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雑音だらけの集合管 [CBR1000F(SC21)]

4気筒エンジンには集合管のエキゾーストノートが好きだ。けど、、、
最初からついていたのはLASERのフルエキゾースト、コイツがとっても五月蠅いのだ。
心地よい排気音とは程遠いし、何より排気漏れの雑音が一か所二か所では無い。

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バイクはエンジンや駆動系のメカノイズと、排気音のハーモニーも重要だと思う。
オランダのLASERは欧州のスタンダードらしいけど、どうも好きになれない音質だし、前述の問題も有るし、まず純正の状態に戻してみよう。
幸い、程良くヤフオクで純正が入手出来た。

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純正の左側サイレンサー入路は駆動チェーンを避けるためも有り、臓器を連想させる何とも言えない形状だ。
丸から押しつぶしたように平ぺったくなり、グニャっとのたうち回ってサイレンサーへ。
システムとしては4→2→1→2なのだが、見た目は排気抵抗を無視した様な取り回し・・・
まあ、トーシローの何だかんだより、天下のホンダがやってる事だからね。

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一応、バンドやボルト類一式も付属していたが、錆だらけなのでタップやダイスでネジ部を更っておいた。
しかし接合部は、かなり強引に外されたみたいだな。お花の様に変形しているじゃないか。
これが後でチョッとした苦労になるのだ。

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このフルエキゾーストは継だらけなので、簡単に分解で来たのだが改めて不自然だな。
普通は集合する度に径が太くなっていくのだが、コイツは4→2→1と終始Φ45mmのままなのだ。

排気系は容量・容積を稼いでいった方が、一般的に太く低く自分好みの音になるんだよね。
欧州スタンダード様に、トーシローがウンチク垂れるのは畏れ多いけど。

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スリップオンの多用でフルエキを構成するのは良いけれど、半数ほどの箇所で排気漏れしていたらシャレにならない。
もちろん新品時はこの有様では無かっただろうが、それにしても耐久性が無さ過ぎるのではないだろうか。
幾ら好きな集合管でも、あちこち漏れて雑音だらけは興ざめでしかない。
コイツを復活させる際には、スリップオン部は溶接してやろうと思っている。
それとサイレンサーは明らかに容量不足だから、まず再使用は無い、ベンリーに付けてやろうかな。

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CBRのEXスタッドボルトも、ねじ部をダイスで錆取りしておこう。
だけどここ、M7x1.0なんてボルトを使っている。
M7なんて横型エンジンのシリンダースタッド以来だ。

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CB1000SFと同じ、、、と言うか元になったエンジンだけど、フルカバー内に有るとこうなるのね。
アルミが錆錆!
付けた純正エキパイもそれなりだけど、とりあえずちゃんと付いて、普通に排気音してくれるのを確認したいのだ。

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案の定、サイレンサーとの開花した接合部には困った。バンドのボルトがどうしても届かない。
分解する時は、たぶんタガネでも強引に突っ込んだのだろうね。
強引には強引に、シャコ万で締めあげてやったぞー!
って、ただでさえ熱中症危険注意報が出る暑ーい真昼間に、汗かかせるなよな・・・

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色々と有ったけれど、兎に角無事に付いたのだ。
早速エンジン始動、やっぱりノーマルは落ち着くな。
しかしこの時代のバイクはかなり元気な排気音で、現行機種に比べてスリムなツインサイレンサーから、大型らしい野太い重低音を吐き出している。

こうして見るとツインマフラーも似合うじゃないか。
音、漏れてないし(笑)

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