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空冷・360度・ツイン [ボンネビルSE(MD3)]

どうしてもあの鼓動が身体に染み付いている。

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W3のあの強烈な雄々しさ、響き渡るエクゾースト、アスファルトを蹴るトルク。
その後継Wシリーズは、もう自分的にはどうしてもダメで、650でウーン、800でウウーン・・・
時代が違うのだ、望んでも仕方ない。と、半ば諦めていたが。

ひょんなことからトライアンフに接し、昔の日本がどうしても勝てなくて、お手本だったあの。
望むべくもない今ならば、どうせならかつての先駆者トラにしよう。
その中でも空冷・360度・ツインくらいには拘りたかった。

そして多少の苦労は厭わない(むしろ好き)、だからキャブ車を探しまくっていた、が。
唐突な職人作業との出会い、TRIUMPHのエンブレムにこの美しいブルー、やられてしまった。
インジェクションは最大の妥協だけど。

ボンネビルSE

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タンクを職人がカラーリングした証

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純正OPのクイックリリース・スクリーンの有無

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これ掛け値なしでクイックだ。
流石純正だけあって、全てのクオリティが素晴らしい。

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やるじゃないかケーヒン、一見CVキャブは泣かせる。
見掛けだけではない。
スタータ(チョークと言わないで!)が儀式求める所など、更に泣かせる演出なのか過渡期インジェクションなのか、まだ分からないギミックだ。

でもセルボタンを押したら最後、何もしない、いや、何もできないよりは余程嬉しい。

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865cc 並列2気筒DOHC・4バルブ
カム・バルブの数は、省エネの為を経て普通になってしまった。
まさかディーゼルにツインカムが当たり前になろうとは、思いもしなかったが。

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「でも所詮トラでしょ(ゴメン)、息切れしながらレッドでしょ」
なんてガスグリップを捻ったら、、、針が呆気なく振り切っていた。
(注:徳大寺有恒が車のアクセルを、ガスペダルと表していた事へのオマージュ)

予兆もなくレッドゾーンを超えてしまうとは、、、恐ろしい時代だ。
ふと思い出した。オートレースの世界では、HKSが台頭するまで独占だったのを。

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至る所に日本製パーツが使われている。
しかし、ブラケットにエンブレムを刻むのは、どうなのだろう、、、
今やモノ造りもワールドワイド、電装品を代表としてジャパンブランドだらけだ。

聞く処によると
基本中の基本である、エンジンのモールディングにも日本製金型を使ったら、飛躍的に信頼性が上がったそうだ。
現在の水冷ボンネビルではそうらしい。

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多用されているアルミのパーツ類、エンブレムもやたら配してあるが、、、
これはまあ良いんじゃないかな、踏むのは時に躊躇するけど。

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青天の霹靂で意識を失い、想像すらしていなかった障害、それさえなければW3に乗っていた。
でも起こってしまい、残ってしまったものは仕方がない。キックスタートが出来なくなったのも。
こうしてまた、素敵で大好きなカラーに出会えたのだから。

桜吹雪を浴びながら後ろ姿を眺めていると、またムラムラと弄り虫が湧いてきた。
もう大丈夫だ、後ろは見ない。


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