツギを連想してしまった。

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シフトインジケーター用にニュートラルを含め5本も配線が有る。
面白そうだから出来るだけ生かしたいな。

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発電系でちょっと違うのは、独立したライトラインが無い所。
確認してみたが発電コイルはアースに落ちていない、呼称に違和感が有るがいわゆる全波整流用だ。

16エンジンスペック

今回の中華110ccとロンシン及びノーマルエンジンのスペックを羅列してみた。
テキストだと意のままにならないので、纏めてJPG画像に変換し載せる。
細かな仕様は色々と異なるが、元々の50ccエンジンがここまで多彩に変貌するとは流石だ。

今のところほぼ外観だけの110ccウオッチだけど、それでもその粗雑さから中身も十分想像できる。
だからヤフオクの中華なんて止めとけって?
逆なのだ、だから面白楽しいのだ。

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実物大玩具 [カブPart2]

数年前カブを弄って、マニュアルクラッチのロンシン125エンジンをまで載せたりした。
軽い車体に125ccは確かに速い。
特にロンシンは中低速型でトルクが溢れているから、意識しなくてもかなりスピードが乗るし、それでいて燃費は50km/l以上がコンスタントだった。
だけど足回りが貧弱すぎでやや楽しくない、しかし対応させればカブらしさが失われる気がして来る。
クラッチレバーを備えたカブはウケるが、マニュアルクラッチはベンリィ号に任せた方が妥当かも。
それで結局は50ccのノーマル状態に戻し、物足りなさからヤフオクでさよならしていた。

その後ロンシンはベンリィ号で元気に活躍しているが、その余ったエンジンはどうしよう。
なんだかんだ言ってもカブは面白い玩具だったな~  等々・・・

そんな時、とあるFBの知り合いが「カブ要りませんか」を発信した。
もう速攻である、挙手をした。
エンジンがかからない?しばらく放置していた?嬉しいじゃないか。

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訳ありバイク回収御用達、サンバー君の出番だ。
このスタイルはもう何度目だろうか(笑)

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早速仲間入りしたカブ君は、中央メンテナンスステージに着座した。
さあ、恒例の各部確認と行こう!

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珍しい事に、左サイドカバー内に純正ツールセットが有った。
まあ、使う事はあまり無いだろうけれど、とっても嬉しいのだ。

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シート下の識別シールや、車体サイドのデカールで年式が分かる。
このカブは96年製造の95年式(記号S型)になるかな。

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うーん、ステップが(笑) アルアルだよね。

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早速問題発見、オイルが溢れてくる。
それもガソリン臭漂うシャバシャバなのだ。
これはオーバーフローしたガソリンが、キャブのドレンチューブから排出されなかったんだね。
そうなると、ダウンドラフトタイプと同じ配置のキャブから、オーバーフローしたガソリンがマニホールドを経て、エンジン内へと言った構図になる。
これは危険だ、とりあえず直しておこう。

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もしこの積算計が実走行だとしたら、カブにとって、まだまだ慣らしが終わった程度だ。

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オーバーフローがエンジン内へ侵入する原因だけど、ぱっと2つほど思い浮かぶ。
まずはドレンチューブ系の詰まりが無いかを確かめよう。

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全く問題無しだ。
次はキャブをバラしての確認になるから、タンク内の残ガソリンを全て排出しておこう。
じゃないと、カブは燃料チューブを抜けないのだ。

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燃料のゴムチューブがカチンカチンに硬化していて、抜くのがもう大変。
ちなみに、上に刺さっているチューブがリザーブだ。

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単体にしたキャブを分解するが、フロートチャンバー内はとっても綺麗に見える。

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所が、2番目の原因と考えていたオーバーフローパイプだけど、何やらヌターとした異物の詰まりが有る。
これだ!

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次にスロージェットを外してみたが・・・
何だこれ?やっぱりヌターとした、垢みたいのがへばり付いていた。
もちろんジェットの穴も殆ど詰っている。

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ニードルジェットホルダーもだ。
何だろうね、これ。

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全ての穴をホジホジすれば、こんな感じに光が差し込むのだ。
これで大丈夫。
最後にフロートバルブを摺り合わせして、オーバーフローも解消した。

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全てを元通りにしオイルを交換したら試運転、流石に最初は白煙が混じる排気だった。
しかし暫くエンジンを回していたら、レスポンス良く軽やかに吹き上がり、白煙も消えた。
近所の空き地で走らせてみたけれど、カブらしいトトトッと快調なリズムを刻む。
やっぱりこれかな、左手フリーの遠心クラッチがカブらしい。

ガレージに戻り電装系やその他諸々を無意識に弄りだす、うーん何だか楽しいぞ。
本当に、カブはオヤジの実物大玩具。



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オイルキャッチトレー [ブロス650(RC31)]

結構長くかかってしまった。

サーキット走行では、装着を要求される事が多いアンダーカウル・・・機能として見れば正しくはオイルキャッチトレーになるが、ブロス用なんて探しても見当たらない。
ならば作ってしまおうと思ったけれど、ゼロから型とかを作ってなんて大変すぎる。
それで出来るだけ合いそうなのをヤフオクで落札してみた。

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もちろん改造するつもりなのだが、楽さ優先で大きめをカット&トライ作戦なのだ。
しかしGSX1200用らしいコイツは、決してデカすぎでは無かった。

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とりあえず既設のボルト穴を利用し、エンジン締結ボルトを長ネジに換えて吊った見た。
ちょっと低すぎかな・・・簡単に下をこすりそうだし。

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最低地上高は100mm以上欲しいな~このプラケースを噛ませると丁度良い感じだ。

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だけどサイドスタンドのみになると、メンテは毎回メンテナンススタンドの利用か。
やっぱりセンタースタンドが使えると、比べようもなく気軽だからカットだ!

