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組立て5(始動) [CB250RSZ(MC02)]

残っているフロント回りの配線と、ケーブル類の処理を終了させ、エンジンをかけてみたい。

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フロントは配線が集中するし、更に機械的操作関係(アクセル・ブレーキ等)が絡んだうえで、ステアリングがスムーズでなければならない。
なのでそれらを組み合わせながら、繰り返し具合を確かめ、何度かやり直して・・・
もちろんバラす前の画像も参考にするけど、答えはほぼワンルートなのだ。

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最後はライトケース内で結線なのだが、これはただ同じ色同士を繋ぐだけ。
そしてライトが収まると前回りも完成だ。
後はタンクだけど、とりあえずエンジンをかけてみたい。
もう既に、キーを捻ればセルも回る様になったのだし。

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満を持してスタートボタンを押す。
ところがRSZの持病と言うか弱点と言うか、ピニオンギアが上手く飛び込まないのだ。
虚しくセルモーターが回るだけ。
モーターの回転自体に問題は無いのだが、回ると飛び出て回転力を伝えるピニオンギアが、ギア付きフライホイールに弾かれる。噛み合ってくれない。
弾かれない様にソレノイドでロックカムをサポートさせる機構を設けてあるが、これがとにかくRSZに携わった人を悩ませる種、上手く作動してくれないらしい。

事前に分かっていたのだが、自分もどっぷり悩まされた。
矢印の中にその問題が詰っているのだ。

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あーだこーだと原因を突き止める事ほぼ2日、何故弾かれるか・・・最後はカバーを開けたまま、鏡を使ってロックカムの動きを観察した。
何度も確認して分かった!
結論から言えば、カムの矢印部を加工したらカムがガッチリ組みあい、サポートしたピニオンギアが弾かれることは無くなった。
分かってしまえば何てこと無いのだけれどね。

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更に、
ガソリンを入れたサブタンクを吊るしたら、燃料漏れを発見した。
オーバーホールしたキャブからの漏れ、ある程度予想していたのだけれど。
①はドレンノズルから。これはオーバーフローだね。
②は加速ポンプの合わせ面から。ダイヤフラムがやや硬化していたからだと思う。

②はダイヤフラムに、ごく薄っすらと液体パッキンを塗って対処。これは一発で解決した。
①のオーバーフローだけど、フロートチャンバーに流入するガソリンを制御する、フロートバルブの「閉じ」が甘くなっているのが原因だよね。

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バルブにピカールを薄く塗り、柔らかに・優しく摺り合わせ。
少し擦り合わせたら様子を確認し、当たり面が綺麗に出たら直ぐ止めるのだ。
これくらいで十分、あくまでも表面の汚れを取るだけ、って感じにしておく。

オーバーフローの問題も解決、さあエンジンをかけるぞ!

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呆気なく・一発で目覚めた250ccOHC4バルブ2エキゾースト単気筒、暫し暖機しながら各部の確認だ。
エンジンが熱を帯びてくると、表面に残ったオイルが焼け煙ってくる。
これが堪らない。

開いたインテークからガスを吸い込み、それを圧縮して燃焼、ピストンが弾かれクランクを回す、そして開いたエキゾーストから排気。
組んだエンジンの4工程が見えてくるのだ。

やっぱり内燃機関は良い。

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