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復活へ(4) [脳出血から2年]

今日は大宮の埼玉運輸支局まで、バイクの廃車手続き行ってきました。

つい大宮のと今も言ってしまいますが、現在はさいたま市西区になりますね。
広大になったさいたま市ですが、運輸支局のすぐお隣は上尾や川越ですから、川口からだとバイクでも1時間ほどかかります。

アドレスで行きましたが、まだ寒いですね。

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埼玉に戻ってまずは、地元の医療機関に行った。

リハビリ等で一番通うだろう直ぐ近くと、MRI検査設備がある市立医療センターの2ヶ所だ。
近所のいわゆる町医者では、リハビリの計画を立てるため、現在の身体状況を確認してもらう。
リハビリなんて人生で初めての経験だから、色々な器具や設備はドラマで見た程度だし、自分がまさか使うようになると思っていなかった。
この先お世話になる現実を、まだ受け入れられていない自分との闘いの始まりだ。

平行棒の様な両手幅の、歩行補助手摺に促される時に、介護してくれる方の手を無意識に払いのけている。
「ああ、自分はこんな体になってしまったのか」と、背中に受ける視線にも思い違いな哀れみを感じながら。
こんなネガティブ感情を、払拭するかのように体を動かそうとすれば、意思通りに動かない右半身に更なるもどかしさを感じ、苛立ちが募るばかりなのだ。

今は冷静に客観視が出来ていると思うが、その時はそんな余裕なんてある筈も無い。

そして所見を頂けば、健常よりちょっとだけ、もうちょっとで普通、なのだ。
それは多少無理をしていた自分でも感じていた事だけど、その”ちょっと”が悩ましくのしかかり、暫くはそれにも苦しんだ。

”ちょっと”には希望や期待、もっと言えば励ましや慰めも多分に含まれているとは、薄々ながら思いはしても、半ば強引にもみ消していたんだな・・・
自分の身体は必ず元に戻る、悪くても数ヶ月の休養後には仕事に復帰できる筈だ、としか考えたくなかったから。

そしてリハビリのプランが提示された。
週に2回外来し、戻らない呂律の対策としての発声と、痺れによる右半身の変調を緩和する施術だ。
具体的に。出来るだけ大きく口を開けて短文を読み上げ、それを対面で評価してもらう。
それがどれだけ聞き取り易く相手に伝わるかを、回を追いながら向上を図るのが前者。
マッサージで体をほぐした後に、各部の屈曲等で緊張した身体を戻して行く狙いが後者。

最後に、この様な進め方を予定しているがと問われても、よろしくお願いしますの他には無かった。
ただ、自力で無理なく通える状態で、送迎に関しては話に出るまでも無いほど、やはり普通とはちょっとだけ、なのだ。

ちょっと、一寸≒3cm、なんて甘美な響きか。すぐ手が届く所に・・・では無かった。



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