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おもちゃの延長 [バイク・クルマ]

ネットが当たり前の存在になり久しいが、時々少し考えさせられる記事にあたる。
たまたま見つけたこんな記事に、えっ、まだ「三ない運動」なんて有ったんだ!と。

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とりあえず”トイザらス”から画像を拝借したけれど、この子供は本文と関係が無い。
ただ、現在バイクを弄っている時の自分は、ここで遊んでいる子と変わらないなと思う。変わらない所か基本的に全く同じだ。今までも、多分この先も。

『世界に冠たるクルマとバイクの先進国である日本の将来にも関わる課題だ』
こんなシメで終わっている記事だけど、「三ない運動」が始まった時点で、若者のクルマ離れも始まっていたと思う。
色々と功罪を羅列してあるが、そんな事はとっくに議論しつくされた感が有る。普通にバイクからクルマへ移行し、それらを謳歌し未だに忘れられない。
忘れられない所か、謳歌が続いているオジサンとしては ^^;

それよりまだ続いていたあの「縛り」に深いため息をし、今度は本気そうだなと感じ始めると同時に、逆に今更何故?と思ったりする。きな臭さみたいなものを、勘ぐったりして。
バイクが売れなくなれば、クルマも同様になるのは当然だ。

男の子がクルマや電車やロボット等々の玩具に興味を示すのは、誰かに勧められたから?教えられたから?そんなことは無いよね。
逆に小さい頃は何のしがらみもないから、自ら興味の湧く物でしか遊ばない。段々と大きくなるにつれ対象が、より具体的に、より複雑にはなるけれど、根本的には変わらない筈だ。
先日遊びに来た娘が言うには、ミニカーに夢中になっている我が子を見ながら、「私の場合はママゴト→セーラームーン→ハローキティ」だったらしいが、女子の事は分からない ^^:

男子の興味が次第に、本物のバイクからクルマに移って行くのは、ごく自然な事であった。兄貴や先輩の姿を追うようにだが、逆に親や何十歳も離れた大人には、反感こそすれ憧れはしなかった。
自分もようやくバイクに乗れるとワクワクしている時に、その夢を突然奪われたらどうであろうか。憧れの兄貴や先輩が落胆する姿を目の当たりにし、自分の場合は夢を抱くことさえ無意味だと分かったら。
そして何時の間にかそれが当たり前になり、落胆や失望の次に来るのはシラケだな~

クルマなんて、単なる移動手段としての道具でしょ、その割に金食い虫だしさ。
バイク?雨が降ったらどうするのさ、夏は暑そうだし冬は寒そうだし、対象外だね。
電車やバスが有るから(自分も電車通学だった)、必要性なんて感じないし、そもそもスマホにお金かかるし。
まだそこそこ荷物が積めて、エアコンが付いてる軽自動車の方がマシじゃん。
えー、おっしゃる通り ^^;

我々の対象はカッコが良くて速いバイク、そしてクルマも同様であったが、もちろん中古が当たり前だった。
2ドアクーペ・ハードトップ、セリカ・スカG・サバンナ・240Z・GTO、無理したソレ・タコ・デュアルなのにかえって遅かったり。ダッシュクーラーが付いていると羨ましかったし、エアコン?何それ?
そして少し落ち着いた先輩から「いつかはクラウン」だな、と言われれば大きく頷いていた。

中古車の選択肢がほぼミニバンや軽自動車になり久しいが、本当に移動手段としての道具に成り下がったクルマかもしれない。
大体若者に金が無いのは昔も今も変わらない。だから必然的に中古車しか買えないが、しかし何時かは新車をと夢見ていた。

将来、新車の消費者になる可能性が有る高校生の、第一歩を奪ってしまえばどうなるか。
人を殺める事さえ出来る包丁を、とりあえず取り上げさえすれば・・・

「謳歌とか美化しているけど、原因を造ったのはアンタ達だろ」、おっしゃる通りかも。
だからもうこれ以上は・・・何時もそんな気持ちになっていた。




燃料噴射 [バイク・クルマ]

決して忘れていた訳じゃない。
正直、あまり気にかけていなかったけど・・・

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例えば、靴集め(そんなの有るの?)が趣味の場合、それを眺めたり磨いてみたり、何がそんなに楽しいのって思われるかも。興味が無い人から見れば。
えー、この例えが合っているのか分からないけど・・・でも庭履きなんかのサンダルはどうだろう。
このレッツもそんな感じかな。タバコが切れた!とか、パーツクリーナー無くなった!とか、セル一発でちょっとそこまでには、とっても便利なヤツである。
そんなアッシー君(死語だ)もいい加減キレるよね。考えてみればそろそろ十年選手なのに、1回も不満を漏らさなかったし。
でもそれは突然やってきた。

