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ジワジワと楽しい [CB250RSZ(MC02)]

さあ、これで完全にバラバラ、レストアの開始だ。

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どれから手を付けようかな、まずはフレームだよね。

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と、ここで、まだヘルメットホルダーが残っているのに気が付いた。
このヘルメットホルダーはホンダの色々な車種で使われているけれど、こんな良く分からない取付ボルトは初めて見た。
ただのっぺりとしているから、どうやって回すのかしばらく悩む。
うーーーん・・・

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パーツリストでは7.ヘルメットホルダーセッティングボルトなのだが、それ以上の情報は得られない。
絵を凝視してもやっぱり頭は平らみたいだし。
ヘルメットホルダーを付けたまま、洗ったり塗装したりは避けたいのだけど。

そうなると最後は力技だ。
バイスプライヤーで思いっきりクランプして回したら、あらま、結構呆気なく回ったのだ。
ピンボタントルクスボルトとかがまだ登場していない、昔の盗難防止ボルトなんだね。

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何も気にするところが無くなったフレームを、マジックリンやモノタロウのパーツクリーナーを使いひたすら洗うのだ。

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複雑な形状のフレームは完全に乾くまで放置しておいて、次は何に取り掛かろうかパーツを眺めまわす。
どれにしような、地味に楽しい選択の時間なのだ。

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目に留まったのがステップで、片側だけ御覧の様に真っすぐにならない。
この可倒式のステップはゴムの反力で姿勢を保持するのだが、メインからタンデムまでこの時代のバイクには広く使われた方式だ。

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更に分解するとやはりゴムの自由長が、片方だけフリーにしても伸び切らず短い。
5mm程ヘタっているみたいだ。
どうやって対処しようかな、とりあえず熱湯でグツグツ煮てみた。

暫く煮てみたら2mm位戻ったが・・・これは宿題にしておこう、膨潤って荒業も有るけれど。

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次はスイングアーム。
4.リアフォークブッシュは樹脂製だった。
高分子プラスチックとかが使われ出した時代だが、これより古いバイクだと金属ブッシュになる。
金属にグリスの保持溝とかを入れて。

7.フォークカラーは金属だけど、まだシールに信頼性が今一つだったから、懐かしい20.グリスニップルが付いているのだ。
いやーイイね、グリスニップルは大好きだよ。
グリスガンで古いグリスをニューっと押し出している時なんか、いかにもメンテナンスしている気分に浸れて。

パーツリストの下に 1981.01.20 を発見、正に40年前なのだ。

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ところがまたまた嬉しい手直し箇所が有った、グリスニップルが片方だけ根元から折れていて。
折れた残骸が入ったままの状態を撮り忘れたが、作業としてはまずエキストラクターで回してみる。
しかし固着している残骸を広げる様にエキストラクターが食いむから、更に回らなくなる悪循環に陥るのだね。

生きている反対側のネジを確かめたらM6のストレート、なので最終的には残骸をΦ5mmのドリルで揉んでやり、M6のタップで全てを綺麗に取り払った。
ね、グリスニップルのネジがキラキラ光っているでしょ^^
無事にグリスニップルのメスネジが復活した!

このCB250RSZはあちこちで新旧の過渡期を思わせ、逆に新鮮な懐かしさが嬉しくなってくる。
まだまだレストアは始まったばかりだけど、やっぱりこんな作業は楽しいのだ。

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