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猛暑日は違った [サンバー(LE-TT2)]

ラジオから「今日は猛暑日」とアナウンスが流れ始めたら、何故かエアコンがダウンした。
全く冷えなくなったので焦ったが、どうやらコンプレッサーが回転を拒否したようだ。

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色々と調べたら高圧側の圧力が異常に高くなり、安全装置が作動し電磁クラッチがオフしていた。
エアコンガスは気温によって内圧が変わることは知っていたが、猛暑日にマニホールドを接続して確かめると、高圧側が30kg/㎠を超えた瞬間にリミットが働く。
低圧側はほぼ2kg/㎠で変わらないのに、エンジン回転を5000rpmまで上げると、高圧側は恐ろしい程昇圧するのだ。
何故だ。

ただエアコンが効かないと猛暑日は辛いから、せめて高圧側がリミットまで上がらない様に、とりあえず低圧側のゲージを頼りにガスを抜いてみた。
画像のゲージ表示はエンジン回転1500rpm時のもので、ここまで低圧側を下げればどんなのに暑い日であれ、5000prmまで回しても25kg/㎠を超えないから、安全装置が働くまではいかない。
ただ、一応コンプレッサーは回っていても、ガスが少なすぎてせいぜい涼風?しか出ないのだ。
たぶん適量の半分程度しか、ガスが無い状態では仕方ないか。
ただこれもまた辛い。渋滞に捕まると、窓を開けた方が良いくらいだ。

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夏日程度では分からなかったが、冷媒がより気化する猛暑日だと高圧側が異常な昇圧をしていた様だ。
ようするに高圧側のどこかが詰まっているので、気化が激しいと起こる現象なんだろうね。
困ったときのネットで調べると、リキッドタンクかエキスパンションバブルが怪しい。

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それでエキスパンションバブルをオーダーしようとしたが、どうしても部品が見つからない。
じゃあ、分解して清掃してみよう。

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ニードルバルブは調整済みだから、弄らない方が良いのかも知れないけれど、、、やっぱり分解した。
全てをバラバラにして綿棒とパーツクリーナーで清掃してみるが、詰まりは全く無いし汚れもこんな程度だった。

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リキッドタンクは新品が入手出来たので交換。

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取り外した古いリキッドタンクを観察してみるが、特に問題が有る様には見えない。

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全てを元に戻して真空引きからやり直す。
やっぱりポンプも含めた一式を揃えておいて良かったな~

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サンバーの冷媒適正充填量である450gを入れた、1500rpm時のゲージ圧がこれだ。
この状態から6000rpmまで回転を上げても、今度は高圧側が25kg/㎠を超える事はない。
やっぱりリキッドタンクが原因だったのかな。

そして今度は、室内のエバポレーター辺りから、冷媒が気化するシュワシュワ音も聞こえる。
うーん、これだよね。段違いで冷えるのだ。
だけどエアコンって、中々繊細で奥が深いな。

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