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モンキーを弄っていた時、ちょっとホムセンまでOリングを買いに行った帰り、突然息つきをし始めた。うーん、そろそろプラグくらい換えてやろうか。ちょっと解せなかったけれど。

なかなか良い焼け方をだが、頑張りました感も結構あるぞ。
そう言えば距離計は既に一周していたな~電極がこんなに減るのも無理ないな~
よしよし、新品に換えてあげるね。
「違う!違うんだってば」         レッツ君、何をまだ怒っているの  ^^;

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プラグを換えて試乗してみたが、全く症状は変わらずだ。
『おかしいな、ポイント?フロート?ジェット?』、えー旧い人間は、有りもしない事に考えを巡らす。
そして、むしろ酷くなってきたと思ったら、初めて走行中にFIランプが点灯したのだ。
「どう?これで分かるでしょ」、しかしただ狼狽え、更に疑問符の嵐に襲われる。
あのーFIなんだけど・・・Fuel Injectionなんだけど!
ハハハ、燃料噴射だった ^^;

しかし本当に良い時代だな。ネットで調べると、ECUに行くスロットルポジションセンサーからの配線に、断線し易い持病があるそうだ。

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うーんこれだな、直ぐに見つかった。ネット時代に改めて感謝だ。
しかし・・・たかがこんな配線1本で・・・とにかく重要なのね、頼りないく見えるけど。

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昔のとは比較にならないほどの、防水・防塵性を持つカプラーだけど、逆に今回のような場合はどうやって補修しようか?
簡単に分解でき無さそうなカプラーだし。ましてやギボシなんかどこにも使っていない。
またネットで色々調べるが、やはりハーネス交換が普通みたい。ヤッパ最近はそうくるのね。
で、断線箇所から辿っていくと・・・大変じゃん!以前やった、スカイウェイブでの外装バラし悪夢が蘇る。
しかも、配線のたった一ヵ所断線で全とっかえ?冗談じゃないぞ!

もうこれは、カプラーをバラすしかないな、ギボシ接続で鍛えたオジサンをなめんなよ ^^;

昔のカプラーは端子から爪が出ていたけど、今のは何も無いように見えた。でもさ、嫌がらせ?こんな細かいの、オジサンに優しくないぞっ。
仕方なく虫眼鏡を持ってきて改めて観察、こんなカプラー一つも驚く進歩だ←ウラシマか!
それはそうとして。あれっ、カプラー側から何か引掛けみたいのが出ている・・・
しかし要領さえ分かれば案外簡単だな、しかも確実にロックできる構造だし。ちょーしに乗り、生きている赤線までバラしてみた。

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色は違うけれど同じ太さの配線を、完全に金属疲労でちぎれていた残骸に、余裕を見て長めにハンダ付けした。これ持病らしいけど、真ん中のピンク線ばかり切れるの分かるな。元々短めだから、振動をモロに受ける。経年劣化は仕方ないが、ちょっと張り過ぎに思う。

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新たな配線を付けた端子をカプラー本体に挿し、あとは車体側のピンク線とハンダ付けするだけだ。そして振動の影響をなるべく受けないように、取り回しを考えながら車体に収納した。
試乗に出かけるが一発始動だしFIランプも点灯しない。また何時ものレッツ4に戻った。
繰り返すが、たった1本の配線だけで・・・それが今は当然なんだね。

でも、ちょっと寂しさを感じるのは何故なのだろう。

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サンダルバイクと言えば、まずこれを思い浮かべる、旧~い人間だ。
しかしバイク弄りの楽しさを教えてくれた1台でもある。とにかく安価に提供するため、それまでにない思い切りの良さは驚きだ。悪く言えば安物だが、久しぶりに造った2ストでもやっぱりホンダだった。

”パワーアップの手始めは圧縮比、まずはヘッドガスケットを薄手に”そう聞けばノートの表紙を切り抜いていた。
”絞りを変えると反射波が〇〇で充填率が◇◇”また新しい情報だと喜び、何処からか拾ってきたテレビアンテナのパイプを排気口に差し込んでいた。
”混合比は”で、ジェットニードルのクリップを・・・

何が功を奏するのか良く分からず、手当たり次第にやってみるも深まる謎ばかり。
あっ、1つだけ分かった事が有る、結局速くなったのはガソリンの減り方だけ。



トルクレンチ [バイク・クルマ]

