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元気がないエアコン [サンバー(LE-TT2)]

暑い日にエアコンが効かないと悲劇に近いが、その前に風そのものが元気よく出ないのだ。

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一応冷たい風が出ている様に感じるが、ブロアスイッチを最大にしてもこの程度の風量は何故なのか。
分かり易いように古典的だが、ビニール紐を吹き出し口にテープで貼ってみた。
ブロアを全開にしても紐はダランと下を向き、また冷え方自体も弱々しく感じる。

何となく嫌な予感がするけど、もう分解するしかないね。

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まずは助手席の足元にある、内外気の切り替えチャンバーを外すがほぼ問題なし。

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その次に出てくるのが吸い込み用のブロワーで、さらに疑わしき核心のエボパレーター外観が見えてくる。
この車はエアコンのフィルターが付いていないから、最初に影響を受けるのはエボちゃんだが、コイツを引っ張り出すと後が面倒だ。
と言うのは。

エボパレーターの次に配置されるのはヒーター(ラジエーター)ユニットだが、これはいわゆる放熱器でありエンジンを経由して温かくなった水が循環している。
それに対し、分かり易く言うとエボパレーターは吸熱器になり、これには水に比べると遥かにややこしい冷媒が循環しているからだ。

冷媒は青森に居た頃よく見かけたが、、、それ違うだろ!

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サイトグラスで確認すると、霊媒、、、いや、冷媒も減っているからこの際気にせず分解だ。
まずキャビンの下に有る、配管の接続部をバラす。
こうしないとエボパレーター直近の配管も外せないから。

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これでやっとエボパレーターを引っ張り出せる。

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さあ、行くぞ~~~  ギャー
もう何度目だろう、この車を弄り始めてのギャーは。

画像は引っ張り出した本体だが、その際に他にも内部にゴミをたくさん残しているのだ。
これじゃあ空気なんか通らないよね。いや、少しながらも良く出ていたな。

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ユニットの裏側からエアガンで吹いてみるが、圧縮空気でさえ半分以上は吹き飛ばせない。
ただエボパレーターのフィンは非常に繊細で、エアガンをあまり近づけすぎると直ぐに折れてしまう。
もう地道にやるしかないな~

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画像で見ると次の場面に移っただけだが、こうなるまで思いっ切り時間がかかった。
コンプレッサーのレギュレーターをかなり絞り、エアを優しく吹きながら爪楊枝でホジホジしたから。
もうこんなモンで良い、と言うかもういい加減イヤ。

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全てを元に戻しブロワースイッチオン、いやいや音からして全く違う。
ンゴーーーって感じの吸い込み音からして。

吹き出し口のビニール紐も元気よくピンと上を向いて、、、
俺だって昔は、、、    アウト!


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