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踊るスピードメーター [サンバー(LE-TT2)]

この際だから他は?と見渡していた。
そう言えばスピードメーターの針が振れていたな、ちょっと見てみようか。

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H15(2003)年式のスピードメーターはアナログなので、ミッションから機械式ケーブルでメーターまで回転を伝達し、速度や距離を表示している。
なのでケーブルの中にはスプリング状の芯線が延々と入っていて、アウターとはグリスやオイルで潤滑されている前時代的方式だ。
当然古くなってくると回転がぎこちなくなり、そのうちに切れて終了となってしまう。
そうすると交換が非常に面倒だから、とりあえず芯線を抜き出してグリスアップでもしよう。

この対処法はバイクの場合かなり有効なので、ちょっと異変を感じると良くやるのだけれど、、、
何故抜けない?普通は芯線がビローンと出てくるのだけれども。

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仕方ないからメーター側からオイルでも入れてみようか。
スピードメーターの回転状況をチェックしたくなるから、駆動輪を浮かせなければならないが、フルタイム4WDの場合は前輪も浮かせる。

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しかし面倒だね、この車はステアリングコラムまで外さないとメーターをバラせない。

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どうするかと言うと、メーターケーブルの末端部に注油する、地味~な方法しかない。
試しにエンジンをかけて芯線を回転させながらやってみたが、やっぱり変化なしだ。
ガソリンが勿体ないからエンジンを止めて、チビリとオイルを注しては染み入るのを待つの繰り返し、何とも時間がかかるまどろっこい作業なり。

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待つ時間が暇だから、せっかくバラしたメーターパネルでも弄ろうかな。
透明カバーの傷取りと内部の清掃、電球のLED化とか。

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バイクのレンズ類がくたびれたら、良く使うのがピカールだ。
今回いも細かい擦り傷やくすみが綺麗に取れた。

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とりあえずメーター照明ランプだけ換える事にした。
左側の爆光LEDはスクーターのポジションランプに使った余りだけど、これは明るすぎ、なので普通のタイプにしたがこれでもたぶんイメチェンには良いと思う。

しかし肝心の注油、もう適当なところで終わらせようかな。



スピードメーターの変化具合は、静止画じゃ分からないから動画にしてみた。
してみた、は良いけれど、、

「手間がかかった割に報われない」の例になったかも。
まあね、こんな事も有るよね。


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雨が溜まる屋根 [サンバー(LE-TT2)]

錆びたフロアの補修が済んでやれやれ。
しかし、今度はルーフに視点を移してしてみると、、、なんか変だぞ。
おいおい!凹んでいるじゃないか。

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そう言えば4月、車検を受けに出発した際、ブレーキを掛けたら屋根から水が落ちてきた。
その時はあまり気にしなかったが、、、前夜の雨が溜まっていたんだね。

Oh no!
これは内側から持ち上げるしかないな。

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もうレストアでも良いや、位になっていたから、この際やってやるのだ。
それで屋根の内張を剥がし始めたが、少しづつやっているとシワシワになるばかりで、さらに上手くいかなくなってくる。ああ、今度は折れ始めた。

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こんな時はキレるに限る。
もういい加減にしろ!って材木を突っ込むのだ。

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今回も結果オーライである。
ボンッと音を立てて、内張が一気に落ちたから。
これで良いのだ。

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内側からも良く分かるな。何を載せたのかな。
スバルは配線止めにガムテープ使うの好きだな。

えー、半分放心状態。

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やや気を取り直し、適当な材木とパンタジャッキをあてがう。
薄っぺらい屋根はペコペコと上がっていく。

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ワハハどーだ、今日はこのヘンで勘弁したる。
ハアハア、、、

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そのまま戻すのもアレなので、一応断熱材としてアルミマットを張り付けておいた。
だけど最後もやや力技だったが、ちょっとしたコツが分かりあっさりと元に戻せた。
今回は疲れた、、、

でもまだ何か有りそうだな、エンドレスっぽくなってきたぞ。


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一難去ってまた何なん?(2) [サンバー(LE-TT2)]