この前、W3のシリンダーヘッドカバーを増し締めしていた時、そう言えば最近トルクレンチを使わなくなったなーと感じた。
若かりし頃仲間が集うと、日産のL型を良く弄っていた。トルクレンチを使うだけで、通を気取り悦に入ったりして。
あっ、L型と言っても4気筒の方だよ、だってお金無かったしね。
それとトルクレンチって言っても、プレート式のやつだけど今は有るのかな。

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まだ有った^^;    なにこれ?って言われるかもなので、注釈を入れておいた。
でもこれを使うのは結構大変だった記憶がある。特に高トルクになると、う~んと唸り・締めながら表示値を読むのだけど、だんだん疲れてきて腕がプルプルする。そうするとプレートに刻印された数値を指す矢印も、当然震えるので余計読み辛い。その悪循環でさらに時間がかかる始末だった。
だけどコイツ関係だけでも、今となっては楽しい思い出が湧き出てきて、きりが無くなりそうだ。ロータリーエンジンのフライホイールナットの事とかね。
まあ、今でも使う人は居るみたいけど、やっぱり「カックン」式(プレセット式と言って!)のが楽なのは間違いない。ビンボー学生の昔は、プロの使うカッ君?に憧れた・・・物凄く高かったよ、やっぱし。

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そう言えば大分前に買ったはず、と探して出てきたのがこれ。何時頃のだったか思い出せないけど、少なくても十数年以上は経っている。兎に角、L型エンジンに夢中だった(大?)昔の記憶からすれば、とんでもなく安かった台湾製だ。まだ中華が台頭する前の時代だけど、今や当たり前のN(ニュートン)表示だけでなく、裏側には嬉しいKGが刻まれている。まあ、とりあえず表示されたN値を、十分の一にすれば良いのだけど・・・
やっぱり「きろぐらむ」でしょ!

女子の会話で「頑張って20N痩せたよ」、「えー!マジ?ウチなんか最近食べすぎで、50Nも太っちゃったのにぃ」こんなの聞いた事ない。
車のドア付近に貼ってある「タイヤの空気圧」ステッカー、何時の間にkpa(kg/㎠)なのよ!何でKGが(カッコ)に入れられちゃったのさ。
ニュートンとかパスカルとかたまに訳分かんなくなるし、
体重から直感できるKGが一番分かり易くね?

あーだ!こーだ!プンプン[むかっ(怒り)]                 もうやめた^^;

でもちょっと言わせてね、ポンドとかオンスとかガロンとかインチとかマイルとか、
Why American people!?


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コイツの凄い所、って言うか怪しさ満点だったこのcertificateシール。一本一本にシリアルナンバーと校正証明書だもん、かえって値段からして本当?と、いぶかる当時だった。だからあまり使わなかったし、やっぱり経験に裏付けされた自分の感覚が一番頼りになった。
えっ ホント?自分・・・こっちの方が怪しい^^;

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半分忘れかけていたトルクレンチ出てきたから、これは実際どこまで信じて良いの?で実験してみた。
身の回りにあるキッチンスケールとか体重計、寒暖計やはたまた血圧計・体温計等々、特に疑いなく何時も使っているよね。でも、これらは本当に信じて良いの、正確に言うと絶対値なの?
時計なんか最近は電波式がごく当たり前だし、テレビやラジオ等と幾らでも比較できるから疑わないが、その他のは正に「信じる者は救われる」だ。
誤解を恐れず言えば相対値を見ているだけだ。だから時々耳にする「ジムの体重計キライ!」、えーっとそれはね、自分ちの体重計が低めに出ているだけなの。

まあ、だから誤差範囲ってのが有る訳だけど、家庭用のは特に表示されていないのも多い。でもそんな事あまり気にしないもんね。家庭用とかホビー用とか書いてあれば、こんなもんだよって納得させる雰囲気もあるし。逆に言えばだから安く提供できるんだけど、業務用の場合そうはいかないから高い。例えば日本工業規格・JIS、モノによって色んな基準が有るけど、それに準拠させるのにコストがかかる。
更にそれの校正証明(基準以内だよ、ウソ言ってないよ)を発行してもらうと大変。トレーサビリティやらなんやらの書類が沢山添付されるが、モノ本体より高くつく場合もある。
それでこのトルクレンチ、なんとcalibration certificate(校正証明書)付いている。だけど、いかにもそれっぽくした紙一枚が、逆に怪しさ満点なんだ。←疑り深いヤツ

