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メンテナンススタンド [モンキー(Z50J)]

モンキーを弄る際、以前取り付けたセンタースタンドが、ほぼ全ての姿勢をこなしてくれる。
普通はこれで十分だけど・・・

しかしステップ関係を外したい場合は、共通ベースのセンタースタンドごとになる。
そのうちエンジン自体も下し始めそうな、自分が居たりするし  ^^;

うーん.jpg


普通、メンテナンススタンドを使えば問題ないが、他の用途が無さそうな割にかさばりそうだな。

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それでこれにした。もちろん荷掛に使うのではない。

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昔から有った”ウマ”があまりにも錆びついていたので、車のタイロッドエンドの取り換えを機に新しくした。
値段が値段だし折りたたみ式にも惹かれて、このウマ(ジャッキスタンドと言って!)にしたのだけれど、色々と応用が利くので便利だ。

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ウマ(リジットラックでも良いからさ・・・)を最下段にセットしても、クリアランスは余裕で大丈夫だ。
だけど・・・この中華製ステップは、最初からこんな段違い、何かにつけて気になっていた。
で、やっぱり、無性に直したくなったのだ。

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モンキーのリアブレーキペダルは、高さ調整なんて考慮していない。ストッパー?であるステップさん次第なのだ。
常にガンガンぶつけられているステップさんにとって、フリーで行動したい場合にブレーキペダルは、とっても邪魔なヤツである。

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まずブレーキロッドを外さなくては先に進まないが、パーツ紛失の防止を兼ねてナットをこんな感じにまで締めこむ。
そしてブレーキアームのタイコに差し込めば、隙間が出来てステップさんはフリーの身だ。

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うーん、大体こんなもんかな。
見た目以外は慣れちゃっていたから、、これだけ高さが合えばヨシとしよう。
えっ、何気に有る単管パイプは何?

ハハハ、たまには力技 ^^;

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そして出番が終了となれば、慎ましやかな姿になり、工具棚の片隅に収まる。
また次の機会を待ちながら。

紅白に落選したら、逆に・・・とは・・・   ^^;




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CST(チェンシンタイヤ) [モンキー(Z50J)]

ホンダ純正ケミカルの存在は知っていたが、2輪車専用の補修塗料まで有るとは思わなかった。
でも、知った以上はどうしても手に入れたくなってくる。
出来るだけノーマルスタイルに拘ってみようかな、そう考え始めると多少の待ちなんか楽しみの内かも。

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困った時のYahoo知恵袋だが、やっと「クラウドシルバーメタリック」が判明した。純正色の名が分かると、あとは検索で色々と調べる。
ホンダの小排気量2輪車の足回りには、この色が多用されているみたいだ。

えー、わざとらしくなんかも写り込んでいるが、一応「あっ、この際だから」なのである。
決して信者ではない。好きだけど ^^;

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本田技研工業株式会社「お客様相談センター」が記載された、薄っぺらな二色刷りのレッテルが貼られると、その辺で作ったようなスプレー缶?でも格式が違ってくるのだ。
おそれ多くも純正様である。実際にお姿を拝見するまで、お時間を要するのである。
しかも、純正ホイール1セットや、CSTタイヤ1本とほぼ同額だ。
どれの価値がどうなのか、良く分かんなくなってくるけど・・・

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クラウドシルバーメタリック=金属的光沢を有する銀色の雲?
まっ、そんな所か・な ^^;
とにかく待ちに待った上塗りだ!

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銀雲2回塗り後の乾燥中は、カバー類を磨いてみた。アルミの光らせ具合は、好きなだけ研磨で表現出来る・・・いや、気を抜くと出来てしまう。
目的の感じを均一にしたい、これが結構難しかったりして。傷消しに気をとられていると、いつの間にかマダラになっちゃう ^^;
ここまで!

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えーっと、ついにタイヤを新しくする、決意が固まったのである。(決意って何よ)
でも旧いのはレガシーだから保管しておくのである。(・・・)

無難にノーマル同様なIRCのブロックパターンにしようかなー。でも、うるさい走行音がチヨット気になっていたから、TT100GPなんかもアリかなーとか。
そんな楽しいひと時を、マターリ過ごしていたら。
”チェンシンタイヤは世界ランキング第10位のタイヤメーカー。 ホンダやヤマハに純正タイヤとして採用されて・・・”
を目にし、眉に唾をつけながら読んでいたが、思いのほか自転車の分野ではメジャーらしい。
まあ、バイクでの評判は散々である。雨の日の鉄板や白線は恐怖だから要注意とか、コーナーでズルズルだから全くバンクさせられないとか・・・スタンダードタイヤでもそんなに酷いの?
そもそも、使われ方の想定が違う逆輸入バイクに・・・な感じもするが、唯一の好評価は減り難いくらいかな。

でもこれにした。
チャイナなんか怖くないぞ!何と言っても約80%がシャレだし ^^;

現物を目の当たりにし、「悪くないかも」が正直な所。
確かに総じて固い。トレッド・サイドウオール・ビード、何処も彼処もだけれど、赤いワンポイントが結構気に入ったりする。製造年月も古くないし。

外径.jpg

周長も大体良い感じかな。
勿論、約半分程すり減ったタイヤとの比較だけど、大きく違わないな程度の確認で十分だ。

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レトロっぽい実用車感が漂う。まあ、W3にも似たようなパターンを履かせているし、パッと見はIRCのSP?
固いビードがなかなか上がらないから、念のため4kg/㎠程の空気圧で一晩放置した。

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チェーンアジャスターも新品に換えようかな~あちこち見ていたらこんなのを発見した。2本セットで¥324だよ、十分でしょ。
普段乗りでは1速が低すぎる感じだったので、フロントスプロケットも2T増しの14Tに換えてみた。

