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CD50改原二(CD50S) ブログトップ
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軽く腰上 [CD50改原二(CD50S)]

せっかくフロント周りをバラしたのだから、この際他にやっておくことは無いかな。

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横型エンジンは車載の状態でもある程度分解できるけど、エンジンの前に何も無ければよりやり易い。
じゃあ、いわゆる腰上だけでも、軽くオーバーホールしておこう。

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それでパッキン類を用意しなきゃとネットを彷徨っていたら、社外パッキンセットが送料込み750円なのをヤフオクで見つけた。
十分だよね、ノーマルエンジンのオーバーホールくらいだったら。

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ヘッドカバーを開けたらこれだ。またまた楽しそうだぞー

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期待?通りにカーボンがワンサカ、ヘッドとバルブに層をなしてテンコ盛りだ。
特に排気側のバルブは思いっきりカーボンを噛んでいて、やや浮いていると言うか閉まりきっていない感じで、とってもやりがいが有るな。

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案の定排気側バルブは、当たり面がカーボンコーティングされている。
吸気側やそれぞれのバルブシートだって、ピカっとした光り方ではダメだと思う。
コンプレッション漏れが結構あるだろうね。

まずカーボンを落とそうとドライバーでつついてみた。うーん、日が暮れる、、、
ヘッドを傷つけたくないし、そんな時はワコーズ RMV リムーバーの登場だ。
コイツはチョット危険だから扱いに気を遣うけど、強力なのは間違いない。

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スプレーして20分ほど放っておくとこんな感じ、既にヘッドの金属面が出てきている、楽だねー

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バルブは更にドリルで回転させながら、スコッチブライトで磨くとほぼ綺麗になった。
だけど排気側は勿論、吸気側もこれじゃやっぱりダメだ。

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なので地道に摺り合わせ、やや重症なので中目から細目コンパウンドで。

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摺り合わせてはバルブをセット、灯油を燃焼室に満たし30分ほど様子見、これを繰り返した。
バルブはただ差し込むだけで、バルブスプリングは使わない。

暫く放っといても、殆ど油面に変化が無く(灯油が漏れなく)なったらOKだ。

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バルブの当たり面がやや広いし虫食いも少し残っているけど、密封状態はかなり良くなったからこれで良しとしよう。
特に当たり面の光り方が、ザラっと鈍くなったし。

ピカピカに光っていると一見良い感じに見えるけど、実際漏れないのはぼやけた状態の方だ。
例えば、
ガラス容器の蓋の当たり箇所とか、ガラス製コックの密着部分とか、可動部は必ずザラついた面で気密を保っている。
たぶん、液体等が微細な凹凸に入り込んで、シールするんじゃないかなぁ

それにしても分解は、もうこれ位にしておこう。
走れる日がまた延びたから・・・

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鬼門と言われればやりたくなる [CD50改原二(CD50S)]

バイク弄りで鬼門と言われる作業は良く聞くが、CD50のエアクリーナー交換もそれに当たるらしい。
カブのステムナットもそうだったけれど、何故かやりたくてウズウズしてくるのだ。

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フロント周りは部品待ち状態なので、他の作業でもとネットを眺めていたら、またもや出てきた鬼門。
嬉しいじゃないか、CD50にも有るなんて。

それでパーツリストを開きながら車体を覗き込み、画像に反映したのが冒頭のヘタな絵である。
緑で描いたエアクリーナーエレメントが、赤で描いたケースに入っているのだ。
そしてそれが車体に内蔵されて、、、確かにやり難いかも知れない。
しかしこのデカい一式を、プレスフレーム内によくも押し込んだね。
吸気の拡張室が重要なのは分かるけど。

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ぎっしりと詰まったブツを少しでも動かし易くするため、邪魔になりそうなキャブをまず外しておいた。

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見出番号6のバンドを外したら、2のカバーを後ろに引っ張り出す。
コイツはフニャフニャのゴム製なので、柔軟に変形するから外すのは簡単だ。

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そして狭いフレーム内に移るが、イグニッションコイルも干渉しそうなので、あらかじめずらしておいた。

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次に見出番号3・サイレンサーCOMPからエレメントを分離させたいのだが、これが固着と言うか融着と言うか、とにかく外れないのだ。

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それで少し剥がしてはシリコンスプレーを吹き込ませると、結構簡単に分離してきた。