自分のトルクレンチの絶対値を量ろうなんて思わないし、量れる訳もないからあくまで「うん、こんなもんか」を、確かめたいだけである。で、こんな風にして量ってみた。レンチ握り部にダンボールを巻く、単管パイプに差し込む、バケツを吊るして水を入れる。完ぺきじゃないか!
だけど改めて画像見ると、何だかボンビー臭い絵だなぁ・・・

ただレンチに表示されているのが、kgf・mにしろN・mにしろ、ボルトから力点までを1mで実験するのが一番分かり易い。それに、力点までが短い0.2m程度のレンチで、直接量るのでは正確性が期待できない。
えっ、じゃあ水平性は?その赤い線は何?
だって吊るしたバケツが地面に・・・多少は良いのだ^^;

えー断っておくが、この後一切Nは使わない。全てKGである、オジサンとしては。
未だにNが嫌い(良く分かって無い)なんだなー、そう思ってもらっても結構だ!


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水は1ml(1cc)=1g、だから500mlづつこんな容器で量ったが、時々体重計でも確かめてみた。素晴らしいじゃないか、1回500gx12=6000g(6kg)だ。表示でもちゃんと6.0kgと出ている!
普通12杯も水を入れれば、累積誤差でなかなかこうならないが・・・誤差が出ないよう何回もやったよ。

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えー折れ線グラフなんかにしてみた。ちなみに実測データなんかも表にしたりして。こういった実験は、回数を重ねるごとに誤差が少なくなってくる。要するに平均化してくるんだね。
だから結構頑張ったのだ!だからグラフなんかにしてみたのだ!
って、単なる自己満足だけど。

トルクレンチをセットしたのが青線で、バケツに水を入れてレンチが「カックン」となった瞬間が赤線だ。それを6段階でやった訳だ。要するに試験荷重(test load)を、軽~重まで6種類変えてみた。

結論から言ってしまおう。
疑ってゴメン。

何が素晴らしいって?グラフを見て頂きたい、赤折れ線「バケツに入れた水」、その直線性である。
何度も言うようだけど、これ、あくまでも安物(ちょっと表現悪しだが)だ。
あまり使っていないのもあるけどね、10年以上前の製品でこの結果だもん。勿論、当たり前の保管方法はしているけど。

ネットで見かけたのを引用させてもらうと。
”アナログセンサにとっては直線性のみが重要であってそれ以外はさして重要ではない"
これの「アナログセンサ」部分を「アナログトルクレンチ」に置き換えると分かり易い。
ここの回答(3)だ。

誤解が無いように言っておきたいが、あくまでも直線性だけを賛辞しているのであって、メーカー添付の校正証明書の試験荷重→実測値(test load→actual reading)は全く気にしていない。

えー分かり易く言えば「この体重計、誰が乗っても〇〇kg多く(少なく)出るみたい」、これだ!
載せた表のデータで言えば、"差”の項がその原因に相当する。要するにバケツに水を入れてない状態でも、レンチ+単管パイプ+バケツ、それらの自重がトルクとして既に作用しているのだ。
これ以上書いてもくどいだけだから、もう止めておこう(十分くどい!)。

一つだけ付け加え。
今更だけど、製品に添付した紙切れが、校正証明書(calibration certificate)なんて表現は馴染まないなぁ。ただの社内検査書でしょ^^;

あっ、トルクレンチで思い出したけど、最近よく見かけるな、"黄帽子"とかで。
「お客様、ホイールナットの締付け確認をお願いします」とか言って、客の目の前で勢いよく[カックン]している若いスタッフを。
おいおい君、そこジワジワだから・・・ワタシャ頼んだこと無いから良いけど。

だけど自分は本当にトルクレンチを、正確に使う自信が有るか?そう自問自答してみれば、正直、う~~ん、かも。
今回改めて思ったのが、バケツに水を入れる際は出来るだけゆっくりやる事、じゃないと正確に量れない。ましてや実際の作業では、遥かに短いレンチで行うのだから。
そんな意味では現在主流のプレセット式より、プレート式の方がコントロールし易いかも。プレート式に根強いファンが居るのも、「分かっている」人達には手放せないんだろうね。

手持ちのトルクレンチが結構使えるヤツって分かったけど、多分今後も目安程度にしか使わないだろうな。
相変わらず最後は、自分の感覚を頼ると思う。

トルクレンチはあやふやな人間の感覚を、数値化させる数ある道具の一つである。
だけど作ったのは、そのあやふやな人間だ。だから・・・

バイクは永遠の友・・・たぶん [バイク・クルマ]

えー、最近の買い物は、右手の人差し指次第であるようだ。
欲しいなぁ、でもまずいか、う~ん、どうしようかな・・・えい!クリック・・・
あはは、落札してしまった^^;