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チェーンのリンク数(72)が心配だったけれど、調整範囲内のほぼ最前に収まった。非常に便利なサイトも有り助かるが、やはり実際に試してみて、自分で判断するのが一番だ。
リアスプロケットやチェーンも新品だったら、勿論状況は違ってくるだろうが、2000km程度使ったそれらの再使用では大丈夫な感じだ。


スプロケットを大径に換えたため、スイングアームへの接触も心配なさそうだ。ノーマル状態では適正な張りを保たないと、直ぐに干渉したので気を使った。
いつの間にかチェーンスライダーの装着が標準化だって、そりゃそうでしょ・・・

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空気圧をやや低めに設定すれば、特に固さを感じるタイヤではないと思う。
それより標準のブロックパターンに比べ、街乗りではこちらの方が断然快適だ。
まあ、あのタイヤはモンキーのお約束だな。良くも悪くも。

スプロケットを換えた効果は、走り出して真っ先に体感できる。
直ぐに吹け切っていた発進時の忙しさから解放され、トップの4速まで伸びやかに繋がって行く。

だけど・・・深き沼からの解放は、まだまだ先を予感させる姿態だ。




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何が楽しいの? [モンキー(Z50J)]

当たり前のことだけれど・・・
何処かを綺麗にすると、手を掛けていない所が目立つ。
ある程度やると走ってみては自己満足、だけどまた何処かのボルトを緩め始める。
全て分解し最初からやり直せばは分かっている、が、ピカピカのレストア然とはしたくない。

何より、楽しみが終わってしまうじゃないか!

フロント外し.jpg


ヒマが出来るとフロントホイールをバラしている。でも、それで済む?
うーん、うーーーん ^^;

リア外し.jpg


やっぱりね・・・
それでこの機会に、何時かはと思っていた足回りを始めることにした。あくまでもノーマルのスタイルを崩さない、を基本として。
この辺りやマフラー関係から手を付けるのが、定番中の定番なモンキーだから、それらの情報は幾らでも入る。しかし逆に純正色がよく分からない・・・結局、どうにかネットで探し当てた。
ホンダ純正のスプレー缶が存在する事にちょっと驚いたけど、最近にしては珍しいほど納期がかかる。

えー、マチである。困っちゃうな。
正確な表記では「ナ」は小文字(「こまっちゃうナ」)である・・・

リアフェンダー.jpg


それで前から気になっていた所を、この際とばかり触手を伸ばすのだ。

プリー外し.jpg


ポイント関係の状態も確かめたく、フライホイールを外そうとプーラーを探す。かなり以前に、セローで使ったあれ・・・と、大体探し物は無いものだ。
♪まだまだ探す気ですか?   リンクは  貼らない ^^;
それで出てきたのがコイツ達だけど、特にギヤプーラーは色々使えるヤツである。
今回は上手く爪部がセット出来たけれど、それでもいわゆるSSTであるフライホイールプーラーより、かなり広範囲に使えるので出番が多い。

ポイント.jpg


プーリー裏のカムに細かな傷が見られるが、指で触ると大したことは無かった。ポイントも特に問題は無いので、エアガン等で各部を清掃した後、カムにごく薄くグリスを塗ってから組み直した。

タイミング.jpg


フラマグ点火はバッテリー式とは違い、明確なon-offが分かり難いかも。豆電球の明暗判断でも良いが、やっぱりテスターを使っちゃうとね。明るい場所でも、0.2Ω→2.1Ωに変化する瞬間を捉え易い。
チョッと点火時期が早い感じだけれど、ガバナーなんか無いモンキーだからこれで良いや。



確認でエンジンをかけてみた。特に何もしていないので、変わる筈はないのだけれど・・・

スイングアーム.jpg


スイングアームやブレーキペダルも。

チェーン.jpg


細かいパーツやチェーンもマジックリンに漬けておけば、大体大まかな汚れは落ちてくれる。
後は好みに応じてワイヤーブラシで仕上げる。

チェーンなんか新しくすれば?
いや、この少し残した錆び具合に味が有って#$%&・・・

ボルトナット.jpg


ボルトやナットも#$%&・・・
だってこんな刻印があるのは#$%&・・・

はい?楽しいに決まっているじゃないか。
だからもう聞かないでくれ。



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ヒカリもの [モンキー(Z50J)]

ある程度自分なりに綺麗にしてみると、あまり関係ないけれど走ってみたくなる。
走りに関わる箇所を弄った訳ではなくても。
だから適当なところで止めておいての筈が・・・

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取り付ける前にしみじみ眺めていると、どうしてもくたびれた感が漂うシート。うーん、何だろう。
全体的にそれほど悪くは無いのだけれど、やっぱり光るべき物がそうでないと、だな。
そう思い始めると止められなくなる。

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こんな小さな鋲は流石に磨く気になれない。裏側もこんな感じだし。
いっそ取り換えてしまおうか、似たような感じのでも良いし。で、例によって作業は一時中断、ネット巡りが始まる。

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色々調べてみると良さそうなものが見つかり、早速取り寄せてみる。早いなぁ本当に最近は。
それで現物を並べてみると、おお、アタリかも・・・ノギスで各部を測ってみるが、全く同じじゃないか!
メジャーな物だったら情報はもっと沢山得られるし、それこそ実際の店舗で確認が出来る場合もある。こんな些細なパーツの時は半分”賭け”、まあそれも楽しかったりして。

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小さくて目立たないパーツだからと思っていたが、こんなに雰囲気が一変するとは小躍りしたいくらいだ。ただ取り替えるだけなのだが、やはり新しいヒカリものは良いな、と。


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排気関係のプロテクター取付けビスも、全て新しくしてみた。規格ものだからホムセンで気軽に入手出来るけど、手間の割にはグッと締りがでてくる感じだな。

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苦労して磨く主要品は勿論だけど、小さな部品もそれなりの主張をする。
鋲やビスらは画竜点睛?まさか・・・でも少々認めざるを得ないかも。




