悪名高きエンジン【組立・クランクケース他編】 [カブPart2]
今回もまたバリとの戦いが主になるけど、回転体が沢山有るエンジンで重要なパーツ、ベアリングに関しても考えさせられる中華エンジンだった。
一番肝心でメインになるクランクシャフトのベアリング、コイツは外すのが面倒だし出来ればこのまま使いたい。
ちなみに
中華ではベアリングメーカーが乱立し、大小を合わせるとその数1000社にもなるそうだ。もちろん中華らしくコピーのまたコピー等で、実態はワケ分かんない状態らしいが。
ただベアリングは産業の米とも言われる様に、精密なそれを安価で安定して供給出来なければ、工業立国として成り立たない。
幸い日本はこの分野でも世界のトップクラスらしいが、中国も国の威信をかけて共産党が出資しているメーカーも有るらしい。
閑話休題
ただ今回の様な汎用コーピーエンジンなんかだと、その時の入手し易さや・・・コストが大きいだろうが、組み込まれた色んな中華ベアリングに出遭えるのだ。
なので全てのベアリングをまず自分なりにテストしてから、必要とあらば国産品と換える予定だ。
そのテスト方法だけど、こんな動画みたいなのも一例だ。
自分のやり方は、まずベアリングに付いている油分を、パーツクリーナーで完全に除去する。
それからCRCの様なサラサラの潤滑剤をサッと付けたら、ベアリングのボール部に目掛け、斜め45度くらいにコンプレッサーのエアを吹き付けるのだ。
そうすると想像を絶する回転をし、怖い位にヒューンと唸りを上げるは、エアの吹き付けを終えてからも暫く回り続ける。
ただしこれはNTNの様な国産品の場合だけど。
今回は組み込まれたほぼ全てのベアリングをテストしてみた。
前振りが長くなったけれど、まずクランクシャフトのベアリング、「JLSH」と表記された6304ボールベアリングからだ。
ただこのJLSHブランドは、ネットで調べても不明メーカーだけど、回転自体は悪くない。
もちろんNTNと比べれば回転音の高まりや、その後の回転持続は多少劣るけれど、それなりにヒューンと回るし持続もそこそこだ。一応B級品かな・・・
結論、
エンジンの最高でも10,000rpm、しかもオイルに浸った状態を考えれば、このまま使おうと思う。
換えるの面倒だし(笑)
次に重要な役割を担っているミッション系のベアリング、これを全てケースから抜き取りテストだ。
しかしベアリングを抜いた後のポケット状の穴には、アルミの細かい屑がたくさん残っていた。
更に早くもベアリングに噛みこんでいて、回転がジャリジャリするのも有るのだ。
もちろんテスト前には、パーツクリーナーで洗い落としておいた。
上図の品番「21」、メインシャフト軽負荷側に組み込まれていた6001ボールベアリングから。
まず表記だけど薄ボケて良く分からないが、TQM?なのか?これも検索に掛からなかった。
NTNと比べては可哀そうだけど、まあC級品かな、使えなくは無さそうだけど。
結論
NTNに交換だ。
品番「22」、カウンターシャフト軽負荷側だけど、キックギアの負荷も担うので「21」よりワンランク上の6201だ。
これは意味不明な表記が暗示しているように、今回の最悪ベアリングだ。
もうエアを吹くまでも無く、摘まんで動かすとガタを感じるシロモノで、エアで無理やり回せばガーガー、吹くのを止めればガガガーと止まる。なんだコリャ!即座にD級決定。
結論
比べられてお怒りのNTNに任せる。
品番「23」、メイン・カウンターシャフトの重負荷側を担う、このエンジンではクランクシャフトに次ぐ大きさの6203だ。
これは表記からしてしっかりしているし、見た目も悪くないC&Uのベアリング、調べれば共産党が力を入れた中国人本集団有限公司製なのだ。
言ってみれば中国のベアリングトップメーカーらしいが、自分なりのテストではNTNにやや及ばない感じがした。なのでNTNを特Aとしたら、A級で良いと思う。
結論
中華のトップがどれほどのものか、試す意味もありこのままC&Uを使ってみる。
しかし同じエンジンに組み込まれたベアリングに、これほど開きが有るとは・・・
今更ながら中華は楽しい(笑)
この先は、酷いアルミ鋳造品との格闘記になる。
まず四角い穴にバリバリ。
簡単に取れ落ちなければ構わないのだが、そうでないから困ったチャンなのだ。
せっかくだから綺麗に四角くしてみた。
こんなダマダマは至る所に、マイナスドライバーでコンコンして落とす。
このエンジンにはこんな耳垢みたいなのもあちこちに散りばめられている。
ポロっとね、こんなのがオイルラインに紛れたら一大事間違いなし。
バリとか耳垢とかダマダマとか、もうお腹いっぱいで飽きてきた。
なので気分転換に、今回買ったパッキンセットに入って無かった、クラッチアウターカバーガスケットでも作るのだ。
今回も色々と調べてある意味勉強になったが、ベアリングに関しては表記がしっかりしている物ほど、やはりそれなりにしっかりと回転した。
しかし中華トップメーカーから、コピー&コピーの底辺不明ブランドまで、何故同じエンジンにごちゃ混ぜするのか。