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ええっと、いわゆるナナハンですな、このバイク。
かなりマイナーなこいつだけど、非常に乗りやすくいくせに、驚くほどパワフルだ。
そりゃーエンジンはかつてのレーサーレプリカ、GSX-R750そのままだから。
兄貴分にあたるGSF-1200の華やかさに隠れたこともあり、非常に短命であったこのGSF-750だけど、事前(いや直近)の調査(web他)ではかなり好評であったからね。
とにかくよく曲がりぶっ飛ぶ、フォ~~~~ンって。

素敵^^

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でも、オークションで買った車両だからある程度の不具合は覚悟していた、と言うか、楽しみでさえある。
嬉しくも高そーな社外マフラーの付け根から、リベットのゆるみによる排気漏れを見つけてしまった。
暖気時にはポタポタと滴が落ちてくるし、手で揺らすと付け根がぐらぐらする。
これは分解してシールやり直しとリベット打ち直ししかない。

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4mmのドリルでリベットをもんでやると。


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相手はアルミであるからあっさりとこうなる。

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中身(消音材)を確認するとまだまだしっかりしているので、特に何もせずシール材であるシリコンシーラントを塗布して元に戻そう。シリコンは200℃程度の耐熱性があるのでまず問題ない。

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手持ちのリベットは若干?フランジの大きさが違ったが、気にしない^^;誰もそこまで見ない^^;

重低音を響かせ、元気に走り回っているぜぃ!



中華は楽しい?発電機編 [バイク・クルマ]

またまた当ブログの書き込みに間が空いてしまったが・・・とにかく毎日寒い!
しかし、エンジン物大好きの私としては、何かと理由をつけておもちゃを探すのだ。災害や計画停電にそなえ・・・ってまあいいか。それで見つけたのがこれ。

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なんと送料込みで約16,000円!一応max1000wなのだから驚きだな。当然中華製なのだが、それが良いのだ変人?としては^^
一応ならし運転を終え、本格的に各部を眺めると、なんだかフレームに違和感がある。

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変形している・・・何故だろう、上から相当な荷重をかけたか、思い切り高いところから落としたか、とにかくフレームが変だ。さあ、お楽しみの始まり~

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まずプラグキャップ・ばらし始めたらいきなりこれだ、さすが中華・やるなー

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パイプを曲げるのにベンダーなんか使いません。

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燃料タンクを外したところ。

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うーん、電圧制御なんていらないんだね。まさに自転車の発電機(ダイナモ)状態だ。

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はい、こんな感じで変形している。とりあえず力技で修正し、元通りに組みなおした。
さて、本格的に電圧なんかのチェックと行きますか。

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案の定負荷によって電圧は変わりまくり、なんと無負荷で125v(勿論±10v当たり前)もある。

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唯一調整できそうなのがここみたいで、色々いじくってみたがある程度で妥協だ。結果、無負荷時95v・250w負荷時115v・500w負荷時125v・860w負荷時102vってところかな。500w負荷時のあたりがまでが絶好調で、ガンガン電圧が上がるが、それを過ぎると逆に電圧は下がってくる。
まあ、こんなもんでしょう。ただブレーカーが大問題だった。定格(max1000w)を超えた負荷をかけても作動しないのに、860wで10分ほど運転すると突然落ちるのだ。更に中央にある復帰ボタンを押しても、なぜか直ぐには復帰せずいつの間にか通電している。これは大問題だ、下手をすると発電コイルを焼いてしまう恐れがある。

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色々ネットで調べていると正にこれ!ってのが分かった。ドイツ製のこれのまんまコピーだ。
とりあえずこの正規品か同等品に替えてからまた調整をしよう。面白くなってきたぞ^^
タグ:中華発電機

スカイウェイブ(cj44)プーリー交換 [バイク・クルマ]

このバイク、買ってからそろそろ4年になろうと言うのに、まだ5千キロほどしか走っていない。その原因はなんと言っても鈍重さだ。車重が有るのも勿論だが、なんと言ってもエンジンに軽快感が無い。正確に言うとエンジンのパワー自体はこのクラスでトップなのだが、駆動系があまりにも穏やかなセッティングで、出だしが悪いしちょっとした上り坂でも加速しないのだ。以前伊香保に行ったときなんか、上り坂で軽自動車にあおられるしまつ・・・な訳で、ついついセローに乗ってしまうのだ。