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増える目的 [モンキー(Z50J)]

何処かに手を入れれば、やっぱり他が気になる。
いつの間にか放っておくクセに、弄り始めると思い出したように面白い。

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この場所は水分が溜まり易い事も有り、錆び方が一番激しい。標準で装備されるリアキャリアは、ほぼ車体の一部だから気になっていた。
オークションでもリペアでも純正でも、何が何だか分からなくなるほど沢山あるので、大いに迷うのがモンキーのパーツ選びだ。面倒くさい形状のキャリアに関して言えば、単純に手間だけを考えるのなら新品を・とも思った。
でも、とりあえずこれを磨いてみようかな、その後でまた考えれば良いや。

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シートを、キャリアを外して・・・やっぱり最初の目的から逸れ始める ^^;
この際マフラーも!だって気になるもんね。

排気関係は冷熱を繰り返すから、その部品が錆びに悩まされる。特にネジは錆びと言うか腐食と言うか、グチャグチャも覚悟しなければならない。旧いバイクだから最初から諦めてかかろう。
エンジンに近づく側ほど、段々とその激しさを増すが、状況を見ながら慎重に。今回も直ぐショックドライバーを使い始めた。

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腐食等による固着に対し力任は禁物だ。衝撃力を固着の緩和と同時に、回転力に変えてやるこれが最適だ。だからと言ってただガンガン叩くのではなく、緩み方が悪いなと感じたら逆にちょっと締めてやる。
特に重症の場合はこの繰り返しが大切で、「♪三歩進んで 二歩さがる~」だね ^^
手回しドライバーでも何とか回るまでになったら儲けもの、あとはCRCなんかをかけながらガッツポーズだ。
で、マフラー側のプロテクターは無事に外れた。

助かった.jpg


エキゾースト側のビスはM6→M5と一段細くなるし、熱の受け方もダイレクトだから鬼門だ。最後の手は加熱だが、ここは所謂バーナーとかは必要ない。エンジンをかけてやれば良いだけで、周りにオイル系とかが多いから、危ない火炎は使わずに済むなら越したことはない。

上側は何とか外れたので、後からタップでネジをさらっておいた。  が。

折れた.jpg


EXポート直下は流石に”キビシー”by財津 一郎

えー、やっぱりやってしまった。もうここまでになれば仕方がない、殆どナットとビスが同化しているし。
一番早くて簡単なのはナットを切断砥石等ですっ飛ばし、新しいナットを溶接してやれば良いのだが、それじゃ面白くないな。

M5図.gif


また小学生の落書きみたいのが出てきたが・・・
ビスの赤い線の所から頭部がねじ切れ、ナット内に残った他の部分が一心同体になっている。

ちなみに、
ここに使われているネジの呼び名はM5x0.8だけど、まずMはメートル法の頭文字である。その後は外径(φ)が5mmで、ピッチが0.8mmを表している。これを基本として長さは色々だね。

更にビスとナットの関係を分かり易く記せば、”外径5mm=ビスの頂部=ナットの底部”で、”5mm-ピッチ0.8mm=4.2mm”と考えて良い。細かい事は抜きとして。
理想を言うと4.2mmのドリルで中心をもんでやり、残った邪魔者を出来るだけ除去すれば良いのだが、なかなか真中心は難しい。だから、いきなりの理想から開始は冒険だ。
出来るだけ細いドリルから始めて、状況を見つつ徐々にサイズを上げていくのだ。

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ボロボロとこんな感じで、ビスの残骸が出てくればOKだ。後はこれを地道に繰り返すのだけれど、完全に除去するのは難しい場合も多い。
ただ慎重にやらないと、エキパイにまで穴が貫通!
涙すること限りなかった・・・

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ネジ山がある程度確保できそうになったら、タップで修正しつつの程々にが肝心。本当に”過ぎたるは・・・”だから、せっかくここまで来たのにやり過ぎたら泣くだけ ^^;
実際に新しいビスを入れてみて、大丈夫そうになったら終了、次にやる時は多分ナット部を付け替えだな。
エキパイ部のプロテクターは軽くて小さいから、これだけネジ山があれば良しとしよう。

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耐熱塗装をしてから車体に戻してみた。うん、なかなか良い感じ、か?
しかし、我ながら塗装が下手と言うか雑だな~

プロテクターで殆ど隠れちゃうから気にしない ^^;

キャリア.jpg


やっと本題に入った。
例によって電動ドリル+ワイヤーブラシで臨むも、一部の深すぎる錆びには歯が立たなかった。
意地になってエアリューター+砥石!攻撃だと、流石に錆び自体は取れるが、削り跡はどうするの?状態だ。所詮、全ての錆びを取りきれないし。
だからこんな程度で止めておいた。

放っておいてもそれなりだし、弄ればそれもそれなりだ。
持ち主の気紛れにも付き合うヤツ。
だから・・・
とりあえず手元に残しておこうか、そんな気にさせるバイクかも。



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やっぱり良く考えてある [モンキー(Z50J)]

リアショックを磨いてみた。
光らせ具合って結構難しい。メッキをすればある意味一番簡単かも知れないが、ただ光らせたくはない、自分の好みにしたい。そんな場合は手間暇かけてひたすら磨くしかない。

前後.jpg


こんな感じかな~
他の部分に比べテカテカの不自然さは避けたいが、かと言って折角バラしたのだから綺麗にしたいし・・・

重量.jpg

きっかけはこれだった。
ただでさえ交換が簡単なモンキーのリアショックだが、センタースタンドを付けるとさらに気軽だ。何の気なしに外して、重さを量ってみたが・・・倍ほど違うのか・・・
どうしてもノーマルショックの落ち着きなさが気になり、出来るだけ元のスタイルを崩さない範囲で社外品に換えていたが、外見には何時もちょっとした違和感を感じていた。
う~ん、ちょっと大袈裟って言うか、絶妙なバランスが崩れている、みたいな。
この際ノーマルに戻してみようかな、でもそのまま戻すのも錆びだらけはね~

