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タイムカプセル [CB250RSZ(MC02)]

何気にオークションを眺めている時、たまたま程度の良いバイクが売り切りだと危険だ。

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バイクとの出会いって面白い。
欲しい欲しいと探していても、なかなか自分のラインと合わなく、何時しか所有欲が失せてくる。
今回は250ccのマルチを長い事探していたのだけど、どうもしっくりとする出品に出会えない。
そんな時、1000円スタート売り切りだったのがコイツだ。

CB250RSZは初めて新車で買ったバイクで、北海道を一か月走り回ったのだが、もう燃費が無茶苦茶良かった。特に省エネを意識しなくても、滅多に40km/lを割らなかったなぁ
地元でもソロで同好会でと走り回ったが、とにかく峠が楽しいバイクで、下りではナナハンも追い回せたっけ。

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そんな懐古をしつつ経緯を眺めていたが、えっ、そんな程度なの、じゃあ・・・ポチ。
ハハハ^^;何時もの祝福『おめでとうございます!! あなたが落札しました』なのだ。
そして考えるのは言い訳なんだけど、「これ、車検が無いんだよ!」   かな

一応エンジンは掛るしこんな感じの車体だから、自走もできなくは無さそうだけど、じっくりと仕上げてから乗りたい。なので何時ものサンバー君に出動願った。
早速着地させて各部を点検して行こう。

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よくぞここまでのコンディションを保ってくれたね、オーバーかも知れないがタイムカプセルから出てきた様だ。
ただ、そうは言っても40年前のバイクだ、オークションサイトの小さな画像では分かり難かったけど。

唯一の改造かと思われるのが、キジマのオイルクーラーだ。

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フロントフォークのインナーチューブに多少の点錆びは有るけれど、肝心の摺動部は大丈夫の様だ。

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ここは一応鍵付きだけど、本当に小物入れだったなー

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フェンダーだけはそれほど日焼けしていないのに、惜しい!
位置的にブレーキフルードを、大量に垂らして気が付かなかったのかも。

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タンクも所々に細かな塗装の痛みや凹みが有るけれど、これは転倒してフォークがめり込んだのかも。
フレームやフォークの修復は綺麗にしている様だ。

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シートの張替えなんか何時でもどうぞ、だ。

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前のオーナーは、管理がしっかりした業者オークションから買ったので、まず間違いなく実走行だと主張していたが、どうかな。

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ディスクローターを見る限り、ほぼそうかも知れない。

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スプロケットからもね。

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これ位のオイル漏れ・・・滲みかな、は、全然OKだ。
ただエキゾーストのスタッドボルトが大変な事になっている。

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この頃のホンダはアルミの鋳造技術を誇る様に、シリンダーヘッドとそのカバーの間にガスケットは使っていない。液状ガスケットだけでシールさせている。それも全く分からない程度に。
改めて、40年前のバイクだよ。

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もうアルミにクリア仕上げは、古くなるとまずこうなるね。
クリアを剥離してから、じっくりと研磨しようかな。

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CB250RSはオフ車であるXL250のエンジンを、ロードスポーツ向けにブラッシュアップして専用フレームに載せた、『ヒラリ俊足 モダンシングル』がウリのバイクだ。
更に各部を見直してセルを付けたのが、末尾にZを配したCB250RSZ。
更に更に、何たら記念でRまで書き足した、CB250RSZ-Rに自分はまんまとやられてしまった。
それが1981年の事、あーもうズイブン月日は過ぎ・・・なんて感傷はすぐに忘れ、早くもどこまでバラそうかと考えるのである。

まず、お約束のパーツリストを入手して調べまくるが、やっぱり殆どが廃盤なんだよね。
うーんと思いながら、またオクを彷徨っていたら、ガスケットセットが有るじゃないか!

決まった、もうとことんまでやる。

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