フロアーの悲惨な状況も見てしまったが、めげずに対策の品々を早速ネットで調べまくった。
まだ大きく穴が開くほどでないから、鉄板を溶接するまでは必要なさそうだ。

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まず錆びの進行を止めなくてはならないが、素人補修にPOR-15はかなり評判が良いみたいだ。
しかし高い、100mlで¥1,500前後もする。
で、何々?「腐食した金属表面に高分子化学的に直接結合し、高強度の100&無気孔 ( non porous ) のコーティングを形成する・・・」云々、なるほど能書きからして高そうだね。
まあ、それほど沢山は使わないだろうから、とりあえずこれかな。

次は強度を出さなければならないが、そこはやっぱり無難にFRPを使おう。
かなり昔にサーフボードの補修で使った事が有るし。

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POR-15を使う事にしたのはもう一つ理由があるのだ。
それは、ガラスマットにポリエステル樹脂を塗るのと同じように使えるらしい。
要するにFRPの一層目の感覚で、錆びの進行阻止層も作れる点だね。
それと錆びた鉄板にいきなりポリエステル樹脂を使うと、より酸化させてしまう事が有るらしいし。

しかしネットは本当に便利だ。
確かに間違・嘘・誇張も有るけれど、検索の数を多くしていけば信憑性が上がってくるから。
それで失敗する事が有っても、ゼロからよりは遥かに早く正解を探し当てられる。

まず、ガラスマットの大きさを決めた。

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そこにPOR-15を塗るというよりは、豪快に撒くようにぶちまける。
その後は空気を抜くために、トントンと刷毛で叩くように液に浸し、更に周りの錆びた鉄板にも塗り広げていく。こんな感じが良かった。

最初はチビチビやっていたが、そのうち面倒になりドバっとね。
取り扱いがかなり小難しいから、もうどうにでもなれ!  結果オーライだ、ハハハ^^;
ここだけで缶の2/3は使ったけれど。

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シャーシブラックを吹いておいた裏側から確認すれば、シルバーのPOR-15が良い感じで染み出ていた。
だけどPOR-15の1層だけでも、かなり良い感じに強度が出ていそう。

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POR-15は完全に硬化すると上塗りが難しいので、半乾き状態になったらいよいよFRPの積層だ。
うーん、2層も重ねれば良いかな。

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結局、POR-15の1層+FRP2層にしてみたが、一晩経って強度を確かめたけどもう十分だね。
非常に強固で、助手席よりも丈夫になった?くらいだ。
まるでFRPの船底みたいな感じ。

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更に裏側はこれでもか!ってくらい、シャーシブラックを吹き付け完成だ。
いやー今のところ上手くいったと思う。非常に満足。
後は実際に使ってみてしか、本当の結果は分からないもんね。

だけど良い時代になったな。予め膨大な情報を得られるから、あまり失敗しなくなった。
もちろん失敗は避けたいけれど、、、でも何だか複雑なのは何故だろう。

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一難去ってまた何なん?(1) [サンバー(LE-TT2)]

オイル漏れ対策に伴い、リアのエンジン周りばかり気にしていたが、ようやく次はキャビンに目を移してみたら、、、

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何だか床の感じに違和感があるのだ。
中央部の手応えが変だぞ、何故ベコベコする?
それで一番下のカーペットを剥がし、嫌な予感がする床板を出してみた。

わおぉぉぉ、、、涙、、、
腐っているじゃないか!
ワイヤーブラシでガシガシすると、表面の赤錆が取れてこんな状態である。

ひび割れ・穴・陥没、錆を通り越し腐りが進行している。
散々フロアーに水を溜めていたんだろうな、しかし表側からの錆が床を貫通するってある意味凄い。
って、前のオーナーどんだけ!

