SSブログ

インバーター溶接機 [カブ改125(C50SN)]

しばらく中華の交流式半自動溶接機を使っていたが、インバーター式が非常に安くなってきた。
良くないぞ、危ないぞ。

1P1110514.JPG


前々から気になっていたけれど、一応使い慣れた半自動が有るから、特に変えようとは思っていなかった。いや、言い聞かせていた、自分に。
しかし最近はとっても安くなってきたし、それなりに使えそうな雰囲気を感じていたが、凝りもせずイケナイ誘惑漂うオクを見ていた。

「家内安全のためクリックのしすぎに注意しましょう」、そんな事は重々分かっているのだけれども、他に誰も入札しなかったんだもんね、うーん、どうしよう。
中華だからイイじゃん!これで押し切るしかないな~(ダメだと思うよ)

で、こんなのが来た。溶接棒ホルダーとその専用端子も付いている。
やっぱり痛い視線を浴びながらの開封作業だったけど。

1P1110514.JPG


開き直って早速ビートを引いてみた。自分的に半自動より手棒の方が分かり易いので、Φ2.5mmの溶接棒で比較。

何をやるかと言えば、極性を変えて溶け込み具合を確認したい。
今まで使っていた溶接機は交流式なので出来ないが、今度のインバーター式は直流なので溶接棒の極性を変える事が可能で、これが一番やりたかったのだ。
一般的にホルダー側をマイナスにするのだが、電子はマイナスからプラスへ向かうため、集中的に深く溶け込む溶接が出来る。使い易く強度も得られる接続法だ。
画像で言うと下側がこれで、細く深いビートが引ける。

それに対し上側はホルダーがプラスのビートで、こっちは浅く広くなのだ。勿論電流は同じ。
設備が大げさになるTig溶接は無理だけど、薄物や錆びて穴だらけのマフラーでもこれでイケる。
アークが綺麗に出るし途切れないし、やっぱり安定のインバーター式は最高だね。

1P1110514.JPG


早速カブに使おう。

カブのハンドルは特殊だ。
左側パイプは19mmにグリップ部だけ25.4mm が溶接されている。なんで?
諸説有るらしいが、パーツが揃い易い一般的な外径22.2mmにしておきたい。
とりあえず右側はノーマルのままで良いから、クラッチレバーが必要な左側だけでもね。
まずはグリップ部の25.4mm、1インチパイプを撤去だ。

1P1110514.JPG


出来るだけダメージは最小限にして元を生かしたいので、何処で固定されているかを確認だ。
外パイプの中心になにやら溶接痕があるぞ、これだな。

1P1110514.JPG


で、そこをサンダーで削ると、ボッチが出てきた。更に追い込むみ

1P1110514.JPG


最後はパイプレンチでグリッと回すと綺麗に外れた。

1P1110514.JPG


22.2mm×1.2mmのパイプをモノタロウで買ったのだが、オーダーした翌日にカインズホームで同じサイズを半値で見つけると言う、何とも悔しい結果になった。そんな事も有るよね。

1P1110514.JPG


そのパイプを160mmの長さで切り、大体前と同じ位置に溶接用のΦ5mm穴を開けた。

1P1110514.JPG


そしてニューフェース登場、半自動で仮付けし手棒で本溶接だ。
ここはガッチリと付けたいので一般的なホルダー側マイナス。

1P1110514.JPG


どんな感じになるかまだ良く分からないので、とりあえずこんなクラッチレバースイッチボックスを付けてみた。
しかし相変わらず中華は激安だけど、ごく一般的な部品は普通に機能する。
それなりの見た目は仕方がないが、まずは全て操作できるのが優先だ。

ただクラッチレバーを付けたので、左側のハンドル長は20mmほど長くなっている。
実際に走ってみて違和感は有るのだろうか、慣れちゃえば大丈夫な気がするけれど。

それはそうともっと溶接したくてウズウズ、やっぱり根が好きなのだ。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

艶消し透明お手上げな中華 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。