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復活へ(3) [脳出血から2年]

今日から三月です。
先ほど雨戸を入れていた時に、梅が咲き始めたのを見つけました。

年明け位から徐々に蕾が膨らみ出したのですが、本日の急な温かさで一気に開花した様です。
昨年の11月ころに地元の催し場で、枯れ枝が刺さったような小鉢を買ったのですが、厳しい寒さを乗り越えた、小さな生命の力強さを感じます。

機械系の私としては、植物類に疎いと言う事もあり、この梅の正式名も既に忘れています。
その罪滅ぼし、ではありませんが、タイトル画像をそれに替えてみました。

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名古屋から帰りの新幹線車内で、飛び去る景色をぼんやりと眺めつつ、色んなことを考えていた。
何故脳内の毛髪程の血管が切れる事により、周りの脳細胞を押し潰す力が働くのだろうか。

私の場合は出血箇所が、ピンポン玉程度まで膨れ上がった様だ。
そこを起点として脳全体に負荷がかかり、耐え切れないほどまでになると、本能により意識を失わせるらしい。
しかし急激に血圧が上がったとは言え、全てが同圧になる筈なのに、何故力のバランスが崩れるのだろうか。管内圧力は何処でも等しい、だから。
うん、まてよ、単位面積当り、パスカルの原理そのもの、油圧ブレーキそのものじゃないか。
細い血管から出た血液が空間を作り始めるが、容積が大きくなっても圧力自体は同じだ。しかし、新たな空間の表面積は広くなる。
だからピストンの面積の比で大きな力を生む、正しくディスクブレーキと同様だ。

なんて・・・こんな時に考える内容ではないだろうに、染みついた機械バカは直らなかった。
さらに、未だそんな事をはっきり覚えている私なのだ。
振り返れば、チョッと勘違いに帰結しているけど。

勿論、家に帰還した後の生活や、仕事や趣味、はたまた猫の事まで考えた。
真っ先には職場復帰であるが、これだけ順調な脳出血跡の収縮ならば、数ヶ月で戻れるのではないか。
それに伴った半身の痺れ等も、特に肉体的苦痛は無いのだから、これも適当に収まるだろう。
今から思えば寝言を、であるが・・・

何故医者が先の話になると、言葉を濁す様にはっきりしなかったのか。
この時点では分からないし、殆ど気にしていない、自分であった。



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