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アイドルエア...復活 [アドレスV125G(K7)]

殆ど普通になってきたが、冷間時の始動→アイドリング高→アイドリング安定、この一連の流れにまだ違和感があった。

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もう自己診断トラブルコードは何も出ないけど、モヤモヤが今一つ晴れないなぁ。
納得がいかないから再度確認してみよう、アイドルエアコントロールソレノイドバルブを。
                     (↑相変わらず長い)

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ソレノイドバルブ=電磁弁はその名の通り、電磁石で動作する開閉弁だ。
この場合の様な電磁石が一つの単純な機構だったら、電源ONで引き付けOFFの解放はスプリングリターンが殆ど。

うーん、引っ込んだまま戻らない。分解だ。

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内部構成。やっぱりスプリングが折れている。
普通はこれでアイドルエアコントロールソレノイドバルブに見切りをつけ、新しいアイドルエアコントロールソレノイドバルブを手配するのだが、面白いからアイドルエア...

チョッとやってみよう。

4sm-5-39.png


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サービスマニュアルに従い各所をチェックしてみるが、電気的には何処にも異常が無い。
だから残るは機械的、要するにスプリングだね。

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こんな細かいスプリングか~そうそうボールペンにもこんなのが使われていたな。
3色ボールペンのどれかが出なくなり、でも勿体ないから残しておいたのが溜まるよね。
それを分解してみた。

中のスプリングは外径Φ3mmでピッタリ。子供の頃の分解癖が役立つこともある、かな。
材質・線径・ピッチ・・・この際、細かい事はどうでも良いのだ。

7P1020978.JPG


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長めに切断してみては様子見を繰り返し、最終的にはプランジャーからほんの少しスプリングが出るだけ、これ位の長さに落ち着いた
組んでカシメ直すと分かるが、スプリングで戻る力は最低限、って感じが丁度良い。



具体的には単独での作動状況が、こんな感じでOKだった。
これで始動時に上がったアイドリングが暖機につれ滑らかに戻っていき、後は安定して回転を続けてくれるようになった。勿論最近の朝でもセル一発だ。

デジタルだらけの今だけど、まだアナログな面白さは残っているのだ。
ただ心配なのは所詮ボールペンのスプリング、比べようの無い過酷な使用に耐えるか。
こんなちっぽけな部品とは言え、天下のスズキのクオリティでは無いから。

大丈夫だ、3色ボールペンだからまだスプリングは2本残っている!
            買えよ・・・純正部品


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みっく

あけおめです。(おそっw)
やってますねぇ~
ジムニー君は12月に無事車検を終えて快調に走っております。
ステムシール、ピストンリング、タイミングチェーン、テンショナー諸々交換。バルブのカーボンがすごいことになってました。
オイル管理が最低のエンジンでした・・w
バルブクリアランス調整は面倒ではっしょっちゃいましたが・・・
吸排気ポート研磨もしちゃいました~(商売道具が役に立ちました)
14万キロオーバーの6型ジムニー君、どれくらい乗れるやら・・・


by みっく (2018-01-14 19:05) 

Nsink

今年もよろしくお願いします。

>(商売道具が役に立ちました)

あの背筋に堪える様なキュィ~ンのですか^^;
業務用だから強力でしょうね。でもポートには細すぎな気もしますが・・・

ジムニーの14万キロなんてまだまだですよ!
by Nsink (2018-01-15 21:51) 

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