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レストア6(リアショック) [CB250RSZ(MC02)]

リアショックを徹底的に清掃する場合、どうしてもスプリングを外したくなる。
今までと同じように、PPバンドとガレージジャッキを使うのも良いけど、スプリングコンプレッサーも常々気になっていた。

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バイクのリアショックのスプリングと、ダンパー間はとっても狭い。
市販の汎用スプリングコンプレッサー(長いので以下SC)は、クルマのストラットを意識したものが多い。当然だけど。
しかしバイク用と謡っていて、爪の部分がそれなりな造りになっているSCも販売されているが、正確な寸法が良く分からない。買ってみたが使えなかった、の危険性がある。
なにより簡単な構造なので、自分流に作ってみようかな。

時節柄けっこう時間が有ったので、近所のホームセンターで部材を集めてきた。
3/8インチネジ関係は色々と使っているので、この際ナットは多めに買ったけど、それでもこの値段で揃ってしまう。

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まずはバカ穴加工から。
バカ穴とは最近聞き苦しい響きかも知れないが、少ない例で「通し穴」と図面表示する場合もある。
要するに高ナットのネジ山を浚ってしまい、単なるスリーブとしてしまうのだ。

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今回の製作でキモと思われる爪の製作は、買ってきたロープ止め(単価66円)を利用するのだが、スプリングとダンパーの隙間・実測4mm程度に刺し込まねばならない。
もちろんスプリングを圧縮する際の、十分な強度を残して切断・先端加工をするのだ。

こんな感じで良いと思う、圧縮の際にもダンパーを傷つけないだろうし。

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そしてこの様に、高ナット2個・高ナット改スリーブも2個を、溶接し不要部を切り取る。

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ユニクロ全ネジを300mm程に切断し、それぞれに締め付け用ナットを溶接だ。
そしてとりあえず完成。
これが目論見通り、リアショックのスプリングを圧縮してくれるかな~

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インパクトレンチでダダダダ!軽々と圧縮しSCとしての役目を十分果たしてくれた。
もちろん余計な個所を傷つけたりはしない。無事にバラバラだ。

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しかしここからが本番なのだ。そう、リアショックの清掃。
まずモチベーションアップを目論んで、結果が分かり易いアルミのアッパージョイントを磨いてみた。
これも単独にしたからこそ、簡単にここまで光らせる事ができたのだ。

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スプリングは・・・
前回のスポーク磨きでよーく分かったから、こんな形状はハナから布ペーパーを使おう。
適当な木の棒を刺し込みこんな感じで磨けば、結構早く楽で綺麗になった。

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その他もあらゆる手を使い(笑)とにかくテカテカに出来た。
磨いて下金部まで出現してしまったヶ所、特にスプリングは防錆のためのクリア塗装処理だ。

組み戻しは分解の逆手順、今回作ったSCがまた活躍してくれる。
そうそう、ダンパーとアッパージョイントのネジには中強度のねじロック剤を塗布した。

やっぱり完全分解しての清掃は、予想以上に輝きを取り戻し大満足だ。
SCの製作も旨く出来たし。
こんな事がたまには有るからレストアは楽しい。

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