奇麗にしない?レストア [カブ改125(C50SN)]
中華エンジンを弄りたくて始めたのだけど、それを載せる車体の仕上げ方向性、そろそろ決めよう。
走る事に関してはエンジンを活かせるように、基本的機能は十分満足させたい。
これは最初から決めていた。
見た目の方は大げさにレストアって程じゃなくても、そこそこ手をかければ綺麗に出来ると思う。
ちょっと錆びて汚れているけど、荒く扱われてはいなかったようだし。
そこで改めてエンジンを降ろしたカブを眺めた。
誤解を恐れず言えば、綺麗にするのは簡単だ。でも、、、
27年間で刻まれた歴史は簡単に再現できない。やや放置された感は修正したいが。
しかし再塗装等をしたら、全てがリセットされてしまうと思う。
だから今回は歴史、と言うかヤレとか味を残す方向で行こう。
ただ、ヤレ味のバイクと汚れたバイクは違うから、隅々まで汚れは除去するのだ。
やっぱり今回も全バラだね。
バラし始めて直ぐ思う、やっぱりこんな錆やヤレ具合は上手く残したいよね。
しかし錆がこれ以上進行しては不味いから、ある程度まで綺麗にしたら塗装をしよう。
錆止めのためのクリア塗装だ。
カブは本当に分解しやすい、40年以上前のそれとほとんど変わりないし。
これはバイク整備の基本が詰め込まれている、しかもシンプルにして丈夫だ。
プレス成型のフレームも良いよね、車のモノコックボディーに近い部分もある。
兎に角バラしているだけでも楽しいバイクだ。
ただ、鬼門とまで言われているステムナットだけは戴けない、工具の入るスペースが無さ過ぎ。
フックレンチがほぼ使えないじゃないか。
だからネットを見ると皆さん色々と苦労しているね。ハンドルをロックさせたりとか。
だけどタガネやマイナスドライバーの力業はやりたくない。
だって緩めるのは良いよ、締める時はどうするの。
まあ、最初の位置をマーキングしておいて、タガネでガンガンだよね。
やだな、普通にやりたいな。
かと言って、SST (Special Service Tool)=特殊工具を買うのも抵抗がある。
じゃ、また作ろうっと。
ステムナットの外径を測るとΦ33mmだから、何かないかなと探すと、、、有った。
24mmソケットがピッタリで、しかも3個出てきた。
一番錆びたコマが今回の犠牲者だ。もし新品を買ったとしても、SSTより全然安いしね。
まず切断砥石で爪になる個所を4つ切り込み、
爪の部分に気を付けながら出来るだけ余分を切り取り、
後は一般的な研磨砥石で形を成形すれば出来上がりだ。
工具鋼は固いから削り易いよね。
ステムナット、外れた。
しかしまあ、何て高トルクで締めてんだろう。90Nって、軽自動車のホイールナットと同じだよ。
作ったコマは差し込み1/2インチなので、思いっきり力をかけられたけど。
こりゃタガネとかマイナスドライバーだと大変だろうな、美しくないな。
ボールレースに打痕無し、これだけ綺麗なのは久しぶりだ。
だけどカブのボールAssyは良いよね、バラけないから非常に気楽だ。
数を数えながら、一個一個回収するのって大変なんだよね~
10
後は普通に進んで、あっという間に全バラ。
しかしどこで使っていたカブなのだろうか、フェンダーの裏とかに干からびた泥が大量に固着している。
この先はひたすら洗いだ。
話はちょっと変わるけど、今では珍しい鉄のフェンダーを、簡単に切り詰める例の多い事。
カスタムも個性も、皆同じくカットしていたら、単に普通に見えてきた。
とりあえず自分は出来ないな、これもカブのカブらしさ、だと思うし。
こういったフレームを洗う場合は、芝生の上って好都合だ。
ゴロゴロ転がしながらでも、傷付きの心配要らずだし、泥も水も程よく吸い取ってくれる。
最後に芝の葉を洗い流せばOKだ。
大体の部品は軽く洗い終わり、汚れが無くなりサッパリした。
次は塗装に向けて、スコッチブライトで足付を兼ねた再洗浄だ。
ただあまり綺麗に、と言うか、錆や傷の現状を損ねないよう気を付けよう。
これって初めての取り組みだけど、奇麗にしないのって、そこそこ難しいのかも知れない。
綺麗じゃないヤレ味って。
失敗したらその時はその時だ。
走る事に関してはエンジンを活かせるように、基本的機能は十分満足させたい。
これは最初から決めていた。
見た目の方は大げさにレストアって程じゃなくても、そこそこ手をかければ綺麗に出来ると思う。