車重に関しては高速走行時の安定性や、どっしりとした乗り心地に貢献する面もあるけど、この駆動系は本当にいただけない。せっかくのDOHCエンジンが台無しだし、いざと言うときキックダウン?しないので、再加速や上り坂でもたついてしまう。何よりせっかくパワーが有るのに、シグナルダッシュで同クラスの他メーカー車に、置いてけぼりされるのはもう嫌だ!そんな訳でネットで高評価の、星野設計さん謹製ハイスピードプーリー+S(ウエイトは23g)に交換する事にした。

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ステップのゴムを外すとこんな感じ、カウル類の取り外しにかかる。

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プーリーケースを止めてあるボルトは、長さがまちまちなのでこんな風に整理した。

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プーリーセンターのナットを外すには、プーリーに回り止めをしないと緩められないのだが・・・

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じゃーん、なんちゃってインパクトを使うのだ。車のタイヤ交換用の安売りしてたやつ。

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あっさりと外れた。締めるときはプーリーにマークしておいた所を目安にすればOKだろう^^;
それにしてもベルトのカスが凄い、5千キロ程度でこんなになるのね。

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上がノーマルで下がハイスピ、この形状を見ただけでワクワク~
早く試乗したくて速効で組み始めるが、問題発覚!プーリーにマークしておいたのは良いけど、シャフトにマークしてなかったので、関連性がわからないのだ。どの程度締めればいいのかな・・・ええい!緩めたときの感覚の逆をやれば大丈夫だろう。本当に大丈夫かちょっぴり不安。
最終的には3時間程で終わったけど、やっぱりアンダーカウルの戻しが一番手間取ってしまった。よくまああんな複雑は、パズルみたいな組み合わせのを造るもんだ。感心するほど手間取ってしまった。

試乗だ!

@!”#$%&=「*・+>!!!!!!!
すっごい、ノーマルとはぜんぜん違う、感動もんのダッシュ&キックダウン。坂道でもアクセルを捻ると、瞬時にエンジンの回転が上がり、ぐいぐい加速していく。DOHCの滑らかな回転上昇で、気がつけばとんでもない速度になっている。
これがこのバイク本来の実力だ。

大成功^^

あけてびっくり [バイク・クルマ]

主要な部分をほぼ分解し終わった。

これでテーマを決め、それぞれのブロックに対し本格的なレストアに移れる。例えば、フロントホイールをやろうと思ったら、ブレーキディスクを外しベアリング部を分解、その上でキャストホイールの錆落しなんかが出来るわけだ。

しかしその前に、分解しながら気が付いた要交換パーツをオーダーしておかなくてはならないのだが・・・正直予想以上に酷い箇所があった。まずはエンジン。シリンダーとヘッドの間、及びヘッドとカムカバーの間、それぞれからオイルの滲みが見られた。これはパッキンの交換が必要だ。しかし、どうせバラすなら、燃焼室の清掃やバルブの当たり具合なんかも見ておきたい。

次にフロントブレーキ。これは内部の深いところまで腐食が進んでいて、ブレーキピストンまで交換が必要な状態だ。使えるのはケース類くらいで、出来ればホースも全部取り替えたい。

更にここまでとは思わなかったのがステムベアリングだった。

これは一番目画像の赤丸部分を真上から見た、フレーム側に圧入されたボールレースの状態だが、はっきりとした打痕が幾つも見られる。しかも何故かアッパー側のみの現象だった。もうこれでは交換しなければならないのは確かだが、どうもこの単なるスラストベアリングに信頼が置けない。出来ればテーパーローラーベアリングにしたいし、かねてよりバイク用として専用品が市販されているのは知っていた。

ここでちょっとベアリングについて。

バイクはもとより車や電化製品等、あらゆる工業製品の回転・直線運動に幅広く用いられているパーツがベアリングだ。詳しくはリンクを参照にして欲しいが、普段はまずお目にかかれない機構内部で、非常に重要な働きをしている。一番ポピュラーなのは良く聞くボールベアリング(深溝玉軸受)だろう。この種類一つをとっても、発電所のタービンシャフトに用いられるどデカイのから、CDを回すスピンドルに組み込まれている極小のまで、実に様々な大きさやパターンがある。とにかく日本の工業、特に自動車産業がここまで隆盛を極めた原点は、優秀で安価なベアリングを自国で造れるようになった事にある、と言っても良いくらいだ。

目立たないけどすっごく重要なパーツなんだ、ベアリングって。

しかしな~有るといってもバイクの専用品って高いのね、やっぱし。この調子で行くと、完成までにどれだけのコストと時間がかかるんだろう・・・


親切?なマニュアル [バイク・クルマ]

