レストア3(Fホイール) [CB250RSZ(MC02)]
足元は地味に目立つと理解しているが、レストア作業自体も地味に大変だ。
特にスポークホイールだと見るからに面倒だ。
特にスポークホイールだと見るからに面倒だ。
CB250RSZのスポークは幸いまだ部品が出るのだけれど、自分のレストアポリシーとして単なる部品交換に終始したくない。
が、
交換してしまえと悪魔が囁く・・・いや、再生してやる!
金属の表面に密着した防錆被膜が、まず酸化し黒っぽくなりやがて粉を噴き出す。
更に酸化が進行するとその被膜が流失し、露出した金属自体が錆びて・・・
そんな解説を一人ブツブツ呟いてどうする!完全に立派な赤錆である。
ああ
中々良い状態のブレーキディスクだから、これからの作業で変形や損傷を避けるため分解しておこう。
最近のローターボルトは六角穴付ボタンタイプを積極的に使うが、あれって六角棒レンチ等が必要だから扱い難い。
そもそも高トルクなのにねじロックでガッチリだし、細いレンチが思いっきりしなること。
見栄えは多少落ちるけど、スタンダードなボルトは使い勝手が良いよね。
試しに厚さを測ってみよう。
新品厚が5.0mmで摩耗限界は4.0mmだから・・・おお!0.14mmしか減ってない。
コイツのオドメーターの9,000kmは、実走行距離で間違いないみたいだ。
とにかく錆落としを始めよう。
しかしスポークにホイールブラシ作戦は殆どダメ、入って行かないのだ。
形状が複雑と言うか棒と言うか・針金だもんね。
結局サンドペーパーが一番使い易い(笑)
でもね、36本も有るのだよ~
画像が変わっただけだが、時間は物凄く経過しているのだ。
もう指がパンパン腕が攣りそう。お陰で綺麗になったけど。
錆びていたのが光ってるって事は、当然ナマの金属が剥き出し、だから直ぐに錆びてしまう。
苦労の結晶をどうにか保ちたい、だから水性の透明ペンキでガードするのだ。
これもまた一本づつ、刷毛で地道に(笑)
地味な作業が延々と続いた力作だ。
満足感が湧いてくる様な、
しかし見たくもない様な、うーん・この複雑さは何だろう(笑)