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そして肝心なトレー化だね。
段ボールで隔壁を形作り、それを包み込む様にFRPを形成した。
気温が低くて中々固まらないので、天気がいい事も有り天日干し。

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ついでにボルト穴周りも補強しておいた。

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見た目は物凄くアレだけど、塗装してしまえばね(笑)

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結局4か所をボルト止めすることにしたが、前右の長ネジはあくまでも仮なのだ。
転倒でもしたらクランクケースにまでも悪影響が出そうだし。

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程良い強度のステーを作り、クラッチケースのボルトに共締め。

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固定の見栄えは悪いが、とりあえず固めのラバースポンジを介しておこう。

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前左は冷却水配管から15A用ブラケットで固定。

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後左もこんなステーを作り、ウォーターポンプハウジングのボルトに共締め。

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後右だけはどうしようもなかった。
仕方なくマフラーカバーにタッピングビス止めだ。

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なんとかオイルキャッチトレーの仮完成だ。
この状態で暫く走行し、不具合が無ければ各部の仕上げと塗装だね。

最初はサーキット走行の時だけ、簡易的に装着が出来れば良いやで始めたが・・・
段々懲り始めステーを作ったり振動を考慮したり、かなりガッチリと付いてしまった。
結局ほぼ1月も費やしたのだから、このスタイルで暫く通してみようかな。
脱着もそれ程手間では無いし。

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ホイールバランス他 [CBR1000F(SC21)]

高速道路を走行中、ある速度域で縦ブレを感じる。
ちょっと声を大にしては言えない速度だが・・・
気になって仕方がないので、ホイールバランスを確認してみよう。
分解したら色々とついでの作業が増えたけれど。

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まずはブレーキキャリパーとFフェンダーを外す。
しかしこの細いタイヤはリッターバイクとして、現在の目から見ると異様かも知れない。
110/80V17なんてサイズだから、太さだけで言うと250ccと一緒だ。
リアも140/80V17だし(笑)
かろうじてスピードレンジの「V」が面目を保っているが・・・

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80年代に大流行したフロントフォークのギミック、アンチノーズダイブが87年式のコイツにも辛うじて残っている。確かに効果は分かるが、ちょっと切り替わりにスムーズさが無い。
その後のバイクには全く見かけなくなった。

それはともかく、せっかくバラしたのだから、ブレーキピストンのいわゆる揉み出しでもしておこう。
ただ揉み出しはやたらスムーズにしてはイケナイ、ネットで見かけるのがシリコンスプレーで飽き足らず、シリコングリスを塗りまくりなんてのも。
ほどほどの抵抗を残しておかないと、ブレーキの引きずりを起こしてしまう。
ブレーキを開放しピストンが僅かに戻るためには、多少の抵抗によるシールの変形が必要なのだから。

あ、今回はホイールバランスが目的だった(笑)

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やっと本題。
と言っても実に地味で時間がかかる作業なのだが。
元々付いていたウエイトは15g、しかしこの場所が一番下に来る。ちょっと重いのだ。
こんな簡易的装置でも、ホイールバランスウエイトの最小単位である5gの違いが分かる。
最終的には同じ場所に10gのウエイトを貼り付けた。

文章にするとこの程度にしかならないが、気をなーがくして取り組む作業なのだ。
効果のほどは如何に。

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ちなみにフロントを持ち上げる場合は、ステムに差し込むメンテナンススタンドは使わない。
シンプルに何時もの鋼製束だけ、だから何も邪魔は無いのだ。

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ホイールバランスの件はとりあえず解決したが、またまたせっかくだから。
いくら清掃しても綺麗にならないのなら、いっその事塗装してしまえ!

タイヤが付いたままだとマスキングに限界が有るから、ビートを落としてマスキングを突っ込むのだ。

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ブレーキディスクを外しビートも落とせば、タイヤのマスキングがとっても容易だ。
カウルの塗装で余った、純正色のロスホワイトで真っ白・眩しいぜ(笑)

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寒くなって来たし走行ローテーションの都合もあり、なかなか走らせられなかったCBR。
今日(12/12)はとっても穏やかに晴れ渡り、冬装備では暖かすぎる程の陽気だった。
ブレの確認に高速道路を走る気にまでならなかったが、ホームグラウンド・秋ヶ瀬公園に行ってきた。

デジカメを忘れてしまいスマホで撮った画像、うーん、白さがイマイチ分かり難いな~


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