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大体バイクのスプリングを縮める際は何時もこんな感じだ。
かなりオーバーにみても、車体重量300kg+人間2人160kg+α=500kg、後ろにかかる荷重をx0.6とすれば=300kgだ。だから2本サスには1本あたり150kgだけど、これは勿論フルバンプした時のスプリングにかかる荷重。だからこんなので十分である。
ただキモは3本掛けにする事、少ないと安定しないし、多くてもかえって難しい。三脚だね、要は。
かなり昔から有るのだけれど、最近は梱包がスマートになり、あまり見かけない物の一つだ。丈夫だし何より安い!しかも経年劣化が無く腐らないから、間違いなくウチのは昭和モン ^^;
画像にあるフロアジャッキも負けていない ^^;
コイツの応用範囲はかなり広い。オークションなんかの発送時には勿論、粗大ごみの纏め等、とにかく強力かつ緩み難い。便利なインシュロック(タイラップ)が大衆化した最近だけどね。

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一応グリス?が封入されているようだが、カシメと圧入がこれ以上の分解を想定していない。
でも出来ないことは無い。この状況だとカシメの方が攻略し易そうだから、燃える男は戦闘モードに突入しそうだった。
だけどこの細いショックを分解して、グリスを入れ替えたとしても分かる?苦労する割に体感できるような効果が。

・・・止めた ^^;

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表側は簡単だ。例によって楽したがりだから、歯ブラシみたいな手動のワイヤーブラシはあまり使わない。あくまでホイールやカップ型を電動工具に付けて、一気に錆び落とし→磨きをやるのだ。
ただ、ブラシの材質は鉄から真鍮にと、状況や好みの輝き方に応じて変えてやる。その後はスコッチブライト・・・これ商品名だけど、セメダインみたいなモンだね、の登場である。スプリングみたいな曲面磨きには使い易いが、が!
以下の様な使い方は、邪道中の邪道である ^^;

内側、特にその奥は、手動のブラシだったら何とか届くが、力が入り難いし時間がかかって大変。それはスコッチブライトでも似たようなものだ。
じゃあドリルで回してしまえ!回転方向と巻き付け方とその量と・・・ダメ!
比較にならないほど楽だし綺麗に・・・ダメだって!

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磨いた後にメッキは勿論しない。と言う事は錆び、ある意味の保護膜が無くなり、鉄の地肌がむき出しの状態だ。以前、梅雨時にそんなのを2・3日忘れ放置していたら、大変なことになった苦い思い出が有る。
だからクリア塗装をしておいた。しかし嬉しいような、良いの?価格破壊?のような、複雑な気持ちだ。

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これがその”苦い思い出”だ。
簡単に外せるパーツだからとそのままにしておいたが、この際だからこれも再度磨いておこう。

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簡単な止め輪で装着してあるようだが、シンプル且つ強固な方法であると思う。W3のフロントフォークのオイルシールも同じような止め輪を使っているが、ここは内外で止め輪を挟み込む形にしてあるからちょっと厄介に見える。
だけど2重巻のスプリングワッシャーを縮めてやれば、小さなマイナスドライバー等で簡単に外せる。このような箇所を縮めるのには、バルブスプリングコンプレッサーをまず思い浮かべる。ここの止め輪はバルブコッターと同じような使い方だから。

でもそんな物はいつの間にか無い ^^;
だからその辺にあったコーキングガンを使った ^^;

勿論ネットでも買えるけど、近所のホムセンの方が結局は安いかも。

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比較.jpg


光り具合のバランスからこんな程度にしておいた。
それと試乗してみたリアショックの感じだけど、機能的には何もしていないのだから以前に戻っただけ。なのだが・・・やっぱりこっちの方がモンキーらしいかも。

走行スピードを上げれば上げるほど、やはりバタついた落ち着きなさは仕方がない。でも、トコトコとした走り方であれば、先日オーバーホールしたフロントと相まって実に”らしい”感じだ。
外見もやっぱりこれが落ち着くな。

価格やエンジン等の違いは有れ、基本的に車体は何も変わっていない。
「何十年も前からベストバランスを造っていたのさ」、そんな囁きが聞こえてきた。



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モーターサイクリスト2 [モンキー(Z50J)]

古き良き・・・良きかどうかは分からないが、夢は有ったように思う時代だ。
気化器→燃料噴射、電極接点→半導体、電球→LED、等々。
確かに手間は格段に省かれたが、素人が苦労した単純さはその代償で消え去ったのか。
「メインジェットを〇番にしたら加速が」と聞き、逆に悩みが増えただけだったり、点火時期を弄り過ぎてネジ穴をダメにしたり・・・
結局は何もしない方が良かった訳だけど、夢だけは溢れるほど有った。

最高速.jpg


さらっと書いてあるが、あくまでメーカーの主要緒元からである。全長や全高と同列で最高速度(推定)も記載されていた。この例であるモンキー等の原付では低めに、逆にナナハンなんかの場合は「スゲー!」めに発表していたように思う。そう、メーカーが推定と言う”夢"を与えてくれた時代だ。
ナナハンの200km/hはそう簡単に体験できる訳もなく、しかし原付の50km/hは少年でも県道で実現できた。が、その後が大変、鼻息荒く「俺のなんか52km/h出たぞ」「いや俺のは54km/hだ」、「おまえ下り坂でやったろ」「ばかやろー〇〇の交差点先からだぞ」・・・最後は唾を飛ばし叫びあう、カシコイ少年達であった。
だから夢が・・・夢?