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コロンと外れた見出番号1・エレメント、エアクリーナー。

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外に出してエレメントを観察するが、、、なんだこの融着の跡は!
直ぐにシリコンスプレーを使って良かったな。

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外したエレメントの見た目はそこそこ汚れているけど、圧縮エアーを内部から吹き付けても、思ったほど粉塵は出てこなかった。
なのでこの際、中性洗剤で水洗いし、、、

ネットなんかでは、「乾式のエアフィルターの場合、紙や不織布でできていることが多いため、洗浄することはできません」とか、のたまわっているのを見かけるが、そんな事は全くない。
それと今時(と言うかここ30年くらい)、紙のエレメントなんて見た事ないが。
そりゃ交換すれば簡単確実だけど、無条件に交換してたら無駄だし面白くないじゃん。
水に弱いエレメントなんて無いし。

大丈夫、自分はバイクのも車のも、何度も洗っているからね。
ただし圧縮エアーで吹いても芳しくない、ブローバイで油汚れが酷い、なんてのは勿論速攻で捨てるけど。

中性洗剤で優しく洗い、内部(吸気の方向と逆側)から水を流してすすぐだけ。
陰干ししたら十分実用に使えるし、実際に使ってきた。
砂漠を走ったことは無いが。

それはそうと、CD50のエアクリーナーの脱着だけど、キモは2点だけだった。
1,とにかく干渉しそうな物は、めんどくさがらず外す。
2,シリコンスプレーを使う。
だけかな。

最後に、見出番号2と3の結合部に有る、位置合わせ矢印を確認して終了。
キモを抑えれば、鬼は出てこなかった。

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フロント周りから [CD50改原二(CD50S)]

このCD50は悲惨だったカブとは違い、年式の割にしっかりしているしそこそこ綺麗、だからいきなり全バラは止めておこう。
エンジンはとりあえずノーマルのままで、先に車体を色々と弄り回そうかな。

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原付(50cc)でと決めて弄るのも楽しいが、まずバイクとしての基本はちゃんとしておきたい。
いわゆる「走る・曲がる・止まる」を。フロント周りから始めよう。

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軽くて小さい原付は、何をするにも楽で良い。
フロントホイールを外すために前部を浮かせるのも、片手でヒョイっと車体を持ち上げてリジットラックに乗せればOKだ。

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しかしフロントホイールを外しダストシール内を確認したら、いきなり、これだ。
もちろんベアリングはガリガリ君。

さあ、お楽しみの始まりだ。

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今回は小細工無しでハナから力技、ブレーキパネル側のベアリングからブン抜いた。
あーーー、やっぱりね、ディスタンスカラーも錆錆!
嬉しいじゃないか。

ここはパーツをオーダーする事にして、とりあえず部品待ち待機だね。

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次に右側のフォークを外してみた。簡単にスッポリ。
普通に汚れているけど、特に問題は無さそうだ。

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ただボトムケースカバーの外し方が分からない、そんな時はネットだね。
それで分かったのだけど、、、良いの?って感じの固定方法だ。
だって2か所をポイントでカシメてあるだけだから。
まっ、ここら辺が原チャかもね。

とにかくカシメの箇所を、ハンマーでチョッと平らにすれば外れるのだ。
力を入れすぎて傷が付いたけど、裏側だから分からない、分からない!

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所が左のフォークが何故か外れない、呆気ないほど簡単だった右とは違って。
アンダーブラケットの割部に、ドライバーを叩きこんでやっと外れた。

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これだもん、簡単に抜けない訳だ。

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一応フォークが外れたので、気になるステム内を確認。
おー、ここは全く問題なさそうだ。

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古いグリスを拭ってみたが、上側のレースに多少の打痕は有るものの問題なし。

しかし毎度思うのだけど、なぜ下側はダメージが少ないのだろう。
普通に考えれば、下側の方が衝撃を受けやすいと思うのだけど。

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やっぱりボールAssyは楽だな~
こうやってパーツクリーナー溜まりで、グルグルすれば簡単に古いグリスが取れる。
昔ながらのバラバラボールは、何度「〇個足りない!」って探し回った事か。

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で、作業はフォークに戻る。
特に問題は無さそうだけど、単なるオイル交換でなく、全て確認し綺麗にしておこう。

