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太いサイレンサーを作る(1) [FZX750(3XF)]

FZXだけの排気音を聞いている分には、ほぼ満足できるようになったが、、、比べるとね。

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もはや中型クラスになってしまったナナハンと、1.6倍の排気量差があるバンディットを比較するのは、当たり前過ぎるほどナンセンスだが。
ただ音量は程々で良いとして、もう少し腹に響く重みが欲しい。
やっぱり拡張室の容量が効くよね。
じゃあ輸出用FZ750の、太っとい残骸サイレンサーで実験してみよう。

現在、集合管の端部は汎用性を考えて、Φ60.5の切りっぱなしにしてある。
まだ余っているSTK管は”外径”が60.5mmで厚さ2.3mm、”内径”はΦ55.9になるから当然Φ60.5には差し込めない。
でも面白そうだからこれを加工して、とりあえずジョイントから始めよう。
ただ余裕を無視しても合口に、Φ60.5mm*π-Φ55.9mm*π≒15mmの隙が出来る様になるね。

ジョイント部を作るため、適当な長さにした短管を縦に切断だ。
早くも漂う予感、、、            たぶん面倒臭いよ。

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とりあえず切れ目にタガネを叩き込んで広げ、Φ60.5のパイプに差し込める様にしてみよう。
しかしただ単に広げてはイケナイ。
相手方のパイプに馴染むようにしないと、排気漏れの恐れがあるから。
アセチレンバーナーでも有れば早いが、無いものは仕方ない・BBQバーナーで炙りつつ。

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出来るだけ無理のない程度で、Φ60.5パイプに入れ込んだ。
そしてBBQバーナーで炙っては、ハンマーでコンコンとパイプに密着させて行く。
あー、、、

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地道な作業を繰り返していると、やがて合口がほぼ予定通りの15mmになった。
面倒で適当になりがちだけど、ここで出来るだけ合わせておかないと、後で後悔するのだ。

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同じパイプを短冊状に切り取って来て、隙間が無い様にピッタリと合わせて行く。
キモはややきつめに、少しだけ叩き込む幅で合口を塞ぐ感じに。
短冊を太めに切ったらグラインダーで削って、の繰り返しになるけど、これがまた言い表しにくい作業だな。

きつすぎず、でも簡単に入らないように、、、

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後はお楽しみの溶接だ。
万力で飛び出さない様に押さえて、仮付けで止めていく。

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ここまで来れば出来たも同然、って、もう差し込みに関してはどうにもならない。
一応この状態でパイプに差し込んで具合を確かめた。
うん、良い感じだ。あとはバリバリ本付け。

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内面の合わせ部はスジで良く分かるけど、とりあえず粗仕上した外面もこんな感じ。
外面の粗い箇所は目立たない方向にもっていけば良いや。
物自体は長めに作っておいた。長さを詰めて調整できるように。

ああしかし、、、ただのジョイントを作るだけで、ほぼ冬の短い一日を費やしてしまった。
勿論これが楽しいのだけど、やっぱり核心のサイレンサーを弄りたくなるな~

また長くなりそうなので、とりあえず(1)とした。

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