話題.jpg


雑誌のコラムも負けずに夢を与えてくれた。
ムスタングマッハ1は最高速度300km/h!しかもポリスマンが言ったこと!この小さな記事でも少年達には衝撃だった。
「すげーなアメ車って」「おう、ナナハンでも勝てねーわ」と。あくまで少年達の尺度はまだバイクのみだったのであるが、何でパトカーが300km/hも出る必要が有ったのかについては疑問の余地も無かった。
だけど経済速度が160km/hなんて、むしろこっちの方が驚異的なのに、地味な数値は意識的に無視・・・よく分からなかっただけ ^^;

ああ、この頃だったな~R122の真ん中に有る空き地の謎が分かったのは。

愛車.jpg


これ、内容がどうのこうのではない。安全の為?モザイクをかけたが、今からすれば驚くべきは実名・実住所モロ晒しだ。
まあ、驚くも何も当たり前の時代だったが、逆にこれが良い方に作用する場合も多かった。直接本人にお便り(DMなんて語はまだ無い)したのがきっかけでツーリング仲間になったりとか、『プロポーズ大作戦』にまで発展したりとか・・・後者は分かんないよね ^^;
とにかく、「社員乙」とか「絶対ステマ」とか、そんな猜疑心の成立する可能性さえ無かった。
ただ、現在のブログ等と違い何でも好き勝手は書けなかった。一応編集者のフィルターを通るから、それなりに良識ある物しか載らなかったので、投稿する方も結構まじめだったと思う。
そうは言ってもたまにヘンなのも有ったが、今みたく”炎上”とかは無かったな~
ここに載ったりすると地元じゃヒーローだったから、プロの真似してガラにもない投稿をしたが・・・採用されなかった ^^;

漫画.jpg


これも例によって実名晒し、その他のコーナーも同様だけど。
だいたいこの手の漫画は風刺方向に走ったり、時代の世相を反映する場合が多い。
そしてまた当時を思い出すのであった。この前年に起こったオイルショックや、強いアメリカの象徴であったアポロ計画の事なんかを。
しかしなぜ石油が危機になると、トイレットペーパーが買い占められるの?原油価格と直接関係のないのに。とか。
また、トレぺをパニックのように買い漁る姿が、連日TVを賑わしていたけど、「個人が買える数なんてたかが知れているだろ?」とか「とりあえず新聞紙を手もみして使えよな」とか。
結構冷静な少年達だったのである。
でも走り回りに直結するガソリン代には冷静で居られ無かった。「[野球]スタンドが〇円安い」と聞けばすっ飛んで行くし「[サッカー]石油の方が△円安かった」と聞けば争うようにぶっ飛んで行ったのである。
弄り過ぎたキャブをだましだまし、生ガス臭い排気をまき散らし・・・
そんな時1人の少年が「何やってんの?」、我に返る無言の少年達であった。

極端だけど80円/lが次の日100円/lみたいな感じであったから、あちこちで笑い話に事欠かなかった恐ろしい時代でもあった。

しかしほろ苦くも楽しかったあの頃を、限りなく湧き出させる旧いモーターサイクリストである。だからタイトルに"2"を付け加えたが、更にそのモノトーン広告を眺めるにつけ、まだまだ止め処なく流れる涙 ^^;



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とりあえず [モンキー(Z50J)]

穏やかな日和の年始、テレビから離れ表に出てみよう。
W3のカバーを外し眺めていると、視界の奥にモンキーが映った。

「おせちもいいけどカレーもね!」byキャンディーズ・・・いや・・・深い意味は・・・

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とりあえず軽い気持ちでダストシールを外してみた。
マイナスドライバーでシールの端をちょっとクイクイしてから、回すように落としてやると、干からびたグリスが「明け(開け?)ましておめでとう」している。
軽い気持ちって・・・こんな事したら、これで終われる訳が無いでしょ。

今年も性分は変わらないようだ。

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柔らかな日差しとは言えやはり冬だ。日当たりを求め寒風を避けるよう、ぬくぬく場所にモンキーを移動させた。これがコイツの良い所、W3じゃこうはいかない。
しかしこの前付けたセンタースタンドが早速良い感じだ。フロントホイールを外すだけで、「さあどうぞ」態勢をとる。

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ここに至るまでの過程はネット上に溢れているから、まっいいか。
だけど思ったより、内部のグリスがグリスらしいのでちょっと驚いた。色・ネチョネチョ感共に、コイツの年式から想像するにマジ?だ。
それにしても、この状態にする過程で出てくる細かいパーツ類に、錆びや固着が殆ど無くて助かった。
ちなみにサークリップ(スナップリング)。これにも色々種類が有るが、軸・穴・同心・Eを問わず、最近はまず専用工具を使わない。ほとんどラジオペンチか、画像にある様なのでやっている。
サークリッププライヤーは意外と汎用性が低いし、昔は先端(爪)部を都度グラインダー等で調整していた。だから数ばっかり増えたり・・・
で、今は100均のしか使っていない。まあ、それも含め趣味だから^^;
ダメになったら捨てちゃえば良いし^^;

PICT0013.JPG


スプリングピンを外す前に、壊れそうな樹脂ガイドはずらしておいた。う~ん、スプリングピンの太さが4mmだぞ、昔使ったピンポンチは5mm用だからダメかぁ・・・
それで迷わず3.8mmのドリルを取り出す。勿論、普通と逆使いにしてポンチ代わりとするためだ。