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裏側からも確認したいがフレームが邪魔して良く分からない、こうなったらキャビンを外してしまおうか。
それでマジにキャビンを分離するために、あちこちバラし始める。
もう本当にレストアになって来たかも、ここまでになると。

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当然かもしれないけれど、荷台以上にフレームと複雑に取り合うね。
特に面倒なエアコンのパイピングが絡むし。
だけどキャビンとフレーム自体は驚くほど簡単に、たった4本の12mm(M8)ボルトで締結されている。
試しにこれらのボルトを外してジャッキアップしてみたら、あっさりとキャビンが上がり始めた。

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20mmも上がれば良いんじゃないかな、フロアー下の状況が分かるから。
それに何とかワイヤーブラシも入るし、この辺でとりあえず止めておこう。


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裏側は軽くブラシで錆びを落とせば、それほどひどい状態ではなさそうに見える。
やっぱり表からの腐りで貫通した様だ。

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現実を受け止めて暫し呆気に取られていたが、とにかく手持ちの資材では対処のしようが無い。
ここまで酷いとは思っていなかったが、不安だからキャビンを下げて感慨にふけるのだ。
まだこの先も有るのかな、また”難”か出てくるのかな、、、

まあ、これもまた楽しいのかも、そう思う事にしようか。
でもね、そろそろヤメテね、お願いだから。

*思いつく資材を発注したが、また長引くかも、、、で今回を(1)とした。

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怖いもの見たさ [サンバー(LE-TT2)]

ATFは最初からあまり入っていなかったし、これを機に入れ替えようと思っていた。

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予想していたとはいえ真っ黒だね、香ばしさ満点で期待を裏切らない。
使うのはやっぱりアイシンの AFW+ かな、一番ポピュラーだし入手し易いし。

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黒は黒でも段々とタール状になってきて、余裕をぶっこいて居られなくなってくるのだ。

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サービスデータからすると全容量は4.2リットルらしいが、その半分も出てこない。
やる?オイルパン剥がす?でも、、、

しばらく葛藤が続いた。まだ車はウマに乗ったままだけど、たぶん悲惨だろうから嫌だなぁ。
でも、その悲惨さを見たくなる性である。

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やっぱり開けてしまった。当然ギャーである。
この車を弄り始め、もう多少のことでは驚かなくなったが、、、掃除が大変そう。
ぬたーっとした、タール状の墨汁みたいなオイルと格闘だ。

それと、黒いけど柔らかそうなバームクーヘンは何?
子供のころ砂場に磁石を突っ込むと、砂鉄が沢山採れて喜んだ記憶がよみがえる。
へー、オートマチックミッションって、こんなに砂鉄?が出るんだ。

じゃない!  って、砂鉄と言えばそうかも。

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内部のストレーナーも汚いのは勿論だけど、メッシュには殆ど大きなゴミが付着していなかった。
見た感じは#400くらいの目明きだけど、それを通過するくらいギア類が微細粉化していた様だ。

よく言われる、「古い車のATFは安易に交換しない方が良い」は、新油が入ることによりこれらを拡散させ、オイルラインに悪影響を及ぼす危険性が有るからか。
確かに底板のマグネットが集めた微細鉄粉は、大人しくさせておく方がかえって良いかも知れない。
タール状のオイルに守られながら。

メッシュを通ってしまう鉄粉が、AT(この車の場合はデフやビスカスも)内を駆け巡る様は考えたくない。
やるなら出来るだけバラシて徹底的にやる、中途半端はダメ、かなり納得できた。

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我ながら今回も良く頑張った。
特に磁石、これってただ底板に磁力だけで付いているのね。
地道にやっていたが気を抜くと鉄粉が直ぐに引っ付く、砂鉄を取り去る良い方法は無いのだろうか。
やはり8~9割が掃除に時間を取られる。

しかしここまで開いても、4リットル缶にはまだ1/3くらい残った。
暫く走ってからまた取り換えるしかないか。

ああ、早くウマから降ろしたいな。

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シリンダーコンプレッション [サンバー(LE-TT2)]

とりあえずオイル漏れ対策の気が済み、エンジンを掛けながら各部の様子を見ていた。
そう言えばプラグ、まだ一回も点検していなかった。

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特別悪くない様子からすると換えた事が有るのかな、BKR6EってNGKのグリーンプラグみたいだし。
これだったら慌てて新品にする必要もないね。