ボトムボルトはインパクトでチャチャっと外して、後は簡単にバラバラだ。
とにかくオーソドックスな構成で部品点数もこれで全部、簡単で良いな。

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シールも問題がなく再使用し、次はフォークオイルを入れる段階だ。
しかし毎度ネットの情報はありがたい。
CD50のフォークオイル量は88cc、油面はマイナス122mm、らしい。
ありがたや。
ネットを上手く検索し活用すれば、サービスマニュアルは特に必要ないかも知れない。

だけど何故2ストオイルが有るのか。
フォークオイルを買い忘れた→2ストオイルが沢山余ってる→昔はフォークに、ATFやエンジンオイル・2ストオイルを普通に使っていた→何処にも悪影響は無い→強いて言えば消泡性に問題が有る(あくまで専用品と比べて)→だけど原チャだよ、しかもビジネスモデルには十分→ダメだったらまた換えれば良いだけ、何より面白いじゃん

そう、何をするにも気軽な原チャは楽しい。

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ワイヤー交換(ちょっと微妙編) [CD50改原二(CD50S)]

前回の各部点検で見つけた不具合個所、何をするにしてもまずは普通の状態にしておきたい。
早速、交換する部品を発注しておこう。

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と言っても、、、
ブレーキとクラッチのケーブル交換だけ、ただ、普通に純正部品を買ったのではつまらない。
問題なく使えて出来るだけ安価な部品、CD50用じゃなくても流用出来れば他車種用でOK。
自分は何時もこんな感じで純正・社外・流用・リプロ、そしてバッタもん?とネットを彷徨う。
あーだこーだと組み合わせを考えて、あちこち探すのも楽しいからね。

それでは基準となる純正部品を、、、だいたい一番安いのはモノタロウだけど。
(モノタロウは税別表示なので、()内が税込み金額)
部番7 45450-198-690(実測長1050mm) Fブレーキケーブル ¥1,520(¥1,672)
部品2 22870-065-920(実測長900mm) クラッチケーブル  ¥1,260(¥1,386)
                           合計¥2,780(¥3.058)

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以上を踏まえてまずブレーキケーブルだが、アマゾンでリトルカブ用の社外品を買った。
(アマゾンは税込み)
NTB  BCH-062F ブレーキケーブル  ¥1,320

NTBは社外品だけど、品質に関しては純正と遜色ない。
画像はブレーキパネル側、ややネジ部が長いだけで全く問題なし。

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今度はレバー側、全長で約40mm長いけどこれも問題ないし、かえって余裕が出来て良かった。

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一番の違いは補強外皮だ。
純正はコストの事も有り必要な部分しか無いが、NTBのはほぼ全長に施してある。

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次にクラッチケーブルだけど、長さが合致するのを探しアマゾンでキタコを買ってみた。
キタコ(895mm) 909-1013151  ¥1,902
これでアマゾン合計(1,320+1,902=)¥3,222

単純に価格だけ比較すれば¥168安いモノタロウなのだが、モノタロウの場合は税抜きで¥3,500以上(アマゾンは税込み¥2,000)買わなければ、別途送料が¥500かかってしまう。
なのでそれを考慮すればモノタロウでは、実質¥3,850以上の買い物をする事になる。
勿論、他に欲しい物が有ればモノタロウで決まりだけど、今回は必要な部品だけにしてみたのだ。

それと、NTBのブレーキケーブルを使ってみたかった事も有るのだが、
何時も余計なものを買って、在庫が増えて、怒られて、なんだよね・・・
だいたい税抜きでピッタリ¥3,500なんて無理なのだ。自分の場合。
あれもこれも、だから。

そして、クラッチケーブル自体なのだけど、まず長さは誤差程度の5mm違い、エンジン側のフィティングは同じ、レバー側の端末金具がチョット違う。ただ使用上の問題ない。

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クラッチレバー側の金具は見た目がややショボいので、手持ちのアダプターを付けてみた。
これでとりあえずCD50は普通の原付バイクに復活だ。

だけど、
今回の買い物を総括してみると、イマイチな感が拭えないのは、¥168違いがどうも引っかかる。
あれこれ細部まで気を遣わず、無難で安心なのは純正部品だし。
さらに追い打ちをかける様に、NTBをモノタロウで後日発見、しかも安い、ややショック!