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ハンマーなんかよりドリルの方が全然強い(固い)から、刃が負けて欠けたり割れたりとかはあまりに無い。まあ、何かあっても砥ぎ直せば良いしね。
真っ直ぐ刃の部分を叩いてやると、簡単にスプリングピンが抜けた。
ハンマーにしてみればまるで自分がプラハン気分だろうな、だから表面は打痕だらけ^^;
前述の件も含め、専用品は融通が利きにくいのであまり揃えなくなった。ピンポンチだってたまたま昔のが有ったから引っ張り出してみたが、その用途以外使い道が少ない。
ドリルは本来の使い方以外に、今回のようなポンチにも使える?し、セット物なんかだと太さ0.5mm違い21本でウソみたく安価だ。ドリルの外径は正確なので、シックネスゲージみたいな使い方も出来るし、エッジを利用した穴の清掃にも重宝する。
だけど、誤解を恐れずに言えば、固いけど曲りに弱い。殆どの一般金属に穴を開けてしまう堅物君だから、やっぱり人間と同じで?柔軟性が無いのだ。
ちなみに、固さを生かした場合は様々な用途が有る。
前述の叩きに使う(普通やらない!)場合や、先を少し尖らせ穴あけ時の位置決めポンチ(だから・・・)に、更に尖らせケガキ針に・・・もう勝手にして^^;
しかし、普通に穴を開けていても、気を抜くと簡単に折れる、曲がったことが大嫌いな堅物君だ。
固い(切れる)けれどしなやかで折れ難い、と称賛される日本刀(これ、二重構造だからドリルと比べるのはナンだけど)だって、ナンチャッテ刀ほど簡単に折れたそうだ。
まあ自分的には、ある意味万能工具の一つかもね。

フォーク.jpg


PICT0039.JPG


バラバラにして清掃するが、走行距離からして年式ほどの劣化は無かった。各パーツの状態を確認していた際、上図の品番"6"にとっても嬉しいものを見つけた。
最初は何だかよく分からなかったが、よーく見ると 63.2.3 の表示。もしかして日付?63てーことは昭和63年?西暦で言うと1988年の事だ。しかしこの見事なアナログ感、多分こんなのを使ってだろうけど、最近は全く見かけなくなったな。
下町のとある下請け工場、そう、団地から近い一角にある。
今日もパートのおばちゃんは、一つ一つ出荷前の検品だ。そして今日の日付を確認し、ギアを回転させ数字を合わせる。シャチハタのスタンプ台でポンポンし、検印を押してゆくのだ・・・
そんな光景が鮮やかに浮かんできた。たぶん仲間と「ホンダさんは五月蠅いから気を使うよね~」なんて会話していたハズだ。
もう涙が止まらない^^;

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これも作業者の姿が浮かぶ涙モンだ。
品番"10"の金属部内側に残るバリ取り跡、まるでカスタムパーツじゃないか!ホンダの孫請け町工場、煙草の紫煙と汗臭さが漂う・・・もう涙腺緩みっぱなし。
【開運!なんでも鑑定団】に出したら、二輪鑑定士が「このバリ取り跡は間違いなく・・・」とか言うんだろうな^^;

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ついでにスピードギアケースもバラしてみたが、シールも含め特に問題は無かったからグリスアップ程度で終了だ。ケースもテカらない程度に磨いておいたが、だけどこの鷲?マークは何なのだろう。
ホンダのではないと思うが、ネットで調べても分からなかった。

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他にやる事ないかな~で何気なくフォークケース内部を清掃していた時、ちょっとしたスペース発見!
「ここ、Oリング入るかも」。ダストシールも全然大丈夫だし、結局何も交換が必要なパーツは無さそうだから、それじゃあ面白くない。
効果は直ぐに分からないだろうな、単なる気休めだったに終わるかもな。
でもOリングを入れておこう。
だって、タダみたいな費用だし、何より楽しみだもんね。

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インナーチューブ(正式名パイプ?)径を測ってみたら約21.6φ。随分半端な感じだけど、多分上図"4"サイズの鋼管(呼称15A・1/2B)の流用だろう。早速近所のホムセンでOリングを買ってきた。

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Oリングの位置関係は画像の通りだ。
しかしこの時点でグリスを塗りながらやると、そこらじゅうベタベタ&埃が付き捲りになってしまう。かと言って何も付けないと組みにくいから、こんな時はヤッパ5-56だね~
5-56は根性が無い(いや、揮発性が有ると言ってよ)から、逆にこんな場合は使いやすいかも。兎に角グリス塗りたくりは一番最後だ。

しかし・・・今更だけどモンキーのフロントサス、SS真っ青の倒立フォークじゃん^^;

倒立サス.png


昔の正月番組で、「温泉地生リレー」なんか観ている時、オヤジが横ぎった瞬間、突然画面が砂嵐状態。
間もなく{お見苦しい点をお許しください}とかスーパーが流れ・・・
えー、そんな感じ?
とにかく絵心が無いと、意識せず見苦しい絵を描いてしまう。悲惨である^^;

もとい・・・倒立フォークの話だった。
倒立フォークにするメリットとしては、バネ下重量の軽減がまず挙げられる。しかし、そもそもバネ下重量って何?そしてそれを軽減すると何で良いの?
では上手な上図を見て頂こう←つまんないから止めろ!
赤いシーソーがバイク、大きなニコちゃんがライダー、小さなニコちゃんがバネ下重量。あくまでトータル重量での比較だが全く同じ。言い換えると、上側がバネ下重量の重い正立フォークバイクで、下側がバネ下重量の軽い倒立フォークバイクである。
3個のニコちゃんが暴れる上のバイクより、1個のニコちゃんしか暴れない下のバイクの方が、大きなニコちゃんが感じる振動は少ない。
完ぺきな説明だ。えっ、ライダー側に行った2個の小さいニコちゃんは暴れないの?
ハハハ、まあ良いじゃないか^^;

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しかし正直なところ、たかだかこの程度のオーバーホールで、こんなに良くなるとは思っていなかった。
簡単なダンパー機構しか無く、グリス頼りなモンキー故か。

路面の段差による衝撃も、ある程度やわらいだなと感じる。
でも逆に気を付けなくては、モンキーでスピード違反はシャレにならないし。



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センタースタンド [モンキー(Z50J)]

