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中華エンジン搭載(専用台製作) [カブ改125(C50SN)]

カブとロンシン125エンジンをいよいよ合体させる。

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モンキーやカブにと活躍しているエンジンスタンドは、エンジンをそれに載せた後の作業を前提にしているため、安定性を考慮しやや大きく作った。
だからこのスタンドで車体からエンジンを降ろしたり、またそれを車体に載せたりする際は、センタースタンドは干渉してしまい使えないから、リジットラック等で後輪を支えるのが条件だった。
勿論滅多にやる作業では無いからそれでも良いのだが。

それともう一つ。スタンドの外周4か所に長いボルトを使い、全体のバランスを見ながらナットを回し、出来るだけ平均に上げ下げしていた。
これが意外と面倒と感じ、、、いやそれ程でもないかも、、、
しかしこの先エンジンの脱着頻度がたぶん上がるだろうから、この機会にそれ専用の作業台をまず作っておこう。

カブのセタースタンドでバイクを立てたら、そのままエンジンを脱着できる専用台。
エンジンの上げ下げも一か所で出来る。
しかも普段はキャスター付き汎用移動台としても使える様に、ちょっと厚めの4.5mmチェッカープレート一枚で製作した。

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今度はエンジンの真下一か所で上下させるので、何時も使っている鋼製束の正ネジ側だけを利用する。
そして普段も使える様にするため、ボルトナットで固定するのだ。

まずはチェッカープレートにM6ボルト用の穴を開けた。

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キャスターは何処かのワゴンセールで4個300円だったし、付けたらまず外すことは無いだろうから溶接で固定した。
表(滑り止めの波波模様)側にビスを出っ張らしたくないし、何よりチッコイ穴(M3)を16か所も開けるの面倒だ。

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今度はジャッキ部だ。
在庫のΦ35mmパイプを80mmで切断し、適当な鉄板からΦ40mmの円盤を切り出した。
円盤には鋼製束の12mmネジが通るので、中心に13mmの穴を開けておいた。

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次に鋼製束に付いているM12ナットを、円盤の中心に溶接しておく。
エンジンを上下するときは、このナットをスパナ等で回すことになる。

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そして円盤をパイプに溶接する。
ジャッキ作業時はこのΦ35mmパイプに、単管パイプ用の固定ベースを差し込むのだ。
ベースは何度も登場している改造したヤツで、それの内径はΦ37mmと好都合なサイズ。

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組立てるとこんな感じ。

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ワッシャーを介し何時もと違う向きにベースをエンジンに付け、そしてエンジンごと持ち上げて先ほど組んだ専用台に差し込む。
ただこの専用台はエンジン脱着用に用途を絞ったので、キャスター付きのベースは必要最小限の大きさにした。
だから画像の状態以外の方向にエンジンを振ると、バランスを崩して倒れる恐れがある。
まあ、意識的に必要外の方へ振ったら、だけど。

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所定の位置にエンジンを移動させたら、ジャッキアップしてエンジン取付穴に合わせる。

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ジャッキアップして行きどっちかの穴が合った状態の画像。
この場合はホンダのパーツリストで言うと、リアブレーキスプリングを引っかけるボッチが付いたボルト=リヤーエンジンアンダーボルト(90116-001-010)の穴が合っている。

話は変わるけど、、、何時も思うのは、横型エンジンの取付ボルトって大丈夫なの?と。
M8の長ボルト2本だけで固定するのだから。
ヘタすると、150ccエンジンを載せた例もあるよね。(反則だけど←自分もね)

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まず合致した方に長ボルトを通しておき、更に少しジャッキアップするともう一か所もこんな感じに。
これら一連の作業に、こじったりの無理もヘトヘトになる力業も全く必要無い。
あらかじめジャッキを低くセットして、そこにエンジンを載せたら定位置に移動、後はスパナを回してエンジンを持ち上げるだけだ。

エンジン自体の重さは25kg程あるけれど、条件の良い状態で持ち上げるのはそれほど苦ではない。

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エンジンを長ボルトで固定したらもう専用台は必要なし、固定ベースをエンジンから分離して終了だ。
この様に無理のない(楽して)エンジン脱着を行うためだけに、専用台を作ったのだ。
作るのに3時間ほどかかり、いざエンジン搭載!5分で終了、、、だけど。

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カブに中華エンジンが載ったけど、やっぱり125ccはデカいなー
ホンダの横型エンジンってヘッドが頭でっかちに見えていたけれど、コイツはシリンダーが大きいからバランスが良くなった気がする。
でもシリンダーヘッドとフェンダーが、かなり近くなってしまった。

やっとエンジンが載ったけれど、まだまだこれから細かな作業が沢山あるのだ。
キャブとそのワイヤー類の取り回し、新設するクラッチ関係のルート、燃料レベル・タコメーター・セルモーター等の新たな配線引き回し、    まだ何か有ったっけ、、、

悩み多き楽しみがまだまだ続く嬉しさ。

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