本当に意味不明で楽しさ満載、だから中華は止められないのだ。
一番肝心でメインになるクランクシャフトのベアリング、コイツは外すのが面倒だし出来ればこのまま使いたい。
ちなみに
中華ではベアリングメーカーが乱立し、大小を合わせるとその数1000社にもなるそうだ。もちろん中華らしくコピーのまたコピー等で、実態はワケ分かんない状態らしいが。
ただベアリングは産業の米とも言われる様に、精密なそれを安価で安定して供給出来なければ、工業立国として成り立たない。
幸い日本はこの分野でも世界のトップクラスらしいが、中国も国の威信をかけて共産党が出資しているメーカーも有るらしい。
閑話休題
ただ今回の様な汎用コーピーエンジンなんかだと、その時の入手し易さや・・・コストが大きいだろうが、組み込まれた色んな中華ベアリングに出遭えるのだ。
なので全てのベアリングをまず自分なりにテストしてから、必要とあらば国産品と換える予定だ。
そのテスト方法だけど、こんな動画みたいなのも一例だ。
自分のやり方は、まずベアリングに付いている油分を、パーツクリーナーで完全に除去する。
それからCRCの様なサラサラの潤滑剤をサッと付けたら、ベアリングのボール部に目掛け、斜め45度くらいにコンプレッサーのエアを吹き付けるのだ。
そうすると想像を絶する回転をし、怖い位にヒューンと唸りを上げるは、エアの吹き付けを終えてからも暫く回り続ける。
ただしこれはNTNの様な国産品の場合だけど。
今回は組み込まれたほぼ全てのベアリングをテストしてみた。
前振りが長くなったけれど、まずクランクシャフトのベアリング、「JLSH」と表記された6304ボールベアリングからだ。
ただこのJLSHブランドは、ネットで調べても不明メーカーだけど、回転自体は悪くない。
もちろんNTNと比べれば回転音の高まりや、その後の回転持続は多少劣るけれど、それなりにヒューンと回るし持続もそこそこだ。一応B級品かな・・・
結論、
エンジンの最高でも10,000rpm、しかもオイルに浸った状態を考えれば、このまま使おうと思う。
換えるの面倒だし(笑)
次に重要な役割を担っているミッション系のベアリング、これを全てケースから抜き取りテストだ。
しかしベアリングを抜いた後のポケット状の穴には、アルミの細かい屑がたくさん残っていた。
更に早くもベアリングに噛みこんでいて、回転がジャリジャリするのも有るのだ。
もちろんテスト前には、パーツクリーナーで洗い落としておいた。
上図の品番「21」、メインシャフト軽負荷側に組み込まれていた6001ボールベアリングから。
まず表記だけど薄ボケて良く分からないが、TQM?なのか?これも検索に掛からなかった。
NTNと比べては可哀そうだけど、まあC級品かな、使えなくは無さそうだけど。
結論
NTNに交換だ。
品番「22」、カウンターシャフト軽負荷側だけど、キックギアの負荷も担うので「21」よりワンランク上の6201だ。
これは意味不明な表記が暗示しているように、今回の最悪ベアリングだ。
もうエアを吹くまでも無く、摘まんで動かすとガタを感じるシロモノで、エアで無理やり回せばガーガー、吹くのを止めればガガガーと止まる。なんだコリャ!即座にD級決定。
結論
比べられてお怒りのNTNに任せる。
品番「23」、メイン・カウンターシャフトの重負荷側を担う、このエンジンではクランクシャフトに次ぐ大きさの6203だ。
これは表記からしてしっかりしているし、見た目も悪くないC&Uのベアリング、調べれば共産党が力を入れた中国人本集団有限公司製なのだ。
言ってみれば中国のベアリングトップメーカーらしいが、自分なりのテストではNTNにやや及ばない感じがした。なのでNTNを特Aとしたら、A級で良いと思う。
結論
中華のトップがどれほどのものか、試す意味もありこのままC&Uを使ってみる。
しかし同じエンジンに組み込まれたベアリングに、これほど開きが有るとは・・・
今更ながら中華は楽しい(笑)
この先は、酷いアルミ鋳造品との格闘記になる。
まず四角い穴にバリバリ。
簡単に取れ落ちなければ構わないのだが、そうでないから困ったチャンなのだ。
せっかくだから綺麗に四角くしてみた。
こんなダマダマは至る所に、マイナスドライバーでコンコンして落とす。
このエンジンにはこんな耳垢みたいなのもあちこちに散りばめられている。
ポロっとね、こんなのがオイルラインに紛れたら一大事間違いなし。
バリとか耳垢とかダマダマとか、もうお腹いっぱいで飽きてきた。
なので気分転換に、今回買ったパッキンセットに入って無かった、クラッチアウターカバーガスケットでも作るのだ。
今回も色々と調べてある意味勉強になったが、ベアリングに関しては表記がしっかりしている物ほど、やはりそれなりにしっかりと回転した。
しかし中華トップメーカーから、コピー&コピーの底辺不明ブランドまで、何故同じエンジンにごちゃ混ぜするのか。
本当に意味不明で楽しさ満載、だから中華は止められないのだ。