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レストア7(腰上洗浄) [CB250RSZ(MC02)]

エンジンを分解したら必ず付き纏うガスケット剥がし・・・これは何とか楽に出来ない物かと思う事毎度なのだ、けど。

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旧い個体だから覚悟はしていたが、ほぼ3/4が頑固にこびり付いていた。
ワコーズのケミカルは高いので極力使いたくないが、コイツだけは別格過ぎるので愛用している。
そうなのだ、いきなり登場願うほど、なのだ。
いや参った。

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泡泡にして待つ事十数分、そしてスクレーパーでガシガシ、これをひたすら繰り返す。
繰り返すと言っても、通常は2~3回・シリンダー片面で1時間程度なのだが・・・
ちょっと嫌になって来た、3時間ほどのガシガシは、いや~頑固だ。

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もうね、途中なんてすっ飛ばし、最後の仕上げも終わった頃だ。
どうしてもなだらかにならず気に入らなかったので、久しぶりに砥石なんか使った。
ネット上だと安易に、何でもかんでもこれを使っているが、あくまでも研磨する「石」なのだよ。
使い方によっては平面度なんか、簡単に崩れる危険が有るのだけど。

結果が綺麗になると、それが結構険しい道だったら余計、誰かに見せたくなるほど嬉しい。
だから分っていても、始めてしまうガスケット剥がしかな。

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ロッカーアームがシリンダーヘッドカバーにセットされているから、この際外したいのだけどこれがまた曲者で、ロッカーアームシャフトの固定の為にノックピンが圧入されている。
それでこのノックピンはどうやって外すのか?
SMには堂々と、ピンに溝を削り入れろと在るらしい、マイナスドライバーで叩き抜く為の・・・

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今回は不具合なんか無いし、ただ清掃の一環で外したいだけだ。
なのでバイスプライヤーを使いこんな感じにやってみたが、びくともしない。
やーめた(笑)

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そうだバルブも綺麗にしておこう。
お約束、ボール盤に挟んで作戦だが、表の見た目なんかそこそこしかやらない。

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むしろ自分的に重要なのはバルブの裏側だ。
バルブで肝心なのは気密性なのだから、摺り合わせ時のタコ棒が密着するようにしておく。
吸盤が強固に吸い付いてくれると、リズミカルに作業が進み結果も良い場合が多い。

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オイルやカーボンやアルミのサビ、それにヘリサート加工で飛散した切り粉、それらを纏めて洗浄だ。
モノタロウの漬け置きパーツクリーナーに、数日間ドボン!イマイチなのだけど。

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数日後でこんな感じ、メタルクリーンの方が良かった気がするなー
特にフィンに沁み込んだ、深い油汚れには全くダメなのだ。

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まあ、ピストンに関してはそこそこ綺麗になった。
ピストンリング溝をもう少しと思いリングを外しにかかったが、何だこれ、初めての強力さに驚きだ。
傷つけないよう気を付けて、親指の爪が剥がれそうになりながらも、ここまでが良い所、これもまたなんという頑固さ。
リングが折れたらシャレにならないので、これもあっさり止めるのであった。

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何だか消化不良感がぬぐえないと言うか、前々からやってみたかった事が有ったので。
ドラえもん風に ♪ピストンリングコンプレッサー

多くを語るのは止めよう、早くもぶん投げる予感が漂うから。

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