SSブログ

エラー表示 [アドレスV125G(K7)]

アイドリングからほんの少しアクセルを捻ると、チョッともたつく箇所がある。

1P1020916.JPG


その個所で意識的に留めていたら、有無をも言わせずFIランプが点灯するのだ。 
キャブ車だったらあまり気にしない程度だが、やるとすればパイロットスクリュー辺りかな。
だけどそんな物は勿論無い、だからインジェクションは嫌なのだ!

と言いつつ内心嬉しいのは、ある意味ビョーキかも・・・

2P1020917.JPG


しかしこのバイクはネット上で、サービスマニュアルまで公開されていて助かる。

特殊工具(ただのスイッチ)をバッテリー横のカプラーに接続するだけで、故障コードを表示してくれるらしい。やってみた。



何とも素晴らしい、が、少々複雑だ。
カーナビに道案内をされている様で、これで良いのだろうかと・・・

3故障コード表.png


あとは対応したコード表を見れば、誰でも故障個所が判明する、またしても複雑だ。
          うーん   まあとりあえず良いや

C21に関してはこの前エアクリーナーボックスを外した際、カプラーを抜いたままエンジンを始動させたから、思い当たるフシがある。
それでマニュアルを頼りに一度過去故障を消去し、再度エラー表示が出る様にアクセルを操作してみた。

再度C14C40が出るので注意書き*1に従い、スロットルポジションセンサをまず点検してみよう。

4スロットルポジションセンサ.png


5P1020924.JPG


カプラーにクリップを差し込み測定してみると0.74V、0.765~0.805Vが標準らしいので下限を下回っているようだ。
とりあえずここを基準値にしてみよう。

6P1020925.JPG


カウルを外さずにスロットルポジションセンサのビスを回すには、ロングドライバーが無いと無理かもしれない。

7P1020928.JPG


基準値の0.79Vに合わせてみた。

8P1020933.JPG


ここは非常に微妙、少々の移動で大きく違う。マーキングのズレはこんな程度だ。
だけどこれだけであっさりと改善する。もうエラー表示は出なくなったから大したモンだ。

大体自分なりに分かったのは。

①まず、アクセルを捻ればスロットルバタフライは機械的に開く
②吸気圧センサーが吸気を感知し出力する
③しかし最初から基準以下だから、スロットルポジションセンサの出力電圧が低い
④FIコントロールユニット(ECM)困る→FIランプを点ける

じゃないかな。

これで吸気とスロットルの動きが一致したから、アクセルを回せば綺麗にアイドルから繋がる。
あくまでも電気的に正しい信号が揃えば、不平(FIランプ点灯)を言わず働く賢いコンピューター君なのだ。

9P1020939.JPG


だけど欲を言えば、微動だにアイドリングしてくれたら、と思い調べた。
今度は(長いよ~)アイドルエアコントロールソレノイドバルブ・・・ハァハァ、だ。
長ったらしい奴だが、キャブ車でも気難しいアイドリングを、一手に引き受けているみたいだ。

これ、キャブで言えば、パイロット(エア)スクリューと、アイドリングストップスクリューを兼ねているね(含むジェット類)。逆に言えば、基本的にアイドリング回転数は、弄れない事になるかな。
症状が軽かったからか、分解しクリーナーキャブ処置でほぼ解決した。

だけどマニュアルを読むと、測定で基準値を外れるデバイスの場合、それでポイが実に多い事。
頭脳であるコントロールユニットでも、ダメになった奴はことごとく見切るのだ。

今回、無事に直って安堵したし、バイク弄りが好きなのを再確認した。
       でも
何だか寂しさを感じるのは、何故だろう。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

昭和の君にグラムを極める ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。