でもこれで終わったら何か物足りない、、、そうだ、コンプレッションでも計ってみようか。
と言うのは、どうもブローバイが多すぎるように感じたから。
エアクリーナーボックスは堆積したブローバイオイルが凄いし、それが小さなドレン穴からかなり吹いたせいで、エンジンがあちこち汚いのかな~と。

それも含めて、シリンダーコンプレッション計測は、エンジンの健康状態を知るには何よりだ。

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前回使ったのは何時だったか、久しぶりに引っ張り出してきた。
もちろん中華だけど。
セルが元気よく回る様に、バッテリーを満充電しておこう。

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エンジンを暖機してから再度プラグを全て外し、ゲージをセットしたら勢いよくクランキングだ。

キュンキュンキュン「ポン!」、、、えっ、何だ、いきなり抜けた。
流石中華だ、やっぱり楽しませてくれる。

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もう慌てず騒がずである。
ユルユルになったホースの先端をちょん切り、液体パッキンを塗って金具をカシメ直すのだ。
中華はこうじゃなきゃね。

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バイクの場合は進行方向を向いて、左側より1・2・・番とシリンダーを呼ぶ。
車は知らないけど同じで良いかな、横置きエンジンにつき助手席側を1番としてみた

まずは10.6kg/㎠かな。

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次に2番、10.5kg/㎠、、、かな、あまり変わらないけど。

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次の3番は、10.4kg/㎠かな。

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最後の4番、10.5kg/㎠、、、もうみんな同じジャン。
だけどこれって、非常に素晴らしい。

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*上画像はネットより部分拝借した


既に12万キロ以上走った車だから、基準値がなんて望むべくもないのは当然で、むしろそれなりの結果で満足している。
だからブローバイも多いと想像できるし。
それより均等なコンプレッションが何より、これほどバラツキが無いのはラッキーこの上ない。

もちろん中華のゲージの絶対値なんてあまり信頼していないが、同一条件下で差を比べるには十分使えると思う。
製品としての細かいクオリティなんか気にしなもんね、「ポン!」なんて楽しいじゃないか。


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オイル漏れ対策(5)失念の功か [サンバー(LE-TT2)]

あっ、忘れてた!思い出すのが遅いよ、、、

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ミッションやドライブシャフトを結合させ、オイルを入れたらエンジンを始動し冷却水のエア抜き。
ただサンバーは本当にエア噛みがしつこくて、中々抜けきらない。
エンジンを長時間かけたり完全に冷えるまで待ったり、やっと抜けた、さあタイヤを付けてと思ったら。

んんんっ、何だ床の真新しい、、、まだオイルが漏れている!
そうだ、メタルホルダーブロック横の、シーリングの打ち替えを忘れた!
部品は用意してあるのに、、、

えー、都合3回目のミッション分離は、慣れたものであっという間に終わったが。
面倒だし情けないのは確かだよね。
今度は吊りのスリンガーを短くして、人間が入り易いように高く掲げた。

何やってんだか、ホント

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まるで蟻の門渡りだ。いや、アッチの方でなく。
ここに入っているのはシーリングなんて名から勘違いしそうだが、ただの四角いゴムの棒である。
しかも自力でのみオイルを止めているのではなく、液体パッキンも必要な、なんとも前時代的感が溢れている。
クランクメタルのホールドと、エンドシールケースを一つのブロックで兼ねると言う。

仕方ないよね、スバルが軽自動車用エンジンを4気筒にして以来、改良を重ねながら脈々と使い続けたシロモノだから。

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ただ、ここのクランクシャフトシールは換えたばかりだから、傷なんか付けないよう慎重に。
少しづつ隙間を広げつつ、マイナスドライバーのサイズを上げていく。外れた!