ちょっと錆びて汚れているけど、荒く扱われてはいなかったようだし。
そこで改めてエンジンを降ろしたカブを眺めた。
誤解を恐れず言えば、綺麗にするのは簡単だ。でも、、、
27年間で刻まれた歴史は簡単に再現できない。やや放置された感は修正したいが。
しかし再塗装等をしたら、全てがリセットされてしまうと思う。
だから今回は歴史、と言うかヤレとか味を残す方向で行こう。
ただ、ヤレ味のバイクと汚れたバイクは違うから、隅々まで汚れは除去するのだ。
やっぱり今回も全バラだね。
バラし始めて直ぐ思う、やっぱりこんな錆やヤレ具合は上手く残したいよね。
しかし錆がこれ以上進行しては不味いから、ある程度まで綺麗にしたら塗装をしよう。
錆止めのためのクリア塗装だ。
カブは本当に分解しやすい、40年以上前のそれとほとんど変わりないし。
これはバイク整備の基本が詰め込まれている、しかもシンプルにして丈夫だ。
プレス成型のフレームも良いよね、車のモノコックボディーに近い部分もある。
兎に角バラしているだけでも楽しいバイクだ。
ただ、鬼門とまで言われているステムナットだけは戴けない、工具の入るスペースが無さ過ぎ。
フックレンチがほぼ使えないじゃないか。
だからネットを見ると皆さん色々と苦労しているね。ハンドルをロックさせたりとか。
だけどタガネやマイナスドライバーの力業はやりたくない。
だって緩めるのは良いよ、締める時はどうするの。
まあ、最初の位置をマーキングしておいて、タガネでガンガンだよね。
やだな、普通にやりたいな。
かと言って、SST (Special Service Tool)=特殊工具を買うのも抵抗がある。
じゃ、また作ろうっと。
ステムナットの外径を測るとΦ33mmだから、何かないかなと探すと、、、有った。
24mmソケットがピッタリで、しかも3個出てきた。
一番錆びたコマが今回の犠牲者だ。もし新品を買ったとしても、SSTより全然安いしね。
まず切断砥石で爪になる個所を4つ切り込み、
爪の部分に気を付けながら出来るだけ余分を切り取り、
後は一般的な研磨砥石で形を成形すれば出来上がりだ。
工具鋼は固いから削り易いよね。
ステムナット、外れた。
しかしまあ、何て高トルクで締めてんだろう。90Nって、軽自動車のホイールナットと同じだよ。
作ったコマは差し込み1/2インチなので、思いっきり力をかけられたけど。
こりゃタガネとかマイナスドライバーだと大変だろうな、美しくないな。
ボールレースに打痕無し、これだけ綺麗なのは久しぶりだ。
だけどカブのボールAssyは良いよね、バラけないから非常に気楽だ。
数を数えながら、一個一個回収するのって大変なんだよね~
10
後は普通に進んで、あっという間に全バラ。
しかしどこで使っていたカブなのだろうか、フェンダーの裏とかに干からびた泥が大量に固着している。
この先はひたすら洗いだ。
話はちょっと変わるけど、今では珍しい鉄のフェンダーを、簡単に切り詰める例の多い事。
カスタムも個性も、皆同じくカットしていたら、単に普通に見えてきた。
とりあえず自分は出来ないな、これもカブのカブらしさ、だと思うし。
こういったフレームを洗う場合は、芝生の上って好都合だ。
ゴロゴロ転がしながらでも、傷付きの心配要らずだし、泥も水も程よく吸い取ってくれる。
最後に芝の葉を洗い流せばOKだ。
大体の部品は軽く洗い終わり、汚れが無くなりサッパリした。
次は塗装に向けて、スコッチブライトで足付を兼ねた再洗浄だ。
ただあまり綺麗に、と言うか、錆や傷の現状を損ねないよう気を付けよう。
これって初めての取り組みだけど、奇麗にしないのって、そこそこ難しいのかも知れない。
綺麗じゃないヤレ味って。
失敗したらその時はその時だ。
お邪魔します。
手工具の製作ナイスですね。
アイデア頂きましたです。!(^^)!
by 影風響 (2019-12-02 15:07)
こんばんは。最近はコマを犠牲にばかりしてます。
ただ、余っているコマを放っておくよりは良いかと^^;
加工の際は、あまり熱くならないようお気を付けくださいね。
様子を見ながら、休み休みが良いかも知れません。
せっかくの工具鋼の硬さが、失われてしまいますから。
by Nsink (2019-12-02 18:22)