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これが中華だ [ロンシン125(LC152FMI)]

ミッションケースだけになると、スリムで軽くなってきた。

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このエンジンスタンドは横型エンジンに共通する、エンジンの底に有るステップ取付用のタップ穴を利用し固定している。
それは合計で4か所有るのだが、クランクケースそれぞれに2か所づつだ。
要するにクランクケースは分割されたら、M8ボルト2本でスタンドに固定される事になる。

肝心なのはケースを割る前にワッシャーを挟んでおけば、ケースの固定ボルト6本を抜きケースを割る際に、ワッシャーの分だけ隙間が稼げて無理なくケースを外せるのだ。
ワッシャーを挟まずケースをスタンドに固定したら、ケースにはノックピンが有るので余裕がなく、すんなりとケースを割る事が出来ないかも知れない。

と、一応考えているのだ。別にワッシャー云々がなくても大事にはならないけど、、、

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うん、無理なく割る事が出来た。

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綺麗に剥がれたガスケットに下には、ちゃんとブローバイガス用のトラップ室が有った。

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コンロッドも一応熱処理が施されているね。

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ただこれからちょっと怪しさが漂い始めた。
見た目だけで加工精度までは分からないけど、荒い加工だな~一番簡単なスパーギアなのに。

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これはギアーシフトドラムだけど、既に切削粉とか鋳物カスとか出てくる。
とりあえずエッジ部を全てヤスリで軽く面取りし、エアーで嫌と言うほど清掃しておいた。

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単独にしてクランクのベアリングも回してみたが、どうも何かを噛んだ様な引っかかりが有るのだ。
なのでパーツクリーナーで油分を洗い流し再度確認。
やっぱり何か細かな異物感があるな~
更にパーツクリーナーで徹底的に洗うと、微細な異物が幾つか出てくるのだ。
そして納得するまで洗い流したら、エアーを吹き付けるだけでも軽くシャーっと回る様になった。

油分が残っていると感触がぼやけるから、そんな時は完全に脱脂するに限る。

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根本的な部分はどうにもならないが、一応自分なりの範囲は出来るだけの対処をしておいた。
中華に求めてはイケナイのかもだけど、色んな意味でもう少し細やかさが欲しいな。
逆に日本人は細やかさで、Made In Japanを築き上げたんだろうね。

そしてクランクケースを閉じ、クラッチケース内を復旧し始めたが、、、
バラす時に危ぶんでいたドラムストッパーの、取り付けボルトのタップがあっさりと崩壊したのだ。
アルミのタップが。
最初の捻じ込み段階で斜めって、そのまま無理やり締めこんだのだろうね。
ちょっと気を遣えば何てこと無いのに、何故強引に組むのかな~

ああしかし、まだ一回も火を入れていないのに、Rクランクケースが産廃か、なんて。
色々と考えたが、ヘリサートでもぶち込もうかな。
まっ、荒業も中華のウリだからね。まだ全然OKだ。

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