実物大玩具 [カブPart2]
数年前カブを弄って、マニュアルクラッチのロンシン125エンジンをまで載せたりした。
軽い車体に125ccは確かに速い。
特にロンシンは中低速型でトルクが溢れているから、意識しなくてもかなりスピードが乗るし、それでいて燃費は50km/l以上がコンスタントだった。
だけど足回りが貧弱すぎでやや楽しくない、しかし対応させればカブらしさが失われる気がして来る。
クラッチレバーを備えたカブはウケるが、マニュアルクラッチはベンリィ号に任せた方が妥当かも。
それで結局は50ccのノーマル状態に戻し、物足りなさからヤフオクでさよならしていた。
その後ロンシンはベンリィ号で元気に活躍しているが、その余ったエンジンはどうしよう。
なんだかんだ言ってもカブは面白い玩具だったな~ 等々・・・
そんな時、とあるFBの知り合いが「カブ要りませんか」を発信した。
もう速攻である、挙手をした。
エンジンがかからない?しばらく放置していた?嬉しいじゃないか。
訳ありバイク回収御用達、サンバー君の出番だ。
このスタイルはもう何度目だろうか(笑)
早速仲間入りしたカブ君は、中央メンテナンスステージに着座した。
さあ、恒例の各部確認と行こう!
珍しい事に、左サイドカバー内に純正ツールセットが有った。
まあ、使う事はあまり無いだろうけれど、とっても嬉しいのだ。
シート下の識別シールや、車体サイドのデカールで年式が分かる。
このカブは96年製造の95年式(記号S型)になるかな。
うーん、ステップが(笑) アルアルだよね。
早速問題発見、オイルが溢れてくる。
それもガソリン臭漂うシャバシャバなのだ。
これはオーバーフローしたガソリンが、キャブのドレンチューブから排出されなかったんだね。
そうなると、ダウンドラフトタイプと同じ配置のキャブから、オーバーフローしたガソリンがマニホールドを経て、エンジン内へと言った構図になる。
これは危険だ、とりあえず直しておこう。
もしこの積算計が実走行だとしたら、カブにとって、まだまだ慣らしが終わった程度だ。
オーバーフローがエンジン内へ侵入する原因だけど、ぱっと2つほど思い浮かぶ。
まずはドレンチューブ系の詰まりが無いかを確かめよう。
全く問題無しだ。
次はキャブをバラしての確認になるから、タンク内の残ガソリンを全て排出しておこう。
じゃないと、カブは燃料チューブを抜けないのだ。
燃料のゴムチューブがカチンカチンに硬化していて、抜くのがもう大変。
ちなみに、上に刺さっているチューブがリザーブだ。
単体にしたキャブを分解するが、フロートチャンバー内はとっても綺麗に見える。
所が、2番目の原因と考えていたオーバーフローパイプだけど、何やらヌターとした異物の詰まりが有る。
これだ!
次にスロージェットを外してみたが・・・
何だこれ?やっぱりヌターとした、垢みたいのがへばり付いていた。
もちろんジェットの穴も殆ど詰っている。
ニードルジェットホルダーもだ。
何だろうね、これ。
全ての穴をホジホジすれば、こんな感じに光が差し込むのだ。
これで大丈夫。
最後にフロートバルブを摺り合わせして、オーバーフローも解消した。
全てを元通りにしオイルを交換したら試運転、流石に最初は白煙が混じる排気だった。
しかし暫くエンジンを回していたら、レスポンス良く軽やかに吹き上がり、白煙も消えた。
近所の空き地で走らせてみたけれど、カブらしいトトトッと快調なリズムを刻む。
やっぱりこれかな、左手フリーの遠心クラッチがカブらしい。
ガレージに戻り電装系やその他諸々を無意識に弄りだす、うーん何だか楽しいぞ。
本当に、カブはオヤジの実物大玩具。
軽い車体に125ccは確かに速い。
特にロンシンは中低速型でトルクが溢れているから、意識しなくてもかなりスピードが乗るし、それでいて燃費は50km/l以上がコンスタントだった。
だけど足回りが貧弱すぎでやや楽しくない、しかし対応させればカブらしさが失われる気がして来る。
クラッチレバーを備えたカブはウケるが、マニュアルクラッチはベンリィ号に任せた方が妥当かも。
それで結局は50ccのノーマル状態に戻し、物足りなさからヤフオクでさよならしていた。
その後ロンシンはベンリィ号で元気に活躍しているが、その余ったエンジンはどうしよう。
なんだかんだ言ってもカブは面白い玩具だったな~ 等々・・・
そんな時、とあるFBの知り合いが「カブ要りませんか」を発信した。
もう速攻である、挙手をした。
エンジンがかからない?しばらく放置していた?嬉しいじゃないか。
訳ありバイク回収御用達、サンバー君の出番だ。
このスタイルはもう何度目だろうか(笑)
早速仲間入りしたカブ君は、中央メンテナンスステージに着座した。
さあ、恒例の各部確認と行こう!
珍しい事に、左サイドカバー内に純正ツールセットが有った。
まあ、使う事はあまり無いだろうけれど、とっても嬉しいのだ。
シート下の識別シールや、車体サイドのデカールで年式が分かる。
このカブは96年製造の95年式(記号S型)になるかな。
うーん、ステップが(笑) アルアルだよね。
早速問題発見、オイルが溢れてくる。
それもガソリン臭漂うシャバシャバなのだ。
これはオーバーフローしたガソリンが、キャブのドレンチューブから排出されなかったんだね。
そうなると、ダウンドラフトタイプと同じ配置のキャブから、オーバーフローしたガソリンがマニホールドを経て、エンジン内へと言った構図になる。
これは危険だ、とりあえず直しておこう。
もしこの積算計が実走行だとしたら、カブにとって、まだまだ慣らしが終わった程度だ。
オーバーフローがエンジン内へ侵入する原因だけど、ぱっと2つほど思い浮かぶ。
まずはドレンチューブ系の詰まりが無いかを確かめよう。
全く問題無しだ。
次はキャブをバラしての確認になるから、タンク内の残ガソリンを全て排出しておこう。
じゃないと、カブは燃料チューブを抜けないのだ。
燃料のゴムチューブがカチンカチンに硬化していて、抜くのがもう大変。
ちなみに、上に刺さっているチューブがリザーブだ。
単体にしたキャブを分解するが、フロートチャンバー内はとっても綺麗に見える。
所が、2番目の原因と考えていたオーバーフローパイプだけど、何やらヌターとした異物の詰まりが有る。
これだ!
次にスロージェットを外してみたが・・・
何だこれ?やっぱりヌターとした、垢みたいのがへばり付いていた。
もちろんジェットの穴も殆ど詰っている。
ニードルジェットホルダーもだ。
何だろうね、これ。
全ての穴をホジホジすれば、こんな感じに光が差し込むのだ。
これで大丈夫。
最後にフロートバルブを摺り合わせして、オーバーフローも解消した。
全てを元通りにしオイルを交換したら試運転、流石に最初は白煙が混じる排気だった。
しかし暫くエンジンを回していたら、レスポンス良く軽やかに吹き上がり、白煙も消えた。
近所の空き地で走らせてみたけれど、カブらしいトトトッと快調なリズムを刻む。
やっぱりこれかな、左手フリーの遠心クラッチがカブらしい。
ガレージに戻り電装系やその他諸々を無意識に弄りだす、うーん何だか楽しいぞ。
本当に、カブはオヤジの実物大玩具。