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たった10mm [CBR1000F(SC21)]

自分はセンタースタンド派だ。
サイドスタンドしか無ければ仕方がないけれど、センターを備えていれば出先以外は直立させる。

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社外マフラーの為に外されていたバンディットでは、ストッパーを工夫してセンターを復活させた。
サイドしかないモンキーの場合は、DAX用を流用してセンターを付けた。

なのでセンターが有るCBRを自宅に置く時は、汗をかいてでも当然直立させるのだ。
そう、ライトウェイトの自分は不利だけど、多少無理してでも・・・
しかしコイツは本当に上がり難い、車重250kgのせいも有るがリアが浮き過ぎだから。

実測してみると地面から45mm、今までのバイクは大体2~30mmだった。

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メンテナンススタンドでバイクを立ててみるが、リアタイヤの浮き具合が良い感じでも、センタースタンドはまだ深く入り込んでいない。これはきついよね。
長すぎるセンタースタンドは、ぶった切り確定だ。

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まずはスプリングを外したいので、一番伸びた状態で1円玉を隙間に刺す。
すると強力なスプリングも簡単に外せる。

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単体のセンタースタンドって軽いよね。あの重量級をよく支えられるもんだ。

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初期状態の全長を測っておこう、270mm。
現在のリアタイヤと接地面の45mmを、25mm程度にしたいからマイナス20mmが目標だ。
なので中心に位置するセンタースタンドは、半分のマイナス10mmカットで良い感じになると思う。

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方針が決まったらカット!もう後には戻れない。

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10mm短くしたら溶接で繋ぐのだけど、補強と位置決めの為に中芯を挿入しよう。
センタースタンドを測ると外Φ25.4mm・内21.5mmのいわゆるインチパイプだ。
それで何かないかなと探せば、15A,1/2Bのガス管を発見した。
コイツは外径Φ21.7mmだから、ちょっと削ってやればピッタリだ。

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きつめにした中芯を刺せば簡単に形が出来る。全長も予定通り260mmだ。

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後は捻じれや並行度を矯正するため、車体に仮組してから半自動で仮付け。

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位置決めが済んだら面倒だけど一旦外し、手棒溶接である程度強めな仮付けを増やす。

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本付け前に再確認、実際にセンタースタンドで車体を直立させてみる。
おおっ!とっても良い感じだぞ~

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もう大丈夫、最後にバリっと溶接だ。

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塗装を終え完成させると辺りは夕暮れ、もう早くも晩秋を漂わせる。
フラッシュを作動させ最終確認すれば、地面とのクリアランスは27mmになっていた。
そう、予定通りほぼマイナス20mmなのだ。

たった10mm短くしただけ、だけどその効果は侮れない。
気合が必要だった車体上げ作業が、かなり和らいだのだから。

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