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もうゴムじゃない、カッチカチ、これじゃ漏れるね。
だけど前回は分からなかったけれど、クランクシャフトに刻まれたシールのリップ痕が凄まじい。
これだけシャフトを削るとは、どれだけ硬化し更に異物を噛みこんでいたのか、考えるだけでも恐ろしい。

画像の左上にシールの断面図を貼っておいたが、もう見事で最後には笑うしかなかった。
でも考えようによってはこの傷が分かり、かえって良かったのかも。
いや、良くはないか、忘れるな・早く気づけの繰り返し教訓にはなったけど。
学習能力が欠如しているワタクシ、、、

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いやしかし、便利な時代になったものだ。車のパーツリストもネットで手に入るようになったとは。
国産車についてはほぼ対応している様だ。
ここにリンクを貼っておこう。
メールアドレスで登録すれば全てを閲覧できるし、今のところ弊害は無い感じだ。

そして用意しておいたシーリングだが、ただのゴム棒は言い過ぎかもね。
一応◆の各角にはリップが付いているから。
でも裏表が有るような感じだけど、良く分からないから気にせず組み込もう。

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まだ若干出ているから、もう少しケースを入れた方が良いかな。
一応クランクを回しながら軽い所を探しつつ。ピストンが入ったままだから微妙だけど。

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最終的にはこんな感じにした。
シリンダーにもホルダーにも、篏合らしきものが見当たらないから”感じ”になってしまう。
だからそれぞれの面を合わせておいたが、これで良いのかな~

そして問題のクランクシャフトシールだけど、シールの面取り部ギリギリまで使い、ほんの少しだけケースから出しておいた。
シャフトに付いた削れ痕から出来るだけ逃げて、オイル漏れの可能性を低くしたいから。

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今回のオイル漏れとは特に関係ないが、タイミングベルトケース内の膨潤したダストシールも換えておいた。
ここも正式名はシーリングになっているが、何でもこう命名したら、ワケ分かんなくなりそうだ。

今回交換したシールは全て問題なく翌日到着だし、価格も数百円ばかりなのだからこの際取り換えておいた。
だけどバイクの部品も以前はこんな感じで供給されたのに、最近は早々に見捨てられ感が強くなり残念。

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タツノオトシゴじゃないよ、一番右端は。一応新旧の比較。
しかしここまで酷く膨潤させても放置していたのね。他の扱いも十分に窺い知れる。

今回は(も?)回り道をしたけれど、結局は良かったのかも知れない。

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オイル漏れ対策(4)良いのか?町の修理工場 [サンバー(LE-TT2)]

クランクシャフトの後ろ側が済んだので、次は前側のオイル漏れを解決していこう。

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実はこの車、新車時から11万キロ越までの記録簿が残っていて、設備関係を営む使用者は、いわゆる町の整備工場に車検等を依頼していたようだ。
今回その整備の仕方に、素人の私でさえ憤りを感じてしまった。

まず、何だか全体的に雑で汚い。
とりあえずシャーシブラックを塗り、一見ちゃんと整備しましたよ状態に持っていく。
掃除なんか適当でブラックを吹き付けるから、亀の甲羅模様がシャーシのあちこちに、なのだ。

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前々から気になっていたのは、タイミングベルト交換記録シールに違和感があったこと。
110,485kmは良いのだけどまだ下に何かある、それで剥がしてみたら、、、何だこれ。
薄っすらと73,000km辺りが読み取れるもう一枚のタイミングベルト交換記録シール、そんなに頻繁に交換するものじゃないでしょ。

信憑性を疑う。
前回の後ろ側クランクシャフトシールの件も有るし、段々と全てが懐疑的になってきた。

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タイミングベルトカバーを開けてみると、特にウォーターポンプの右下部に激しい漏れ跡があり、ネットで調べ分かったが、この部分はオイルラインのストッパーも兼ねているらしい。

更にここで、タイミングベルトを二度も取り換えている割に、他は何もしなかったのか?だ。
すぐ横の黒いゴムのダストシールが、膨潤し膨らみ過ぎて、タイミングベルトに削られるほどオイル漬けになっているのに。

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ここも違和感アリアリだ。
クランクシャフトシール周辺の漏れ方は滲み程度に感じるが、なによりシール自体が飛び出ていない?
これほど出てくるまで使っていたのかな。

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もちろん新品に打ち換えた。普通の姿に戻り安心。
ちなみに古いのを外した際、こんなにあっさりと抜けたのは初めて、仮にもオイルシールがだよ。
打ち込み方が適当だから?それとも酷使したから?いずれにしても怖いなぁ、、、