前回モンキーに、たしなめられてしまった。
「放置プレーだよ、これじゃ」、と。
そんなつもりは無いのだけれど、我ながら薄々思ってはいたけれど・・・

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標準ではサイドスタンドのみだから、どうしてもメンテが億劫になりがちだ。じゅあ、とりあえずセンタースタンドから始めようかと、ネットで色々調べた結果これを購入した。でもこれモンキー用じゃない、DAX用だ。
こういった場合普通、と言うか他に選択の余地が無いから、皆さんシフトアップのを装着している。その取り付け作業風景等は沢山出てくるが、どうしても我慢できなかったのが固定ボルト数だ。

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後方2か所でノーマルステップベースと共締めと言う、如何にも後付っぽさ溢れる方法だし、やっぱそれ頼りないじゃん・・・
だから「センタースタンドを使用時には乗車しないでください」 と取説にあるらしい。
それと、跳ね上げ時のストッパーは、付属のボルト頭にガツンしてね、も気に入らなかった。
もう、いっそのことゼロから作ってしまえ!と思い始めた時、モンキー用に拘らなくって良くね?
またまた流用癖がむくむく。

同エンジンは色んなのに搭載されているのだから、どれかが流用出来るだろう。また、出来ればノーマルを残したいし、ゼロからも良いけど結局コストがかかる場合も多い。
で、これを見つけた。

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まず取付けボルト穴を基準に。
外したノーマルと並べて細部を確認してみる。勿論中華製だが思ったより作りは良いし、サイドも初めから付いている。DAX用だからスッテプベース以外は、切った貼ったを覚悟していたが、サイドスタンドは何だかノーマルに付け替えれば大丈夫そう。
だけどセンター部はどれだけ高くなるかなぁ~この左右(幅)系の微妙ーな感じはどう災いするのかなぁ~ちょっと楽しみ。
まず仮組して現物合わせだ。

寸法図 (1600x1200).jpg


レーサーぽくって素敵!
いやいや、刺さってるねー凄い上がり様だねー・・・却下!
ごく普通に使うのだから、上がり過ぎは「百害あって一利なし」だもん。

注:以下全てmm単位(数字は厳密じゃないよ)

大体後輪と地面の間隔は指1・2本くらいが普通かな。数値で言えば10~30mm?メーカーの主要諸元にもまず出てこない数値だ。だから好みも有るけれど、要するに後輪がチョッと余裕を持って浮いていれば問題ない思う。
で、上画の実測値100mmが10mmになるよう、センタースタンドの足をぶった切ろう!
極端に言えば、ギリギリでも接地しなければ良いのだし、また、普段使いでも高く上げることは簡単だ。スタンドの足の下に板でも挟めばOKだけど、下げるには地面を掘らなくてはならない^^;

ここからはちょっと余談
実測のリアタイヤ浮き100mmに対して、フロントタイヤ接地点からの距離は900mm(ほぼメーカー諸元の「軸距」)だ。
だけどこれって、どの位の傾きなの?えー、100割る900だから=0.111・・・パーセントで言えば、約11%になるかな。

以下Wikiから

「普通道路の縦断勾配が5%(100mの水平移動に対して5mの高さを昇る勾配)を超える車道、または設計速度が時速100km/hを超える高速道路(またはそれに準じた道路)の縦断勾配が3%を超える車道については、必要に応じ登坂車線を設けることとする」
***

うーん、分かり易い・・・かな・・・
要するに普通道路にある、登坂車線より倍以上きつい勾配?結構すごいな。だけど道路関係って何故"%”表示なの、理屈で言われれば「う、うん」だけど・・・
直感でいまだ馴染まないな~誰もが小学生の頃、「でっかい三角定規と分度器」で慣れ育ったはずだ、"度"でやってよ!今回だって言い方変えれば6.34度・・・別に分かり易くならないね。
30度とか45度と違って^^;

閑話休題(言ってみたかっただけ)[パンチ]

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いきなり新品をぶった切った。ある意味気持ち良いな。
高速カッターを使えばすぐだけど、一応失敗したくないから計算はした。100mmの間隔を10mmにするには、90mm縮めれば良い。ただ実際詰めるのはスタンドの足だから、接地点からそこまでの実測値550mmが、ここで初めて効いてくる。やり方は色々だけど。
あとはW3で使った余りの鉄板と、切り取った足掛丸棒を適当な長さにし溶接した。

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エンジンとは4本のボルトで接合するから、ノーマル同様のしっかり感がある。特に問題なかったし(ベースプレートの雑感はこんなモン)、サイドスタンドもノーマルに交換で長さピッタリだ。
付属のストッパーゴムは厚みが合わず低くなり過ぎたが、適当な手持ちを付けたらほぼな満足できる配置にできた。
ちょっと分かり辛いが、フットゴムを取り付けるコの字型金具も30mm程内側に移動したし、グラインダーによる細部の摺合せも行った。まあ中華製なんだから、大雑把な作りも大目に見れるし、実用上ほぼ問題なしだ。何よりこんな値段で買えてしまうのだから、文句の言いようなんか無いよね。

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地面からの離れも大体予定通りの指1本程度だ。ノーマルのサイドスタンドに付いている「仕舞い忘れ時の自動格納装置」・・・ただのゴム板だが、これも本体を再塗装後にまた付けておいた。しかしこう言った小物が付くと、何だか違和感なくこれがノーマルスタイルと思えてしまう。今回関係だけ新しくってやや浮いているが、これでメンテが気軽に出来るようになったのだから、他も綺麗にしてあげよう。
そうそう、軽い車体は良いなと改めて思った。リアキャリア部を親指でちょっと押してやれば、簡単にフロントが浮くんだな。センタースタンドがバランスの良い位置に有るから、とも言えるけど。

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こうやってスクッと佇む姿は、やっぱりバイクらしい。
排気量がどうであれ、それぞれに持ち味があり、所有欲が尽きる事は無い。

釣竿と一緒で、興味のない人からすれば、何をまた同じような物を・・・
そんな時は「ハイ、おっしゃる通り」、下手な言い訳は傷口を広げるだけだ。
他にもっと良い返答があるのだろうけど、未だに見つからない。


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モンキー [モンキー(Z50J)]

これ、ウチのバイクの中では一番若い。
若い・・・って・・・

(えー、ここは色々制限が有るので、別の場所に元画像を保存しておいた)

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生まれは1988年だから中年と言うには早すぎるが、1973年生まれの中堅W3に比べれば、まだ若手と言っても語弊は無いだろう。←人間に例えないで!

