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直流と交流 [ボンネビルSE(MD3)]

光源に普通の電球を使うタイプでは、暗いからと言って安易にLEDへ交換できない場合もある。
ボンネビルSEのインジケーターは全てが暗いから、変更したいのだけれど、、、

1P1060959.JPG


電球と比較したLEDの特徴として、主に挙げられるのは

1.明るい
2.低消費電力
3.極性(±)がある
4.長寿命
5.発熱が少ない

この中でウインカーインジケーターの電球をLEDに換える際、一番の問題は3.の極性になる。
上画像の様に左右で一つのランプを使うタイプの場合は、ただ替えただけでは右か左かでしか点灯しないから。
その他の電球については、ただ差し替えるだけでOKなのだが。

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何だこの絵は!とお怒りになるのもごもっともだが、、、直流と交流のお話なんぞチョット。
一応今は左にウインカーを出している絵。簡単にするためウインカーリレーは省いてる。

最近のバイクの電装は、用途に応じて直流と交流を混在させつつ使い分けている。
明確でない・重複、も有るけれど分類してみよう。
直流は主に

1.バッテリー
2.ランプ類
3.マイコン(MCU)及び制御・センサー・コントロール関係
4.セルモーター
5.インジェクター
6.ホーン

次に交流は

1.オルタネーター
2.CDI等の点火系
3.ヘッドライト(小排気量車)
4.ウインカーインジケーター

だけどなぜ、4.もランプ類なのに交流に分類したの?
それはウインカーインジケータ自身になってみて欲しい。
直流の定義の一つに、流れ(電流)の向きが変化しない、が有る。しかしウインカーインジケータは直流回路内にあって、SWの切り替えににより向きが変わる。
左右で一つのランプを使うタイプのウインカーインジケーターは、交流を供給されているのと同じと考えて良いと思う。

余談だがせっかく絵(ヘタだけど)を描いたのだから、左にウインカーを出した状態でも、なぜ右側ウインカー回路内でインジケーターランプだけが光るのか、を。簡単に少しだけ。
上の絵で説明すると、インジケーターランプが含まれる側には、1.4Wと42W(21x2)の負荷が直列になっている。
同じ直列内だから同じ電流が流れている。
オームとか九官鳥とか?兎に角 V=IR はやらない、長くなるから。

小食の子供と大食漢の大人が同じ食事をすると、子供はお腹いっぱい大人は全然足りない。
よって子供は元気いっぱい、大人は満腹にほど遠く元気なし。
これで例え説明は終了。

実際右のウインカーランプも点いているけど、大食いだからまず見えない程度(真っ暗状態で電球だけ見ると、薄っすらと光っているのが分かる)。
インジケーターランプは小食だから十分見えるほど光る、なのだ。

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閑話休題

交流を直流に変換しなければLEDは普通に機能しないから、今回はダイオードブリッジを使う事にした。
これを使うとインジケーターランプ用の2線だけで、直流を取り出せてアースを単独で引く必要が無い。
上図の~部に±をどう繋ごうが、必ず決まった端子に±を出力する、便利な素子なのだ。

えー、決してただ安かったからではない。
10個買うと@15円だったから、どうせ使うからと、、、いつ使うの!

こうして、何時も余計な在庫が増えるのであった。

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所が、、、
実際にインジケーター周りをバラしたら、スペースが全く無いし、配線を弄る余裕も同様だった。

こうして、全てが在庫になるのであった。

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無いものはどうしようもない。あまりノーマル回路を大袈裟に壊したくないし。
仕方なく無極性タイプのLEDを買った。

でもこれって、チッコイT5バルブの規格サイズに、ダイオードブリッジを内蔵しているんだよね。
よくまあ詰め込んだな、少々高いけどね。凄く明るいのは確かだ。

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その他は手持ちで余っている、普通の(だって勿体ないから)T5・LEDに替えた。
無事に明るくなった。しかも交換だけだから簡単に。

いや~余りにあっさり終わり過ぎで、一時は記事にはならないなと思ったけど。
           ↑
(ヘタなウンチクをやりだしたら、かえって長引いたね)


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