やっと本格的にXJのレストアを始める事が出来た。

前回のここでお知らせしたように、まずはエンジン関係から取り掛かろう。とりあえずエンジンを車体から降ろし、不具合箇所の確認やその対策を考えることにした。何度も読み返したバーチャルレストアの友、サービスマニュアルを傍らのに置いての作業となる。気合一発!分解開始だ。

ちなみに

これはマニュアル§3 エンジン編の”エンジン脱着”項内、「エンジンの取り外し」作業にある●マフラの取り外し・から一部抜粋したものだ。外すパーツ順に写真が並べられ、それぞれに関係するボルトの位置が示されているし、必要に応じパーツ名も記入されているという判り易さだ。しかも「注意:走行直後の取り外しは・・・」とまで、心憎い(お節介な?)配慮が隅々まで行き渡っている。まあ、バイクなんてマニュアルがなくても、殆ど自己流でいじるのが当たり前の自分だったが、こうやってマニュアル通り進めるのもまた一興じゃないだろうか。そう、今回は時間をかけ、マターリと楽しむつもりだ。

最初のうちは「なーんだ、別にここの次があそこでなくてもいいじゃん」なんてマニュアル様にケチを付けていたが、「だめだめ、今回はマニュアルも含め楽しむんだから」と、あくまで手順をマニュアルに従わせた。杓子定規も有る意味面白いしね。しかしこんな感じで作業を進めていると不思議なもので、マニュアルに何の疑問も抱かなくなっていく自分であった。

そして関係する全てのパーツを外し終えると、「エンジン取り外し」の最後はこんな説明で完結する。相変わらず親切だ。取り外し前に確認を促すなんてね。確認を終えジャッキアップ、写真通りにフレーム右側からエンジンを引っ張り出そうとしたが・・・重い。めちゃくちゃ重いのだ。はっと我に返ること瞬時、あったりめーじゃないか。仮にもインラインフォーの750ccエンジンだよ、一人で持てる訳がないってもんだ。どう軽く見ても80kgはあるだろうし。頼むよマニュアル様、「注意:走行直後の取り外しは・・・」と書くくらいなら、せめて「注意:とっても重いよ」くらい書いておいてよ。もしくは二人で作業する写真を使ってって。

あっ、こんな注釈でも良いけどね。「注意:写真の作業員は怪力なので、良い子はまねしないように。一人で無理すると腰を痛めるか、エンジンが転落します。」

で、諦めた、素人力は。大きな脚立をバイクにまたがせるようセットし、エンジンの適当な箇所にロープを掛け、レバーブロックで引き上げておいてフレームから引きずり出した。後はホイストでこんな風に、楽々と好きな所に移動だぜ~。

ついでに簡易エンジンスタンドを作りセット!台車に乗せて宅配も可能です。

しかしこうやって見るとバイクって、今更だけどエンジンとタイヤだけだね。本当にシンプルな乗り物だ。

 


進まなくも楽しいレストア [バイク・クルマ]

XJのボディカバーを外す事すらせず、何時の間にやら半年近くが過ぎてしまった。

本当に今年は何かと忙しく、あれだけ楽しみにしていたバイクいじりもままならない。大好きな釣りですら、数えるほどしか行っていないのだから仕方ない、か・・・そんなこんなでやっと先の余裕が見えてきた昨今、気を取り直しXJ復活の計画を立ててみた。だってある程度連続して時間が取れないとね。バラしたまんまの放置プレイは可哀想だしね。

久しぶりにじっくりXJと対峙すること暫し、患者?からの要望が次々と聞こえてくるようだった。ここにその症状と対策を前方から列挙してみよう。

  1. フロントブレーキASSY(重症):レバーの動作は非常に硬くぎこちないし、キャリパーからオイルが漏れている→完全なオーバーホール
  2. フロントフォーク(重症):シールからのオイル漏れ、インナーチューブに筋状の縦傷がある。→完全なオーバーホールは勿論、インナーチューブについては要交換か・・・
  3. ヘッドライト(重症):特徴的であるオリジナルφ200のレンズではなく、訳の分んないφ180のレンズが付いている。→オリジナルを探し移植するしかない。
  4. 燃料コック(軽症):感負圧式のオートコックなのだが機能していない。→多分内部清掃かダイアフラム交換で大丈夫だろう。
  5. キャブレター(軽症):アイドリングが安定しなく吹き上がりにもスムーズさを欠く。→簡単な清掃及び調整で済みそう。
  6. エンジン(軽症):機能的にはほぼ問題ないが、アルミフィン部等の外観に腐食や脱色が見られる。→錆落し後に耐熱ブラック塗装。
  7. マフラー(重症):オリジナルからXJ750Aの物に交換されている。ただし機能上に問題は無い。→オリジナル復活を目指すのでなんとしても探し出し移植したい。
  8. テールカウル(軽症):新品に交換されたらしいのだが、ブルーのストライプが無い。→ストライプを調達し貼り付ける。
  9. 前後ホイール(軽症):あちこちに腐食が見られる。→錆落とし後クリアー塗装仕上げ。
  10. その他(軽症):塗装部・メッキ部等全体的に軽い錆や脱色が見られる。→錆落しと塗装を根気よく行う。

