Fオイルシール交換 [CBR1000F(SC21)]
古いバイクのお約束、フロントフォークシールの劣化によるオイル漏れ。
程度によって滲みとかの表現も有るけれど、これは間違いなく「漏れ」、しかもけっこう放置されていた。
漏れたオイルがここまで垂れて滲んでいるが、こんなのは別に驚く程ではない。
以前、完全にブレーキがフォークオイル漬けで、ヌタヌタドロドロの悲惨なのを経験しているから。
この状態で、フォークのトップキャップを緩めておくのを忘れずに。
フォークの進行方向面は、飛び石等で表面が荒れるね。この際何とかしておこう。
剥がれかけたSHOWAのステッカーといい、33年の歳月を感じさせる。
漏れの激しかった右側は、ダストシールを外すとこの有様だ。
浸水の影響で、オイルシールの芯金がぐちゃぐちゃに錆びている。外すのが大変そう。
腐ったフォークオイル特有の悪臭を漂わせ、半量ほどの真っ黒なのが出てきた。
エンジンオイルなんかは、いくら古くてもこんな匂いは放たないけど、フォークのそれは何故これほどキツイ悪臭なのかな。
とりあえず右のフォーク全バラ。
しかし酷い状態だ。よくここまで使っていたなぁ・・・
それに対して左側は見違えるほど、シールの上側スプリングバンドは飛び出ているけど。
そして左のフォークも全バラ。
こちら側はアンチダイブ機構が組まれているけど、分解して眺めれば結構単純なギミックなんだね。
それをサポートするためか、左側のフォークピストンリングはダブルになっている。
パーツクリーナーを左右で2本づつ、都合4本使って念入りに綺麗にしたら組み立てだ。
私は何時もこんな組み方。
インナーチューブの下のブッシングを外して、下からオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシングの順にあらかじめ入れておく。
何時もはアウターの内部に収まっている部分だから、シールを傷つける個所は無く、無理なくスムーズに装着できる。シリコンスプレーをサッと吹いておけば十分。
よく見かける、インナーチューブ上方に点錆びが有ったとしても関係なしだ。
ラップを被せたり、ビニールテープで養生したり、面倒な思いをしてでも、何故上から入れようとする例がのが多いのだろう。
ちなみに純正のオイルシールには、この様な「注意書き」が同封されていた。
普通にプロ向けの部品だと思うけど、このシールの組み込みは間違えやすいのだろうね。
通常のスプリングガーターが1本タイプだと、それを内圧(ボトムケース)側に組むけど、上下にガーターが有るこのタイプだと親切に色分けして、更にメーカー刻印側まで指定してくれている。
それではインナーチューブをアウターケースに刺し込もう。
ロワーフォークボルトを締めたら、まだ収まっていないオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシング一式を、足場単管でコンコンと押し入れるのだ。
全く無理も力業も必要なく収まるので、後は上からスナップリングをセットし、最後はこれも上からダストシールを嵌め込む。完成だ。
Fill the fork with ATF. フォークは自動変速機油で満たせ。by SHOP MANUAL
安心と信頼のメイドインジャパン、アイシン精機株式会社のAFW+ を使おう。
えーっと、サンバー君のあまりだけど。
フォークオイル?そんな気の利いたモン、この時代には無い。
サスペンションとしての機能が戻ったら、油分を徹底的に洗い流して塗装の準備だ。
あー、もう少し下地を整えておけば良かったかな~
何だかんだと手間がかかる割に、見た目はサッパリしただけなのだけど。
そうだよね、ただ普通に戻っただけだから。
だけどバランスが崩れたのは確かで、他のヤレ具合が目立ってくる。
そうすると次はあれで、その次はこれで・・・なかなか終わらないのが常。
だいたい新入りは数ヵ月で本デビューだから、コイツもまだしばらくかかりそうだ。
寒くなる前には仕上げたいな~
程度によって滲みとかの表現も有るけれど、これは間違いなく「漏れ」、しかもけっこう放置されていた。
漏れたオイルがここまで垂れて滲んでいるが、こんなのは別に驚く程ではない。
以前、完全にブレーキがフォークオイル漬けで、ヌタヌタドロドロの悲惨なのを経験しているから。
この状態で、フォークのトップキャップを緩めておくのを忘れずに。
フォークの進行方向面は、飛び石等で表面が荒れるね。この際何とかしておこう。
剥がれかけたSHOWAのステッカーといい、33年の歳月を感じさせる。
漏れの激しかった右側は、ダストシールを外すとこの有様だ。
浸水の影響で、オイルシールの芯金がぐちゃぐちゃに錆びている。外すのが大変そう。
腐ったフォークオイル特有の悪臭を漂わせ、半量ほどの真っ黒なのが出てきた。
エンジンオイルなんかは、いくら古くてもこんな匂いは放たないけど、フォークのそれは何故これほどキツイ悪臭なのかな。
とりあえず右のフォーク全バラ。
しかし酷い状態だ。よくここまで使っていたなぁ・・・
それに対して左側は見違えるほど、シールの上側スプリングバンドは飛び出ているけど。
そして左のフォークも全バラ。
こちら側はアンチダイブ機構が組まれているけど、分解して眺めれば結構単純なギミックなんだね。
それをサポートするためか、左側のフォークピストンリングはダブルになっている。
パーツクリーナーを左右で2本づつ、都合4本使って念入りに綺麗にしたら組み立てだ。
私は何時もこんな組み方。
インナーチューブの下のブッシングを外して、下からオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシングの順にあらかじめ入れておく。
何時もはアウターの内部に収まっている部分だから、シールを傷つける個所は無く、無理なくスムーズに装着できる。シリコンスプレーをサッと吹いておけば十分。
よく見かける、インナーチューブ上方に点錆びが有ったとしても関係なしだ。
ラップを被せたり、ビニールテープで養生したり、面倒な思いをしてでも、何故上から入れようとする例がのが多いのだろう。
ちなみに純正のオイルシールには、この様な「注意書き」が同封されていた。
普通にプロ向けの部品だと思うけど、このシールの組み込みは間違えやすいのだろうね。
通常のスプリングガーターが1本タイプだと、それを内圧(ボトムケース)側に組むけど、上下にガーターが有るこのタイプだと親切に色分けして、更にメーカー刻印側まで指定してくれている。
それではインナーチューブをアウターケースに刺し込もう。
ロワーフォークボルトを締めたら、まだ収まっていないオイルシール・バックアップリング・スライダーブッシング一式を、足場単管でコンコンと押し入れるのだ。
全く無理も力業も必要なく収まるので、後は上からスナップリングをセットし、最後はこれも上からダストシールを嵌め込む。完成だ。
Fill the fork with ATF. フォークは自動変速機油で満たせ。by SHOP MANUAL
安心と信頼のメイドインジャパン、アイシン精機株式会社のAFW+ を使おう。
えーっと、サンバー君のあまりだけど。
フォークオイル?そんな気の利いたモン、この時代には無い。
サスペンションとしての機能が戻ったら、油分を徹底的に洗い流して塗装の準備だ。
あー、もう少し下地を整えておけば良かったかな~
何だかんだと手間がかかる割に、見た目はサッパリしただけなのだけど。
そうだよね、ただ普通に戻っただけだから。
だけどバランスが崩れたのは確かで、他のヤレ具合が目立ってくる。
そうすると次はあれで、その次はこれで・・・なかなか終わらないのが常。
だいたい新入りは数ヵ月で本デビューだから、コイツもまだしばらくかかりそうだ。
寒くなる前には仕上げたいな~