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復旧2【ハンドル周り】 [カブPart2]

カブC50、いわゆる鉄カブは樹脂パーツに頼らない。
Fフェンダーや象徴的なレッグシールド以外の主要部は、興味深く且つかなり凝った鋼製で構成されているのだ。
ちょっと言ってみたかった(←やめろって)

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自分的にその最たるものは、ハンドル周りに集中していると思う。
今回を例にとるとまず、
トップハンドルカバーは鋼板をプレス成型後に、何故?と疑惑噴出のΦ19mmパイプを、これまた凝ったロール加工し溶接合体している。
その疑惑のハンドルパイプは、ルーツを戦後の物資不足に有るとの説も聞くが。
しかし世界戦略バイクであるからか、ハンドルグリップ交換の汎用性を見据えてか、左側は古い主流のΦ25.4mm・インチパイプ(厚肉)を挿入し溶接接合すると言う、何とも理解難解な出来上がりである。
右・スロットル側はΦ19mmそのままだから、余計分かり難くなっているが・・・

似たようなシルエットである普通のスクーターであれば、ほぼ間違いなくこんな高コストの塊なんかにはしていない。
樹脂成型主体が当たり前である。

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もちろん、凝りに凝った正式名称・ステアリングハンドルCOMPを基本的には使うのだが、ただセルモーターボタンが欲しいのと、右に有るウインカースイッチを一般的な左側にしたい。
セルSWはリトルカブのそれで解決するらしいが、とにかくお高いのでパスである。
しかもウインカースイッチは相変わらず右のままになるから、なおさらだ。

なのでハンドルスイッチやスロットルは、ハンドル径を通しで一般的な22.2mmに替える事を前提とすれば、カブ用以外がヤフオクで選び放題。
もちろん互換性が高いホンダ製の中からだが、カラーは黒と決めているのでこんなのを使ってみる事にした。一世を風靡した2ストスクーター、DJ-1Rのである。

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とりあえず現状のハンドルに左側を付けてみる。
スクーターのなので不要な後輪ブレーキレバーが有るが、勿論カット対象だ。

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そして右スロットル側、何故かこちらにもバックミラーの基部が2か所も有る。
これも斜線部でカットだ。

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カットの際に邪魔になるし、加工熱による悪影響も危惧し、配線やスイッチ類は全て分離しておく。
相手がアルミなので、加工自体は楽勝である。

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カブのハンドルパイプも22.2mm化しておこう。
まず変則的な19mmから25.4mmの溶接部を削る。

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止まっているのはここだけなので、25.4mmパイプの肉厚分だけ削って、パイプレンチで回すとこんな感じにズレる。
後はグリグリすれば外れるが、今回はチョット削り過ぎた様だ。
ただ後述するように、22.2mmパイプもここで溶接接合するからあまり気にならない。

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22.2mmパイプだけってあまり一般的に売って無いので、以前はネット通販で割高を感じながら購入していた。
しかし肉厚はやや薄い1.2mmだけど、2Mで数百円のをカインズホームで見つけて以来、もうこればかり使っている。
肉厚も大した問題は無い。

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その22.2mmパイプは、左右ともグリップ長に合わせて150mmにカット、溶接止め用の8mm穴を開けておく。

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溶接止めしたら後はサンダーで仕上げるが、特に右側は直接スロットルと触れるので滑らかに。

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最後に錆を出来るだけ落とすのだが、表からは想像できない程の腐食具合なので、やっぱり途中から面倒くさくなった来た(笑)
見える場所でも無いし、錆キラーに登場願うのだ。

これでステアリングハンドルCOMPの準備はOK、後は纏めて作業の国防色塗装を待つのである。
相変わらずのやっつけ仕事なのだが・・・


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