プチレストア

今日、トラックでXJを引き取りに行ってきた。

先方で積み込むときは、三人がかりだったので何とか無事に積み込めたが、降ろすときは一人だ。
まあ、ナナハンとしては軽くてコンパクトなXJだし、そもそも降ろすんだから重力が手伝ってくれるでしょ、と気軽に構えていた。
ところがいざ降ろし始めたら、荷台上での方向転換と言った段階で、ずっしりとした手応えに大汗をかいてしまった。フロントブレーキがやや引きずり気味ってのもあるが、明らかに体力は衰えている。
いや、流石にナナハンだ。

早々、足場板をスロープにして降ろすってのは諦め、ラクチンなクレーンを使ったのは言うまでもない。

無事に着地させたら、とりあえず問題な箇所はないかと、軽く各部をチェックし始める。
特に大きな問題はなさそうなので、バッテリーを繋ぎ電装関係を一通り作動させてみた。
ラッキーな事に殆ど問題なく作動するが・・・何故かホーンボタンが無いのだ。
しかし適当な棒を突っ込んで押せば、ダブルホーンが軽快なミキシング音を奏でたのでとりあえず次に進む。

何と言っても肝心なのはエンジンだ。

エンジンオイルの状態を一応確かめ、プラグキャップを外してセルでクランキングさせてみた。
みょーな引っかかりや異音もなく、オイルもちゃんと回っているみたいだ。
そして圧縮も確かそうな感じだったので、火を入れることにする。
ファィア～一発！マルチシリンダーが雄叫びを上げた。
雄叫びの様子→　http://www.ne.jp/asahi/sun/say/xj750sound.wmv
しばらくシートに座り、一人悦に入る至福の時間なり・・・

しかしまだ詳しい点検をしていないので、せっかく好調なエンジンをいかれさせてはと、名残惜しいがキルスイッチを作動させる。
そして、先ほどの発見した問題点、ホーンボタンを何とかすることにした。
ホーンボタンスイッチ周りをバラし、細かいパーツを外した順に並べつつチェックすると、単にプラスチックのボタンが欠け落ちているだけだった。
こんなものをいちいちオーダーしちゃいられないので、代替になりそうなものを探すと・・・
有った！蛍光マーカーの赤いキャップが、ほぼピッタシの形状じゃないの～
多少削ったりはしたものの、ご覧の通り立派？なホーンボタンとなった。

しかしなんだろう、この湧き上がるような楽しさは・・・
この先、まだまだ美味しい部分が山ほど残っていることを思うと、もうイッてしまいそうな私。