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個別リペア(10)FRPで補強・2ストオイルタンク [KSR-2(B6)]

嫌な予感がするな~この不自然なシール。

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それでごそごそと剥がし始めたら、いきなりポコッ!穴が開いた。
ネットで調べたらKSRのオイルタンクは、とっても短命で有名らしい。
確かにこの手のPP製タンクは紫外線に弱いが、ちなみにサンバートラックの冷却水リザーブタンクもやっぱり穴が開いた。

ただ実用車の軽トラは社外のリペアパーツが豊富で、いまだに新品が¥1.400で買えてしまうが、KSRのは既にパーツの供給が終わっている。
それでヤフオクなんかでは汚いタンクでも、スタートから足元を見たよ価格で驚く。

じゃあ直してやる、更に今後を考え、強化も兼ねFRPで。

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とりあえずオイルまみれをさっぱりさせよう。
全てを取り払い裸にして、ちょっと頼りなく感じていた、モノタロウブランドのパーツクリーナーに漬け置きだ。

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うーん、予想以上だ。こういった用途だと結構使えるのね。ツルツルになったよ。

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油分は無くなったと言っても、基本的にPPに接着の類は無理だ。
ただ、サンドペーパーで足付けすればその限りではないらしい。

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このメンテナンススタンドだけど、本来の使い方以外が最近多い。
FRPを貼り合わせるのに周りから針金で吊れば、とっても都合が良い感じに出来た。

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使うのは勿論、先日サンバーの床補修に使ったFRPセットだ。
沢山余っているんだよね。

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まずは穴の塞ぎ、ガラスマットを穴の周りに張り合わせ。

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更に今後を考えて、全周に補強用マットをくっ付ける。

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ただ今回の最大の失策は、湿度を甘く見ていた事だ。
雨交じりのジトジトした天候は、樹脂の硬化をなかなか許さない。
通常なら小一時間で固まるのだが、半日かけてもヌルヌルのままだった。

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それでも2日ほど経てば何とかサマになって来たが、問題が有る事も分かった。
何度もなでつける様にマットを均したが、一晩するとガラス繊維の端が馴染まずにピンピン出てくるのだ。
これは危険だ。痛くて触れないほど。
仕方が無いから#40のサンドペーパーで、全周を出来るだけ滑らかに仕上げるしかない。

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ガラス繊維のトゲトゲを革手袋で防御しつつ、何とか普通に触れるまでに出来た。
ただ触りまくったお陰で、せっかく真っ白だったタンクが一気に古ぼけてしまったけど。
だけど複雑で小さなRが連続するオイルタンクに、FRPを綺麗に張り付けるのはとっても難しい。
特に今回は湿度を甘く見ていたから余計だ。

でもね、車体に付いてしまえば、目立たない箇所だからね。
それに漏れテストでOKだったから、実用的には大丈夫だ。と思う。

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