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フライフィッシングって難しい釣り?(2) [フライフィッシング]

フライフィッシング=毛鉤釣り、これって日本にもかなり昔からあった。



考えてみれば日本には数多くの川があり、世界的に見てもその密度が高い国土だ。
そこでサケマス科の渓魚が餌を捕食している姿に遭遇すれば、
何処の国の人間だって殆ど同じ発想をする筈で、
自然と虫に似せた疑似餌を使う釣法が日本でも確立する。
ただわが国に於いては毛鉤釣りを含め、
釣り針や網で魚を捕る行為=食べるための漁・が殆どであった。

対するフライフィッシング(以後FF)は英国の貴族を発祥とし、
その目的は自然の中で如何に優雅かつ楽しく遊ぶか・である。
これは日本で言えば江戸時代の大名が嗜んだ、
美女侍らせその黒髪を釣り糸にしたタナゴ釣りって所だな。
かなり雰囲気は違うがニュアンスとしてはこんな感じだろう。
タナゴ釣りの例はいかにも日本のオヤジ趣味だが、
FFの場合余裕の出来た日本人のアウトドア嗜好にドンピシャ嵌り、
遠く離れた極東の地で斯くもこれほど広まってしまったようだ。

また、アウトドア嗜好云々だけではなく、
遊びとしての釣りと言う点でも、
FFは非常に楽しいシステムを備えている。
実際、自分自身も日本古来からの毛鉤釣りであるテンカラ釣りを経験したが、
それを経て体験するFFは正に遊び向きであるとしみじみ思ったものだ。

また意外にも狭い日本の源流域で、非常に扱いやすい釣法にもなり得る。
これは遊びであるが故様々な場面で楽しめる様、
柔軟かつ多様なシステムを展開してきたからだろう。
逆にいうとこれらの多種多様性が災いし、
難解で複雑な釣りと思われるのかも知れない。
ただでさえ分かり難いヨコモジで、
一般的にはまず使われない意味を含んだ用語を羅列されれば・・・

しかしこれでは本末転倒、楽でなければ楽しくないのだ!遊びは。
               ↑漢字って解り易いな~
そう、毛鉤釣りって結局楽だから、職漁師も使っていた手段なのだ。

ふぅ・・・また油切れだ。
明日もこの続きを


フライフィッシングって難しい釣り?(1) [フライフィッシング]

そう聞かれれば即座に「そんな事は無い、想像以上に簡単な釣りだ」と答える。
だが決まって「それはある程度出来るようになったから言えるんでしょ」と返される。
違うのだ、本当に。(注:私が主にやっているのは渓流でのフライフィッシング)

まあ、自分自身もフライフィッシング(以下FF)を始めるにあたっては、やはりそんなイメージを持っていたし、当初は途中で投げ出すのではと思っていた。
正直に話すと・・・だから道具なんか何時諦めても良いように、本当に安物でそろえていたくらいだ。
しかし段々とFFが解ってくると、入門書やマニュアル・FF関連ウエブサイトの入門コーナー等に書き連ねてある事が、何ともシステマチックでテクニカルなものかと感じる。
言い換えれば、初心者に優しく解説する気が無いのでは、とさえ思えてくるのだ。
もっと言えば、ステータスとか小難しさを押し付けたいの?って感じかな~
何で小鮒釣りのような解説が出来ないのだろう、基本的に大して違ったものではないのに。

ただ一つ、FFを始めるにあたって最大にして唯一の難関、キャスティングを会得しないと釣りに出かけることさえ出来ない。これは確かだ。
でも、そんなに難しいものではない。
数時間づつ数日の練習で、大体の人は5・6Mも飛ばせるようになるから、こと渓流釣りに限って言えばこれで十分釣りになる。
思える取っ付き難さって、たったこれだけではないかな。
あとは実際に釣りに行って体で感じるしかない。
これは小鮒釣りなんかと全く同じだし、基本的な程度の違いなんて殆ど無いと思う。

この先FFは本当に楽しいし、1・2年も渓流に通えば気楽な釣りになる。
の、だが・・・
何故かこれくらいの技量を得たフライマン(FFで釣りをする人)が、競ってFFを高貴で難解な釣りに仕立て上げているような気がする。
結果、この釣りを良く知らない人にとって、FFって何だか難しそうな釣り、になっているのではないか。

そんなこたあ全く無いのだ、FFったって所詮渓流の毛鉤釣り、簡単に釣れるからかえってプロ程この釣法を用いてきたはずだ。

はぁはぁ・・・ちょいと疲れてきたな~
そろそろ給油が必要だ、今日はトリスをダブルでやろう。

思ったより長引きそうなので、急遽今回のは(1)だ。


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