使用した新しいのは、武蔵オイルシール S6525

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そしてウォーターポンプAssyを外したら絶句!もう悲しくさえなって来た。

この際、ポンプを交換したかどうかは置いといて、何故ここに液体パッキンを使う?
潰れて弾力が失われたOリング(の一種)に、面状の箇所に使う液体パッキンでは基本的に漏れは止まらない。
ズレ止めにほんの少々塗ることが有るかも知れないが、これは明らかに液体パッキンで漏れを止めようとした痕跡だ。

タイミングベルトは交換しないと致命的な故障につながる→しかも交換をしなければならない事は一般的に知れ渡っている→「そろそろ交換しておきましょうか」を勧めやすい→儲かる。

ついでに一応他も点検してみる→少し漏れているけどポンプ自体は大丈夫だろう→適当な液体パッキンでとりあえず止めておこう→「ウォーターポンプやシール類もやっておきましたよ」→儲かる。
*また漏れ出すから、更に儲かる。

悲しい図式だ、、、

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だから溝に入り込んだ液体パッキンのカスは、清掃するのが大変じゃないか!
ウオータポンプ自体は純正品のアイシン精機で、まだしっかりしているからとりあえず再使用だ。
粗方スクレーパーで綺麗にしたら、細いマイナスドライバーでホジホジするしかない。

その後の仕上げに自分はあまりオイルストーンを使わない。
バイクのディスクブレーキの使用済みキャリパーピストン、それの平らな面部にお好みの耐水ペーパーを当てがって使う場合が多い。

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今回は#800ペーパーを使った。エンジンオイルを付けながら。

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そしてエンジン側の入り込んだ場所には、丸く切ったペーパーを薄い両面テープでピストンに張り付けて使う。

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機械仕上げの刃物痕が出てきたから、これ位で大丈夫だと思う。

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今度はスバル純正 21114KA040 だ。¥400(モノタロウ)だ。翌日到着だ。
何故、何故、、、今や素人でも簡単に入手可能なのに、、、

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自分なりに程々リフレッシュ出来たと思う。

最近の車はなかなか壊れないし、また修理できる個所も町工場ではやり難い場所が多くなってきた。
できる個所をできるだけ仕事にしたい。でも適当にね。そしたらまた仕事になる。
そうとしか思えない今回だった。

それで良いのか?結局は自分の首を、、、憤りを通り越す。


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オイル漏れ対策(3)やっと外れたATミッション [サンバー(LE-TT2)]

クランクシャフトシールを交換するため、早速エンジンとATミッションを分離しよう。

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荷台が無くなるともうやり易い、ガレージの梁からミッションをレバーブロックで吊上げる事にした。

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ミッションをよく見ると、シャックルを通すのに都合が良いラグが有るではないか。

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いきなり吊上げた画像。

いやしかし、ネットで見かけるけど、4WDのATミッションは本当に面倒くさい。
この状態になるまで、初めてのことも有るし、それはもう大変だったのだ。

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特にエンジン側より唯一飛び出たスタッドボルトが、分離する際にブチ切れそうになるくらい邪魔で、嫌がらせ?と思うほどだった。
後記するが、コイツは後々まで面倒なボルトに思える。
訳が分かってしまえば「なるほど」と理解できたが、格闘している最中は余裕が全くなかった。

それと、MT車ではフライホイールに相当する、クランク軸とトルクコンバーターの橋渡し円盤は、なんて薄っぺらな鉄板なのだろう。
しかもトルコンとはM8ボルト3本で固定されているだけだよ。
これも落ち着いてじっくりと眺めれば、そうだよねと納得するけど。

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次に出てきた一見ブリキ版の隔壁は、M6ボルト2本だけでエンジン本体と固定されている。
そしてコイツを分離したとたん、悪魔の巣窟がその全貌を、、、きちゃないオイルがドバっと!