でもね
あーついでにサンダーの砥石を、シリコンスプレーの予備を、シャーシブラック・耐熱スプレー・・・
必ず始まる、辻褄合わせを超えて欲しくなる症

家庭の平和を思えば、やっぱりこれで良かったのかも。

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横型エンジンファミリー [CD50改原二(CD50S)]

ロンシンエンジンを全バラしたりしてカブで遊んでいたら、ホンダの横型エンジンを積んだ別車種にも興味津々。
またまたアブナイな~こんな状態でヤフオクなんか見てたら。

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イケナイって言うのに、人差し指が暴走してこれだ。
健気なサンバーはまたしてもバイクを積んできた。CD50

そして次に、今度のエンジンは何にしようか、またネットを彷徨う。
雑音は2トーンくらい高くなっているのだが・・・
「バイク屋さんでも始めるつもり!#$%&▽◇〇」

あー聞こえない聞こえない

だけどモンキー・カブ・CDと、ファミリーが出来てしまった。

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いずれにしてもエンジンを載せ換えて原付二種にする予定だけど、今度のは中々状態が良い車体だから、まずは少し有る問題点を無くして普通にしておこう。
さあ、ウエルカム確認だ。

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いわゆる「殿様乗り」はこのハンドルからだけど、THE実用車らしいゆったりとしたポジションだ。
ただフロントブレーキが戻らない。
オクの商品説明では「ワイヤーが伸びてしまっている」と書かれていたが、そんな事あるかいな・伸びる前に切れるよねと、あまり気にしていなかったが。

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こんな状態で戻らないが、やっぱり内部が錆びてちゃんと動いていないだけだね。
ただハンパなく固着していて、修正出来なくはないけれど、これもハンパなく手間がかかりそうだ。
部品が出ないバイクなら頑張るが、CD50ならいくらでもパーツが揃うから、迷わず新品を注文しておいた。

フロントブレーキが利かないと、何かと不便この上ない。

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クラッチレバーを握らなくてもこの状態、だから何時もやや半クラの有様だ。
そしてクラッチを切るには、思いっきりレバーを握れば可能だけど、、、
良く乗っていたなぁ、しかもこんなになるまで。本当にクラッチが逝くよ。

これも問答無用で新品のクラッチワイヤーに交換だ。

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問題らしい問題と言えば以上で、後は年式相応のヤレ具合だ。
ただ保管状態は悪くない、それなりのカバーか何かで養生されていたのかな。
それだけにワイヤー類の異常な錆び方が謎だけど。

気を取り直して各部を詳しく見ていこう。
まず一番分からなかったのはサイドカバー、なぜRフェンダーに架かるまで長いのか。
殆ど同じはずのCLなんかでは、サイドカバー自体が無いのに。
それで開けてみたら、、、なんと右側はバッテリーで左側は電装類が、伸び伸びとスペースを使っていた。左側のプレス成型フレーム内は、ガラーンだけど。

これらを覆うため、大きなサイドカバーにしたのね。
まっ、これもCDらしさで良いかも。

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オークションの画像では良く分からなかったけれど、ヘッドライト直下のFフェンダーに結構なスレ跡がある。
たぶんツールバッグでも直置きしていたんだろね。
これもCD50の鉄フェンダーだから可能なんだけど、うーん、なんとなく扱われ方が偲ばれる。

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ボルト止めされたシングルシートを外すと、カラーラベルが出てきた。
このCD50SとフレームNo.から調べると、1995年式みたいだね。
カブと数年違いの。

また、NH-1から調べると、ホンダ純正スプレーペイントが@¥1,890だ。
先ほどのフェンダー補修用にも使うから、モノタロウでお気に入りに追加しておいた。

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CD50が強く惹きつけたのは、前後の鉄フェンダーだ。
プレスバックボーンフレームとは別だから、樹脂製でも特に問題が有る訳ではないのに。
いや、腐食性とコストを考えれば、むしろ樹脂製が有利だけれど。
だらか惹かれる。

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何よりウイングマークにHONDAは反則だ。
もうこれだけで飯が10杯食える。宗一郎さんに心酔した世代としては。

それはともかく
カブはマニュアルクラッチ仕様にしたから、CDは遠心クラッチ仕様かな。
だって、なんとなく面白そうだし。

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