大体こんなところだけど、手間は別として復活困難な箇所はなさそうで安心した。で、とりあえず何処から手をつけるかだが・・・やっぱりエンジン関係でしょ~。地味ーな錆落し作業連続で疲れた時なんかでも、セル一発でエンジンの雄たけびを聞けば、XJの疾走する姿を思い浮かべ、俄然やる気も出るってもんだしね。

それじゃまず何が必要か、ちゅーことで、とりあえずオーバーホールには欠かせないケミカル用品を買いに出かけた。近所のDS2りんかんに繰り出し、そうだなキャブクリーナー・パーツクリーナー・錆落し剤からだろうな。うーん、しかしデイトナブランドは高いな、おっ、このパーツクリーナは安いぞ!なんてね。思わず買おうかと思ったけれど・・・

近くにあるホームセンター、ケイヨーデイツーにも一応行ってみたらやっぱりあった。デイツーオリジナルブランドのパーツクリーナー。しかもメチャ安っ、このデカ缶で298円ときたもんだ~DSのほぼ半額だよ。

ここのオリジナルブランド品はとっても安く、つい半年ほど前に車のバッテリーを買いに来てぶっ飛んだ記憶も新しい。これもまた国産通常品のほぼ半額で買えたのだが、今のところまったく問題ないのである。あくまでも今のところなのね・・・今度の冬を乗り越えたら折り紙を付けてあげるつもりだけど。

まあ、パーツクリーナ程度では問題なかろうと、このでかいのを三本も買ってしまった私である。しかしね、そんなこんなをしてたら半日が経ってしまい・・・さあ、本当にレストア始めるぞ!


バーチャルレストア [バイク・クルマ]

先日注文しておいたXJ750のサービスマニュアル(以下SM)が届いた。 

数多い私のバイク経歴の中でも、SMまで買った車種はこれで三台目だろうか。
大体バイクのメンテなんて車に比べれば楽勝、って言うかメカがむき出しになっているから、非常にとっつきやすい。構造だってシンプルだしね。
ただ、この場合で言う車とは現在のを指していて、昔の車の場合はバイクとさほど変わらなかった。
ボンネットを開ければ、地面が見えた昔の車の場合はね。
車の事はさておき。

SMまで買ったのには訳がある。
XJに対し慎重に接したいってのもあるが、今回は、特に気合を入れて隅々まで綺麗に蘇らせたいからだ。
パッと見程度では、まさか新車?と感じられる所まで持っていくのが目標なんだけどね。
レストアの基本はまず掃除だし、出来るだけ今付いている部品を復活させるのが王道だと思う。
しかしものには限度があって、どうやっても復元出来かねない場合もあるし、実際現車を眺めているとそれに該当する部分も見受けられた。だからこう言った、あくまでも新車時の様な・に拘ったレストアの場合、最大の問題は新品若しくは新品に近い純正パーツがどこまで揃うか、である。
そしてその貴重なパーツ類を組む際、各種サービスデータや組み付け手順、特にワイヤーハーネスの取り回しに関し、メーカー発行のサービスマニュアルはこれ以上なく強い味方となってくれる。

届いたSMを早速開いてみる。
すると、冒頭に部分にこんな記述があった。

注意:このサービスマニュアルは整備に関することがらを全て記載しているわけではありません。ヤマハオートバイに関する整備上の一般知識及び技能を有する人(販売店、整備業者)を対象として作成してあります。
整備上の一般知識及び技能の無い人はこのマニュアルだけで点検、調整、分解、組立て等を行なわないでください。知識不足、技能不足等のため整備上のトラブル及び機械破損等の原因となる場合があります。


嬉しいじゃないの、やる気をさらに高めてくれて。
一通り流して読んでみたがまったく問題なし、逆にワクワクしてきた。

そうなんだ、このSMを買った最大の目的は、呑みながらレストア気分を楽しむため。
好きなウイスキーをちびちびやりながらSMを開き、今日はキャブレターにしようか、それともフロントフォークか、なんてね。


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