もう滅茶苦茶だよね、もしこれがMTだったら、クラッチなんか滑りまくりだ。
逆にATだから、ここまで放置しておけたんだね。
酷いな~

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そして今回のクライマックス、問題のオイルシールだ。
もう漏れがどーたらこーたらレベルは超越していて、古いシールが正攻法では全く外れない。
シールゴムの劣化とエンジンの熱で、ゴムが焼き付いていたからだった。
そんな事ある?あったのだ。自分でも初めての経験。

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仕方がなくタッピングビスのねじ込み法を使ったが、それでも4発目にしてやっと剥がれた。外れたじゃないよ、もうここまで来ると。

この方法はシールの軸・ケース共に傷つけないように、神経を使うから結構疲れる。
バイクの腐ったフロントフォークシールで、錆と闘いながら苦労した事も有ったけど、これもまたトップクラスの酷い例だ。
かなりの長期間オイル漏れを無視し、放置して使い続けなければこうはならないだろう。
たかが千円程度のシールを、交換するのに手間がかかるのは確かだけど。

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そうなるとシールの残骸を剥がすのも簡単ではない。
これもあまり使いたくないが、ワコーズのRMVリムーバーを登場させた。
最終兵器にしたくなる強力な剥離剤だが、強力すぎて危険がいっぱいなのだ。
塗装も簡単に剥がれるし、何より皮膚についたらとっても痛い。

ちなみに交換した新品のオイルシールは、武蔵オイルシール工業の S6527 だ。
純正の 8067-68060 相当。

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山(険しかったが)は越えた、後は普通に戻していくだけだ。
ただ先に書いたスタッドボルトの件は、決して忘れないようここに書き留めておこう。

ATのオイルパンが有るために、普通のボルトは後から入らない。
かと言って分離する時は邪魔な事この上ない。
正解は分離するときサッサと外し、組む際はあらかじめ入れておく。

組み終わってから分かり、感慨にふけるひと時。
ふー、ただでさえ面倒な4駆ATミッションを、2度も組んだぜ、、、早く気づけ!


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オイル漏れ対策(2)荷台を撤去 [サンバー(LE-TT2)]

オイルパンからの漏れが無くなると、やっぱり他が気になってくる。

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完全にオイル漏れを止める決心がつき、しばらく居座っても良い場所に車を据えた。
最初に手をかけるのは一番大変だと思われる、エンジンとATミッション接合部にあるクランクシャフトのシールからだ。

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車をジャッキアップしバッテリーの端子を外したら、次に用意するのは運転席にノートPCだろう。
最近はこんな時くらいしか出番が無いし、、、

それはそうと
今やネットは貴重な情報源であり、備忘録・部品発注等にも欠かせないツールだ。
ここにPCを設置しておけば、色んな意味で楽だもんね。

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まずはマフラーから。
車にしろバイクにしろ排気系は、錆たボルトとの格闘を覚悟しなければならない。
出来るだけ残骸を残さないのが先決で、何本か折れたり舐めたりは気にしないのだ。

今回、エキパイの遮熱板取り付けボルトは苦労したが、古い車の割にその他は思ったより酷くなかった。
再使用不可能のボルトはリストアップしておこう。

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よくもまあ詰め込んだものだ、塊のようなマフラーユニットを。
RRレイアウトらしい空間利用だけど、この辺もポルシェを彷彿させる?から、「農道の・・・・」なんて異名で呼ばれる所以かな。

この後は例によって寝板での作業が続き、とめどなく落下するオイルまみれの土にキレた。
甘かったりしょっぱかったり、目は痛いし顔はオイルまみれだし、もうイヤ!

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シャーシと荷台の接続ボルトは何てこと無い。
それより遥かに手間がかかるのは、こういった配線や配管の樹脂サポート類だ。
タイラップなんかに替えても良いだろう箇所は構わず破壊するが、それでも結構丈夫で大変。
更に重要なサポートは荷台からシャーシへと、短いスパンでガッチリと止めてあり、殆どが強固な嵌め込み式になっている。
これらは再使用したいので、余計悩ましいのだ。

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流石に荷台は一人では持ち上げ難いから、助手(だから怒られるよ)を呼んだのだが、、、
やっぱり言われた、「何する気!」って。

そうだよね、確かにスッキリとしたけどね。
でも
これってオイル漏れ対策?それともレストア?

自分に問うが今更遅い

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