1999年(昭和だ平成だ西暦だで頭の中グチャグチャ)、その頃は渓流でのFFに夢中。デリカに楽々積めて山に持って行ける、獣道をも厭わないバイクを探していた。
ちょうど始まったばかりのYahoo!オークションで、たまたま隣市から出品されていたコイツに出会った。その当時でも10年過ぎた車体なのに、何と走行300kのピカピカ箱入り娘だったが、「エンジンかかりません」物件。当時、今から思うに信じられないくらい競合もなく、ワケありも手伝い・・・ここだけの話、現在相場の〇分の一で落札した。
ハイエースに積んで持って帰ったが、簡単にエンジンがかかるようになった。箱入りは良いんだけど、「タンクの中のガソリンを、全部フロートチャンバーで気化させたらこうなりました」、の見本だったな。
車体番号Z50J-162○○○○、ここで確認したが記憶は合っていたようだ。

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このタイヤ大丈夫?なほど、前後とも古くて悲惨な井上タイヤだ。しかし、我ながら信じられないと言うか、ウソみたいと言うか、まだ全然普通に使えるのだ。恐ろしい・・・
外見はこんなに酷いし昔のIRCのロゴが涙モンだけど、想像を超えた綺麗な内部には驚く。だけどこの{028}って製造年月と思って良いのかな、だとしたら1988年の2週目ってことだろうな、それしか無いし。
まだ5部山ほど残っているし、何より私に課せられたのは耐久テストである。さすがにチューブは2度耐えきなくなったようだが、このMADE IN JAPANも誇らしげなタイヤと頑張ってみよう。

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これ実距離だ。
だから手間と言っても、オイル・バッテリー・チューブ・電球等の、ささやかな消耗品交換くらい。メンテだってチェーンやブレーキの、簡単な注油や調整だけだ。あとは・・・割れちゃったバックミラーをダイソーのチャリ用^^; に換えたのと、乗り心地に耐えられなくなり社外品ショックにしたくらいかな。
はっきり言って何もしていないに等しいバイクだ。
たまにメインの山奥釣行まで連れて行っても、近所の空き地で小さい頃の子供を乗せて遊んでみたりしても、兎に角文句を一切言わず、「ちょっと出前に行ってくる」みたいなノリ、何時でも何処でも普通なのだ。
これって良く考えれば、とんでもなく凄い事。保管だって軒下にカバーをかけて置くだけだもん。
たまーに秩父まで、往復200k程度のミニツーリングに行くけれど、刈場坂峠だって顔振峠だって普通に登る。普通に吹け上がり、いまだ普通にスピードメーターを振り切る。
それでいて普通に60km/l走る。やっぱり凄いヤツだ。
逆にこんなヤツだから、ずーっと所有していたのだと思う。
今のホンダが有るのは、間違いなくこのOHCエンジンのお蔭だ。半世紀前、原付と言えばごく当たり前であった2ストではなく、4スト、それもOHCを積んだ。名車スーパーカブには勿論、今や超貴重なZ50Mにも採用されたが、「そこまでやるの?そんなちっちゃなのを複雑にしても、どうせすぐ壊れるよ」が大半の意見だった。
所がどうだろう、今や横型エンジンのワールドスタンダードである。
2輪のCB750、4輪のCVCCシビック、これらもホンダを世界的企業にしたのは間違いない。だけど地味で目立たないこの小さなエンジンが、本当の意味でホンダの立役者だと思う。

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こんなコーションシールが堂々と貼ってあるが、今のにも有るのかな~
何が助かるかって言うと、このドレンコックだ。暫く使わないだろう時は、チャンバー内のガソリンを手軽に排出できる。これ、ガソリンエンジン・特にキャブレターには、必須アイテムにして欲しいくらいだね。
放置バイクが不動の最大原因は、ガソリンの"腐り"である。逆に言えばガソリンさえちゃんと抜いておけば、全天候を走れるよう造られたバイクは、そうやたら動かなくなったりはしない。
あっ、ずーっと雨ざらしはダメよ。

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バッテリーは700円のこれが最適だと思う。セルは勿論無いし、これと言って電流を大量消費する電装も無いモンキーにはね。何より安いし気を使わなくって良い。何時換えたんだっけ、を忘れるほど長持ちするよ。当たり外れも有るだろうけど。

JAPANが誇らしげなウインカーレンズを眺めていた時、これではいけないと思ってしまった。
古いバイクを再メッキや再塗装等でピカピカにするのは、それ相当の手間やコストもかかるが、現代のテクニックを用いれば不可能なんて無いのでは、と思える。
しかし"ヤレ"だけはどうしても再現できない。出来るだけそれっぽくに近づけてみても、歴史によって醸し出される風合いだけは無理だ。
自分がW3に求めるのもそれで、年式の割に綺麗は保ちたいが、新車みたい!は方向が違う。しかし如何せん化石?のようなバイクだから、メカ的には本当に手間がかかる。

所がこのモンキー、不満らしい不満を訴えた事が無い。だから、ついほったらかしがちになっていた。
放置と保管は違うぞ!そう言っているよう聞こえた。

寒空の下久しぶりに引っ張り出したコイツ、地味だけど実は大したヤツなのか。
何時でも元気が取り柄、健気なバイクとも言える。


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